Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

兵庫県N様ご依頼分仕上げと広島県T様御依頼分修理開始です

2019-03-22 20:58:31 | その他
本日の山陰は寒いですよ
まあ昨日が異常だったですからね。
南風が強くて酷い荒れ方でした、昨日の最高気温は23度だったらしいです。
今日は風も無く穏やかなんですが・・・空は曇りです。
遠くの山は霞んでいます・・・どうやら中国からのPM2.5みたいですね〜。
遠くの山々が少し青っぽく見えます・・・こんな時は大体PM2.5ですね。
今日は大阪から次男が有給休暇を取って草取りの為に帰って来てくれました、Cafeの建物の周りを優先して草取りをお願い致しました。

私の方はと言いますと木製のベースとクリアーカバーだけのご注文を頂きました。
早速お送りしようかと準備をしておりましたが外箱に文字がない物がどうしても見つからず・・・
かなりの数を作った筈なのに・・・どこに行ってしまったんでしょう??
仕方が無いので文字入りの箱の上の文字がは入っている部分を剥ぎ取りまして貼り直しました。
ご自分が作られた作品を収められる物なので僕の名前がは入っている物ではお客様に対して失礼だろうと考えてやり替えておきました。
本来ならもう何個か作るのが本来なんですが・・・この箱を作ってくれた親戚の箱作の名人はもうこの世の方ではなくなっていらっしゃいますので頼めないのです。
前なら1個でも2個でも無理を聞いて頂いたんですけどね・・・


さてさて私は今日も本業を進めます
N様のミウラ修理完了ですね
ミウラはまだ比較的新しいせいかボディの収縮も少なくてウインドウ周りは何もカットしなくても元の部分に収まりました。
これでどこかをカットしないと付かない様な事では・・・大変難しい修理になりそうです。
ほっと胸を撫で下ろしました(笑)

続いて512BBiターボです
こちらも仮留めして有ったウインドウ関係のマスキングテープを外します。
ウインドウはきちんともとの位置に接着されましたね〜。
これなら当分の間楽しんで頂けるのではないかと思いますね。


つづいてディノ246GTです
ディノのフロントウインドウを外しましたらモールとアニメセル!?がバラバラになってしまいました。
接着がかなり弱っていたみたいでしてウインドウを全部一体で外そうかと思っていましたが・・・思惑通りに行かなかったです。
仕方が無いので詰め稲武分だけになったウインドウをほんの僅かにカットして先にボディに接着しておきました。
その後にモールの部分を掃除して古い接着剤を取り除いてから新しく接着剤を塗りましてモールを接着しました。

8割方接着剤が硬化しましたので今度は下側のモールを押さえているマスキングテープを剥がしましてね・・・
ワイパーを取付けておきました。
と言っても元の位置に接着しただけですから決して難しい物では有りません。

接着剤が硬化したのを確認してマスキングテープを剥がせば修理の完了ですね。
リアウインドウのモールもこんな感じでカットした場所も見えませんね。
まあ良く見れば見えるのですが・・・なるべく目立たない部分に・・・と言う事でこんな感じで修理を致しました。
少し小さいエッチングを作ればもっと完璧にはなりますが・・・またいつか収縮で外れてしまったりしますし部品を作る為の費用はかなりの物になってしまいますからね。

そしていつものお決まりのクリーニングです
透明なカバーでですがやっぱり結構汚れております。
折角修理に出したのですから綺麗にしておきましょう。

中のポリ袋も新しい物にしてお返し致します。
中に同封されているチラシや注意書きももちろんそのままに入れておきましょう。


次の患者さんは・・・
広島県のT様のご依頼品ですね
写真では大きさがわからないかもしれませんが1/18のフェラーリ275GTBですね
個人的には私この車が大好きなんですね〜
250GTOよりもこちらが良いと思っています。
もしも古いフェラーリの中で何か1台を買えるなら僕はこれを選びます。

メーカーはBBRでレジン製ですね。
どこに問題が有るのかと言いますとリアウインドウが浮いています。
この写真を良く見ればわかりますがガラスの部品自体も浮いていますしモールもまたガラスとは別に浮いている事がわかりますね。

もう一ヶ所は右のヘッドライトのリングが外れています
この部分はモールだけが外れている様でして透明なカバーは浮いてない感じですね。

まずリアウインドウから作業を始めましょう
外周の部分に付いている金属製のモールを外しました。
そうしましたらやっぱりガラスも僅かだけど浮いています・・・(下の写真はモールを既に取り外した後です)

外れた部分だけ接着する方法も有りますが・・・
ボディが収縮してその歪みがこの外れた部分に集中していますのでこのまま接着してもガラスが歪んだりします。
やっぱりセオリー通り一旦外します。

ウインドの接着面を掃除しました
四隅には点付けでしたが瞬間接着剤が使われていましたね〜
四隅が浮きやすいという事なんでしょうかね・・・??
2枚上の写真をご覧になるとわかりますが角の部分は接着剤が剥がれていないのです・・・その間のゴム系接着剤の部分は剥がれて浮いている感じですね・・・。

この275GTBですが実は新品の様で台座とカバーの間にもシール様の丸いテープが貼られたままになっています。
ボディは大変綺麗な状態なのでなるべく触らない様に修理をしています。
一度汚れてしまうと綺麗にするのはなかなか大変なんですよ(笑)

明日もこの続きを行ないます。