5月1日。
新型インフルエンザで大々ディレイのカナディアンエアーを横目に
19時30分の中国国際航空で上海へ。
定刻の21時50分上海着。
3時間チョイの短いフライトのせいもあってかひどい機内食だった。
空港では巨大な五星旗がお出迎え。
この時期中国もGW(←5・1節という)とは知らず飛行機だけおさえてしまい、
結果、どこの宿も満室という憂き目にあい、
後悔先に立たずの無宿状態に。
で今夜のベッドはここ!
そう、空港の植え込み。
多少背中が痛いがおやすみなさい。。。
5月2日4時起床でしばらくボンヤリ。
こんな早朝に客待ちのタクシーなどいるわけもなし、
交通機関は6時頃からのため、
出発フロアで出発客の降りたタクシーをつかまえ上海の南京東路へ。
我ながらなかなか賢い。
終始アクセルをまじでベタ踏み。
人生初の、死を覚悟する速度のタクシー。
1時間ほどで南京東路のユースホステル、「上海旅行者青年旅舎」へ到着。
日本人旅行者と1時間ほど雑談し、
7時半に英語のわかるフロントがきたので明日以降のベッドを確保。
人民広場まで歩き、
地下鉄で上海体育館へ。
で、上海体育館に隣接する上海旅遊中心で9時発の「西塘ツアー」へ申し込む。
西塘の全施設料金こみ往復で150元。
出発まで30分ありエアコン付きの観光バスへ乗り込むが、
東京駅のはとバスツアーのようで日本とまったく変わらないな。
西塘まで高速道路を西へひた走る。
自動車工場が沿線に点在し、
そのすべてが「トヨタっぽい」のや「BMWかな?」といった車種で終始苦笑。
11時西塘到着。
帰りのバスは16時発とのこと。
まずは宿探しだ。
この小さな水郷古鎮は「客桟」と呼ばれる小さな宿坊の宝庫。
町全体が宿坊といっても過言ではない程に客桟だらけ。
↑↑この写真の川の両側全部宿坊↓↓
当初100元で探したのだが、
GWの強気な価格設定と荷物の重さに負けて5件目の「望河客桟」に200元で宿泊。
高いことは否めないがなかなかに味のある宿で悪くない。
トイレが流れてお湯がでるだけで上々だ。
部屋に荷物を放り込み、
12時観光開始。
あ、有料施設(バスチケットに入場料コミ)は記載に値しないレベルで全省略。。。
ひたすらに食い歩く。
名物の干し青大豆の唐辛子炒めを食いーの(3元。散歩のお供に最適)
梅菜大肉麺を食いーの(8元。中華麺て汁に脂っけがなくまずい・・・)
かき氷を食いーの(5元。感動を覚えるほど絶品!)
名物の臭豆腐を食いーの(3元。動物園飼料の臭い!)
名物の龍井茶を飲みーの(10元。薄い緑茶。セルフで湯を足してエンドレスティータイム!)
名物の涼茶を飲みーの(1元。花だらけの薄~いメルヘン100%のお茶)
で、たまには町はずれでボンヤリする。
晩飯はザリガニ(バターと胡椒で超コッテリ!でも可食部が少ない...)
とても小さな街で半日もあれば十分見て回れる。
そして18時を過ぎ、
帰りのバスもとっくに出て手持無沙汰になったころ、
街は夕闇に包まれ、
日中とは違った表情を見せ始める。
この時間この場所にいる人は宿泊なんだろな。
水路を舟が行きかい、
水面をロウソクが流れる。
それぞれの場所から流れ始めたロウソクは、
時に交わり、交わっては離れる。
ユラユラとどこまでも流れるものもあれば、
突然トプンと沈むものもある。
ただ流れに翻弄される炎。
揺れる炎がそれぞれの人生のようだ。
などと思いながら緑雨ビールを飲んで寝る。
薄いっ!
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