来週末、祖母の新盆をおこなうことになりました。とはいえ、親戚一同集まって墓参したり、食事会を開く程度なんですが。
また先日、義妹(弟のお嫁さん)の祖父が急になくなられたと聞き、結婚式でお会いしたときに顔をくしゃくしゃにして喜び、握手してきたことを思い出しました。
いきなり親族の不幸話からして申し訳ないですが、最近、不明高齢者(100歳以上)のニュースがとても多く、そのことがぼくにとってどうにも不思議でならないからです。
都内最高齢という男性が実は30年以上前に自室で即身仏になっていたとか、高齢の家族が数十年前に家を出ていったきり探さずに(?)ずっとそのままだったり。今まで調べてこなかった役所の怠慢もあるだろうけど、普通なら、家族の誰かが気にかけたり、心配したりするのは当然のような気がしていたのですが、個人がなにより尊重される今の時代、その考え方はもはや古いのでしょうか。
それぞれの家庭の事情で、あの家人と関わりたくないとか、逆にほっといて欲しいと思う方がいるのは分からなくもないです。ただし一部ニュースでも報じられている、年金の不正受給が目的であればこれはまた別問題でしょうけど。
家族や親戚と関わりを持ちたくないと思うひとは、きっと自分自身が一番嫌いな人間かもしれないと、思うのです。自分と同じ血を持つ人に嫌悪感を覚える人にとって、相手は自分自身を映す鏡のような存在に見え、それに耐えられないからだろうと思うのです。
かくいう自分も、昔(思春期の頃)はそう思ってましたが、それでも身内に何か起きれば、心配せずにはいられません。