僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

キャベツ畑(大船)

2024年08月10日 | いろいろいただく
夏だ!
休みだ!
毎日出かけよう!
ということでやってきました。
初下車となります藤沢本町。
東口から宿場町を目指して
ますは白旗神社。
鎌倉の白旗神社は頼朝を祀っているのに対し
こちらでは同じ源氏でも義経を祀る。
鎌倉幕府を開いた頼朝と
鎌倉を追われて岩手で討たれた弟義経。
近くの神社で祀る祭神としてはやや複雑なものを感じる。
いろいろと新しく見るべき遺構は乏しい。
早々に後にして
近くの義経首新井井戸へ。
奥州衣川館で斬首されたのち、
鎌倉の西の入り口
腰越で首実検され
討ち捨てられた首がここ藤沢で
打ちあがったとかあがらなかったとか。
いずれにせよ
その首を清めた井戸との伝承が残る。
いや、もう人んちの軒先じゃん・・・。
旧道の周囲にお寺が分布するほかに
遺構という遺構も残っていない東海道藤沢宿。
川崎宿にもあったけど
地元の利権がからんで税金の無駄遣いと怒られていそうな
藤沢市ふじさわ宿交流館。
エアコンが効いているいる他
特筆事項のない建物。
そして本日のメインイベント
国宝所蔵もあるという遊行寺へ。
山門をくぐり
つらつらと参道を緩やかに上る。
墓地へのおしゃれなゲートながら
アウシュビッツの「働けば自由になる」
を思い出してしまう。
まずはウキウキでお目当ての宝物館へ。
え・・・。
国宝の一遍上人絵巻は非公開・・・
だと・・・。
下調べをさぼったせいで肩透かしをくらい
とんでもなくガックシ。
その代わりと言っては何だが
歴史の教科書でもお馴染みの
後醍醐天皇御像は常設展示のため拝むことができた。
いろいろ新しいアトラクションが多く
こちらは踊念仏で有名な一遍上人。
こちらの遊行寺は一遍上人が開いた
時宗の総本山で
なお遊行寺の正式名称は
藤沢山無量光院清浄光寺で
一遍上人から数えて4代目の呑海上人が開いたもの。
寺の裏手には
神仏習合で
宇賀神社。
ざるに柄杓に手水と
分かりやすい銭洗いセット。
こちらは境内最深部の
歴代上人さま御廟。
箱根駅伝で有名な遊行寺坂を渡って
ひたすら東へ大船を目指す。
途中自販機を埋め尽くす
落書きに遭遇。
こちらはおおだこポリス。
4つの約束が売り文句らしい。
左がオレオレ詐欺防止の
絆大使振り込まセンジャー。
右が万引き防止の
絆大使トラセンジャー。
いずれも神奈川県の公式マスコット。
むちゃくちゃだな!神奈川県警。
あの坂を上れば海が見える。
じゃないけど
この坂を下り始めれば
藤沢市から大船市へ入る。
そして念願のキャベツ畑へ到着!
肉玉そばと瓶ビールを頂く。
初めての大船商店街。
予想外にといってはなんだが
ものすごく賑わっているだけでなく、
ついふらふらと暖簾をくぐりたくなる
良さげな店も多い。
誘惑断ち切って
キャペツの畑はゲートイン!
すれ違いも難しいほど狭いL字カウンターのみ。
年齢層の広い男女4人でまわす厨房。
磨かれた鏡面鉄板をみて当たりの店を確信。
猛暑に枯れた喉を潤す相棒は
おすすめのレモンサワーと悩みに悩んで
瓶ビールを選択。

芸術的な焼きごて捌きを肴に
ポカリスエットのように秒で飲み干し
オリンピックダイジェストを見ながら
20分ほどでスッと登場。

さっきまであんなに山盛りだった肉玉が
しんなり水分がとんでポケットにはいるかも
と思えるほどミニマムに。
甘辛ソースと辛子マヨネーズの二刀流で好敵に対峙する。

これはうまい!
肉はカリッカリに焼き上がり
生地はまるで天女の羽衣のように軽やか。

こんな店が商店街にあるなんて
大船っこはなんて幸せなんだ!

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