本日の山陰は曇り時々雨か雪の大変寒い天気でした。
今朝は出勤前に地元自治会の歳神神社の掃除で出掛けましたがミゾレが降って寒かったですね。
そして出勤してからも厨房のK子さんは本日から一足先に年末年始のお休みになりますので厨房係は私です(笑)
そして今年最後の営業は14時がラストオーダーで終了となりました。
今夜は家内の実家と合同の忘年会を行います。
明日は午前中に大掃除をして当店も今年の営業が終了となります。
そんな中でも仕事は仕事ですからね自分に厳しくゆきます、だから本日も制作続行でございます。
余談ですが明日も制作は続行して恐らく年始も続行かな・・・(笑)これが自営業の仕事という物です、お休みは有りません。
先日パテを盛ったフロントフェンダーの部品ですが・・・
なぜここにパテを盛っているのか・・・よくわからない方が多いかもしれませんね。
フェラーリのFフェンダーには盾型のエンブレムが付いていますよね、通常その部分はボディが凹めて有ってその部分に七宝焼きのエンブレムが収まっていると思っておられるんじゃないかと・・・
「それを加工する写真(動画?)も見た事が有るぞ!」と言われる方も有るかと・・・思い込みというのは実に怖い事でありまして、この盾のマークがフロントフェンダーに付いている場合全てがそうなっている物だと先入観で見てしまうのです。
今製作中のお客様の車ですが・・・エンブレムでは無くステッカーなんですね。
お客様が送って下さった写真を見ますと一切の凹みは無くステッカーが貼って有るだけなのでこの凹みを埋めてしまいました。
恐らくこの部分はドライカーボン製なので叩いて凹める事が出来なかったのではないかと思われます、BBRさん思い込みで凹みを作ってしまったのかな?(笑)
なので普通のボディ面にデカールでクリアーコートして再現しますので凹みを無くしました。
スジ彫りや入り角の部分の塗料がわずかに残っている部分ですがニードルで掘って剥がしたり、スジ彫りの部分をタガネで掘り直したりしておきました。
ボディを見直していましたらもう一つ加工しておかないといけない部分を発見しました。
デカールやボディ塗装を剥がしますとどうしても見落としをしてしまうリアのナンバープレートの部分ですね。
元々のミニカーでは海外用の横長のナンバープレートのモールドがボディに入れられていますので日本のナンバープレートを付ける場合は削っておかなければなりません普通ならエッチング板にデカールを貼った物が付けられている事が多いのですが部品点数や手間を惜しんだせいかボディ一体なんですね(笑)
リューターで削っておきましたやっぱりナカニシさんのリューターはこんな時に威力を発揮してくれますね。
高回転まで滑らかに回りますのでアルミダイキャストの切り子が刃物にまとわりつき難いですね。
しかも作業が早くて楽です!!リューターは良い物を買いましょう・・・(笑)僕は買っていませんが・・・そう言えばこれも今年良き出会いが有ったからですね
本当に感謝です。
リューターで研磨した後はペーパーで均します
これで海外用のナンバープレートの凸モールドは跡形も無くなってしまいました・・・。
次に気になったのは特徴的なリアのルーバーですね・・・
250GTOを彷彿させる!?と言ったら褒め過ぎかな(笑)
リアのホイールハウスの中の熱気を抜く為の物ですね・・・これはカーボンブレーキの冷却にもかかわってきますからね。
その角の部分が少しシャープじゃないのです・・・角が無いのでここはまずパテを盛りましょう、その為にはまずマスキングします。
パテが固まるまでにペーパーを剥がしまして・・・硬化後に研磨します。
角がスッキリすれば良いですね。
内側も削りたくなってしまいます(笑)
そして持ち手を付けて塗装の準備です
なるべく内側にもプライマーを塗っておきたいので持ち手の付け方は考えなければなりませんね〜。
リアのルーバーですが少々大げさになる位に角が立っていた方が良いですね、この後ボディカラーやクリアーでどうしても角が丸まってしまうんです。
出来るだけシャープになる様に心がけます
エポキシプライマーを塗り始めました
裏になる部分やドアの開口部など塗りが甘くなる部分を先に塗っておきましょう・・・
ここからは普通に外装になる部分を塗ってゆきます。
昨日塗った599GTOはまだ乾燥機の中に置いたままです。
今日は右側のF12を塗りました、2台並んで硬化を待ちましょう。
明日は何を作りましょう・・・そうそう今年中に新しいカテゴリーをもう一つ増やしますのでそれを何とか始めたいですね。