Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日はこちらも制作を進めます

2013-05-14 22:23:59 | Maybach Zeppelin
今日も山陰は暑かったですね~!

もう完全に初夏の様な気がします、そう言えば沖縄は梅雨入りしたとか・・・そんなシーズンなんですね~ここらも後一ヶ月で梅雨入りくらいでしょうか・・・。

さてマイバッハは先日はインテリアを合わせていましたが、インテアを仮組していて気になったのはボディとシャーシの固定部分なのですこの固定はただ単に固定されれば良い訳じゃなくてボディとシャーシがきちんと平行になる様に確実に止められなければならないのですが後ろ側はこんな丸い棒状の部分にビス止めするものですから少し斜めになったり致しますシャーシとの当り面を広く取ってやれば確実に同じ角度で納める事が出来るはず・・・シャーシが当たる部分を1.0mmの真鍮板から作りましてボディの裏側にハンダ付けしておきました。


ボディの裏面に厚い真鍮板をハンダ付けすれば表面にも確実に影響が出て来ます、溶けて膨らみが出来てしまうのです。
影響の出た部分を削って・・・ついでにナンバープレートの部分も削っておきます。
ナンバープレートは実車画像によると厚みが見えませんから何かステッカーの様な物を貼って有る様なのです。
もしも日本の様な金属板の物なら後で金属板で作ります。


ご依頼者の方に教えて頂いた部分なのですが、ヘッドライトの後ろ側のケースの形状に種類が有りまして今回制作するシルバー/ブラックのツートンの物にはキットのタイプではないケースが使われている様ですのでこの部分を直します。

まずキットのボディのケースを削らなければなりませんがライトのセンター位置がわからなくなってしまいますのでセンターに穴を開けて貫通させておきます。

まあパテを盛って削っても良いかもしれませんけどやはり耐久性を考えると金属製の物を作った方がより良いと思うのですね。
外径が5.0mmの真鍮パイプを使ってケースを削っております。


削った真鍮パイプを丁度良い位置に固定しておいて貫通したライトのセンター穴を使って裏側からハンダ付けします。
この裏側からと言うのがポイントで表からハンダ付けをすれば削らなくてはいけないハンダが多くなりますし削る事でオリジナルの形状がわからなくなってしまいがちになりますね。
ですからなるべく削らなくても良い様に表にハンダが出ない様にしたいのです。


表から見て見るとこんな感じですね。

パイプにしたのは後で反射板をここに納めやすい様にと言う配慮ですね。

Ferrari 312T2 Niki Lauda 1977 制作開始致します

2013-05-14 20:51:49 | Ferrari312T2
本日は新しい作品を制作開始するにあたりまして新しいカテゴリーを追加しました。
古い(失礼!)F-1ファンの方ならNiki Lauda氏と言えばこの車を思い起こされる方も多いのではないでしょうか?今回は兵庫県のOさんのリクエストで制作を開始致します。
このリクエストもほぼ2年前の物ですのでこの度リクエストを確認させて頂きましたら続行と言う事でしたので早速始めましょう・・・ちなみにOさんはもう一つボシカのフェラーリ288GTOをフルディティールにと言うリクエストも頂いておりますが・・・まずはこの312T2からと言う事です・・・288GTOのフルディティールはやり方によっては今回のブルーバード程の仕事になってしまう事も有るかも・・・!?まあ予算も有る事ですからそこまでは希望されないでしょうけれど・・・先の楽しみですね(笑)

まずはお送り頂いたキットからご紹介ですが画像は先日と同じ物ですね。

フェラーリ312T2と言うと現在何とか入手出来るキットは2つ有りまして一つはこのタメオ製のWCTシリーズのNo.77の物とかなり前に発売されていたメイクアップのキットが有りました。今回Oさんが選ばれた物はタメオ製の物でした。このキットを1977年にNiki Lauda氏がワールドチャンピオンになった仕様を制作致します。
まずは部品のクリーニングです。
キットの部品には油分が付いておりましてこれがなかなか厄介なのです、しかも全く見えませんから洗っておくに越した事は有りません。
洗浄はレジンキット用の洗浄液を使います。私はいつもガイヤノーツのレジンウォッシュを使って浸け置き洗いですね。
クリープの瓶の底に入っているのがわかりますね。

洗浄しているうちにインストに軽く目を通しておきます。
フェラーリの312シリーズではインダクションボックスやブレーキの冷却ダクトが飴色の樹脂製になっています。実車では多分FRP製ではないかと思いますが・・・


キットではメタルになっています、FRPの質感は塗装では表現不可能なのでこの部分は透明レジンに置き換えて表現します。
昔はこの部分を透明レジンに置き換えた物も有りましたが今では入手が出来ないと思われますので自作します。


とか考えているうちに時間が経過して洗浄終了です。


目的の部品だけを取り出して複製の準備です。


プラ板に瞬間接着剤で接着します。


この後でまわりを厚紙で囲ってシリコンを流す準備をします。
まあこんな感じで制作の準備を始めました。