Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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Ferrari F355 コクピットの塗装

2017-05-05 22:56:03 | Ferrari F355
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本日は次男のためにホンダライフのブレーキ修理をしました。
午後からはその車で運転の練習です・・・私は助手席に運転は次男です、運転免許を取ってからもう数年も経過しますが今まで全く運転したことがなく先日クラッチのついた軽トラックを敷地内で運転させて見ましたが、とてもクラッチ操作ができませんでした(笑)
完全に忘れちゃったんですね・・・。
本日のライフはATなのでクラッチ操作は不要なのでこれならということで・・・
本日半日でずいぶん上手になりましたよ、さすがに若いですね。
忘れるのも早いけど思い出すのも早いですね〜(笑)

さて間の時間で作ったのがOMでなくFerrariF355です
OMは5月の新しい洋書が出るらしいのでそれを待って進めるためにお客様からご要望をいただきましたのでここで少し小休止します。
OMが少し間止まってもやらなければならない仕事は山ほどありましてブガッティは6台もありますし、プラモデルベースの1/12のカワサキゼファー750を地元の女性のご依頼で作る予定もあります。
またゴールデンアローもありますし同じご依頼者の方のためにレコードカーの完成品を3台塗り直しもありますし・・・
その他にも1/18Ferrari308GTBや250LMなどなど・・・
ため息が出そうです・・・・。
5年くらい注文がなくても仕事が終わらないかも・・・その他にも修理や塗り直しが有りますから・・・。


さて予定を並べていても終わりませんから少しづつでも進めて行かなければなりません
現在制作を進めているFerrariF355はお客様の車を再現するものですが
ホイールはアイディングのホイールを付けていますのでずっと前に原型を作ってもらっていたのでそれを複製いたします。
F355はフロントとリアで幅が違います
しかし原型は一つだけ・・・
ディスクの部分はレジンで複製してホイールのリムの部分を旋盤で挽いて作りましょう。
まずは複製を作るためにシリコン型の準備をします

シリコンを流しました。
もちろんこの後で真空注型装置を使って気泡を抜きます。
気温が高いからか硬化が少し早い様な気がします。

少し前に内装とか塗り直しが必要な部品の塗装を剥がしましたが、その部品にウレタンサフを塗ります。
この完成品のカラーの下にはサフが塗ってないので密着が弱いのです、後で問題が出ますと嫌なのでウレタンサフを塗っておきました。

コクピットフロアーはカーペットが敷いて有りますので少しグレーを混ぜたブラックで塗っています、毛羽が立っていますと少し白っぽく見えるのを表現しているのです。
エンジンルームの上側はもともとシルバーで塗って有りますからここをシルバーで塗るためにマスキングしています。

お客様の車にはナビゲーションが付けられているのですがアイドロンのミニカーにも何やらオーディオが付けられています・・・これらの部品はエッチングで表現されていますがこれ以上の付け足しはオーバースケールになりますので考えなければなりません。
お客様のナビを見ますと向かって左側に比較的大きな丸いつまみがついていますのでこれだけを追加して再現しておきましょう。

まだ接着はしておりませんのでエッチングパーツが若干左上がりになっていますがとりあえず丸い大きめのツマミを追加して見ましたがわかりますでしょうか?

フロアとエンジンフードの下側の塗装が完了しました。
シートやそれ以外の皮でできている部分はセミグロス仕上げにしてこのフロアーはつや消しのグレーっぽいブラックで塗っています

ダッシュボードの右上にはGPSのアンテナでしょうか?黒い四角なアンテナとそのコードが付いているのがガラス越しに見えますから作っておきました・・・というと簡単そうですがこの四角いアンテナですが0.6mm角の大きさで大変小さいものなのです。

先ほどのオーディオの右となりにも四角いアンテナが付いています・・・こちらはETCかな??
このアンテナも追加しておきました・・・見えますかね???

