Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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やっと始まったフェーリ312T2!

2013-05-25 22:26:45 | Ferrari312T2
今日も暑かったですね。
山陰の最高気温は何度だったんだろう・・・。
とにかく暑かったです。

タメオのキットはこの年代のキットになるとインスト通りに組み立てるとそれなりの物になってしまう・・・自分らしさを考えれば前回ご紹介したタイヤや樹脂製のダクトやエアクリーナーをメタルから樹脂製に替えてやると随分良くなるはずなのです。
しかし仮組を進めないと完成は無い訳でして今日はとりあえずインスト通りに仮組を進めております。
まずはミッションの部分です。

次はブレーキディスクですが私はこの組み立てにハンダを使います。
理由は後で仮組を解く時にアセトンに浸けるのですが必要ない部分まで分解してしまうとまた組み立てが必要になったり致しますから・・・ハンダ付けをしたら必ず水洗いをしておきます、後でフラックスが残っていると錆が出て来ますからね~。

次はリューターに仮固定しておいてディスク面をペーパーで仕上げます。
きちんと留めなくてもこんな簡単な物でもきれいに仕上げる事が出来ますよ。

4枚とも仕上げました。
インストの順番はリアだけになっていますが私は同じ作業は一緒にして置いた方が楽なのでフロント側も作ってしまいます。

ミッションの両側に取付けられているブレーキキャリパーの放熱フィンまで別のエッチングパーツになっています、この辺りは一体にメタルでキャストしても良かった様な気がします。
妙に部品点数を多くしている様な気がしますが・・・(笑)

このミッションは横置きのミッションでしてミッション自体はかなり小さい印象ですね。
上側の画像では2分割された後ろ側だけですが下の画像は2分割されたミッションを合わせてもこれだけの大きさでしか有りません。

エッチングに依る表現で結構複雑な部品まで表現されています。
画像はダンパーのアッパーマウントの部品ですが厚めの洋白板をエッチングして曲げてハンダで留めた物なのですがこの表現はなかなか考えられないですね、今流行のヒロのキットならメタルのキャストで作るのでしょうね・・・。

制作中のキットはお客様に送って頂いた物なのですが、このキットのリアのアップライトはリアアームが接着される部分が溝になっているのですがゴム型が傷んでいるのか溝が無いんですね・・・それらしい模様は有るんですけどね・・・。
この部分は0.6mmの超硬ノミで彫っておきます、昔の柔らかいメタルなので彫るのはそう難しい事じゃないんです。

ミッション部分を全て組み立てるとこんな感じになります。
注意カ所はキャリパーのディスクの入る溝の部分をきれいに彫っておかないとここもゴム型が傷んでいるらしくディスクが入らないですよ。
幅、深さともに不足しています・・・彫っておかないとディスクのセンターがミッションのセンターとズレてしまいドライブシャフトを通す事が出来ません。

ダンパーをとり付けてみました、エッチング部品の中にゲージが有りますからそれに合わせてやれば寸法を合わせるのもそんなに難しくは無いです。

ミッションをざっと仮組したエンジンにとり付けてみました・・・なかなか格好良いですね。

カムカバーはエッチング製のを貼り付ける様になっていまして、カムカバーの冷却フィンも簡単に再現する事が出来ます。

エッチングのパーツの丸い穴はプラグの場所でしてここは実車では丸いプラグキャプが納まる様になっていますのでアルミの外径0.8mmのアルミパイプで再現しようと思っていますので穴をあけておきます。


今日は更新が大変遅くなってしまったですね、と言うのも夕方・・・と言うか、もう夜でしたが畑の野菜に潅水してやっていました。
最近雨が降らず畑もカラカラでして先日植えたレタスが可哀相なのでついつい水をやっていて帰りが遅くなってしまったのです。
遅く帰ると当然ながら全てのスケジュールがずれて来る訳です。

急な事ですが明日も11時半から親戚の法事でして10時半から3時頃までアトリエを留守にします。
ご来店の折はその時間を避けて頂ければ助かります。