コクピット内のパーツも接着しておきます
フロアーとそれ以外の色が少し違うのがわかりますよね・・・細かな質感の違いですが一体に真っ黒にしてしまうよりも良いのではないかと思います。

シートも取り付けました
なぜシートをつけたのかと言いますとフロアマットの採寸をするためなんですね。
シートの位置でフロアマットの大きさが決まります、シートが無いとフロアーマットが決まらないのです。

フロアマットはあまりぴったりに作ってしまいますとフロアなのかマットなのかよくわからなくなってしまいますから角を丸めておきました。
本日は時間がなくて塗装まで行かなかったのです・・・もうちょっと時間が有ったらデカールのデータを作るか塗装をするかできたと思うんですよね・・・(笑)

本日の仕事はブレーキパッドの交換です

2017-05-05 21:32:16 | その他
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皆さんGWを如何お過ごしでしょうか?
私の所は・・・私は仕事と僅かな楽しみに追いまくられています(笑)
昨日はブログでも少し書きましたが旧車のミーティングに参加・・・
本日の仕事は
次男の車のバッテリー交換とブレーキの修理ですね。
バッテリーはGW前にネットで購入してあった物を交換しただけで所要時間・・・3分くらいでしょうか・・・(笑)
次にブレーキパッドの交換です
こちらは前回タイヤ屋さんにタイヤ交換をして頂いた時に指摘を頂いた物でブーレーキディスクにパッドが半分くらいしか当たっていないのです。
しかもブレーキディスクの内側しか当たっていないと言う・・・外周に近い部分ならブレーキの瞬間的な効きは出るはずなのですが中心に近い部分しか当たっていないという事はブレーキディスクの小さい物に交換したのと同じ位効かない訳です。

ブレーキディスクはこうなりますと一旦取り外してボーリング屋さんに研磨に出すのです。
つまり旋盤にかけて削ってもらう訳です。
しかしこれも限界がありまして削って綺麗にした時点で規定の厚み以下になりますともう使用不能なのです。
見た所結構傷が深い様なので今回は社外品に交換する事に致しました。

車をジャッキアップしてウマをかまして持ち上げます。
タイヤ/ホイールを取り外してブレーキキャリパーの取付けボルトを取り外します。
但しこの時にブレーキホースは外しません・・・外しますとエアがはいりますのでエア抜きが必要になるからです。
そしてブレーキディスクを外す為にはキャリパーを固定しているステーを取り外します。
ブレーキディスクを止めている2本の皿ビスを緩めればディスクは外れます・・・が大概この皿ビスが取れないのです。
普通ならショックドライバーを使って緩めます。
そして外したのが右側のブレーキディスクです。
内側しかパッドが当たっていないのがわかりますよね。
ちなみに左側は今回交換する新品です・・・

下の写真は裏側の様子です。
こちら側も1/3くらいしか当たっていないのがわかります。
この様になった原因ですが、いくつか考えられますが・・・
前回パッドを交換するタイミングが遅くてパッドが摩耗してしまって金属の部分がディスクの部分に当たってディスクを削ってしまったとかでしょうか・・・。
前のオーナーさんは自動車関係の方の娘さんだったはずなので気が付くのが遅かったのかもしれません。

新しいパッドを組み付けますが、組み付ける前にしておかなければならない事が有ります。
パッドの当り面を初期馴染みを良くする為に粗いペーパーで削っておきます。
昔だとパッドの上下の部分をグラインダーで斜めに削ったりしていましたが今は最初からその様な形状につくられていますので軽く磨く程度にしておきました。
そして取り外したパッドからパッドとキャリパーの間に入るシムを取り外してブレーキグリスを塗り直してからパッドに取り付けておきます。
もちろんパッドと取り付け用のステーの部分にはブレーキグリスを適量塗ってから取付けます。
この当りはどの車でも基本なので・・・

キャリパーのピストンを奥に引っ込めてからキャリパーを取付けましてホイールとタイヤを取付けて完了です。
ホイールの奥にピカピカのブレーキディスクが光りますね〜。


次はブレーキがきちんと利くのか試してみないといけないのですが・・・
最初のブレーキはブレーキキャリパーのピストンを奥に戻していますから効きが良く有りません。
何度かブレーキペダルを踏み直してやりますと効く様になります。
いきなり走行テストをしてはダメですよ。

この部分は整備士の免許がないと分解修理が出来ない部分なので一般の方は真似をしないで下さいね。