Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

クリアーを塗りました

2012-12-11 10:06:23 | Wolf-Ford WR5 1978
朝、目が覚めて布団の中から明るくなった障子越しに外の天気を想像してみることにしています。
本日は雨の音もしないし外が明るいから天気が良いのか??
そんな気がしていたのにしっかりと裏切られた(笑)
本日はみぞれが降っていまして屋根の上に少し雪が有ったから雨の音がしなかっただけとわかりました。
こうなると山陰独特の冬の気候はやる気をなくす気候ですね・・・。
生まれてからずっと(6年程はここに居なかったのですが・・・)この気候の中で住んでいるとこのけだるい感じが心地よくなって来るのです。
今朝はそんなことを考えながら布団から出ましたね・・・(笑)

さて仕事は仕事です。
某ショップからワンマンファクトリーさんの完成品の修理やら他の作品の修理依頼が来ているのでそちらも頑張らなくてはいけませんね。製作者が一生懸命に作っても時間の経過によって傷んで来るのは仕方ないことです、この世で永遠などと言うことは絶対に有りません少しずつ老いは始まっているのです作品も人間もね。
ですからいつかの時点で少し手入れをする必要が出て来ます、本来なら作られた方に直して頂くのが最良ですが手間やコストの面から無理な事もあります。
まだ作品は来ていないのですがもしも送られて来たら、大先輩の作品に手を入れるのははなはだ僭越では有りますがお許し頂く事に致しましょう。

さて本日の制作はいよいよWR-5のクリアー塗装です。
朝一番でシンナーでかなり薄めたラッカークリアーをパラッと塗っておきましたのでもう乾いています。
ウレタンクリアーを乗せたくない部分にはマスキングをしておきます。
1回目のウレタンクリアーはデカールの段差を消す事が目的なので少し厚く有りますからボディカウルの合とかにも影響が出て来ますのでマスキングテープでマスクしておきます。

一度に塗るとエッジの部分に溜まってしまいます、しかし濃い塗料をパラ吹きすると凸凹になり修正が大変ですね、その中間を目指しますがこれが結構難しい・・・。
少しずつ塗り初めて最後には艶が出る位塗るって言うのが良い様な気がしますが・・・。

フロントウイングも塗りました、ここは中央が下がっているのでウレタンクリアーが溜まりやすいのです硬いクリアーを研磨するのは難しいので特に注意が必要ですね。

ボディのウレタンクリアーが完了しましたのでコクピットのロールバーをデカールのゴールドに合わせて塗装しようかと思った時にピンホールの修正がまだしていない事に気が付きました。
ピンホールをパテで埋めておきます。

他にも雑多な細かな事をしておきます。
エンジンのカムカバーにはFordの文字が有りますがシルバーラインのキットではデカールになっていますのでウィリアムズのデカールを探しますがデカールがどっかに行ってしまいました・・・必ずどこかに有るはずなのですが・・・仕方が無いので今までに作った物で残っているデカールを集めておいた物の中からロータス49Bのデカールを流用する事に致しました。
ジャンクも大切にする物ですね~今まで作って来た台数も結構有りますからかなり助かります、まあ基本的には同じ物なのでこれで十分ですね。

貼ってクリアーコートです。
これくらい小さな物ですと貼ってからセミグロスクリアーの一発コートでいいです、ウレタン塗ってラッカーのセミグロスで調整を・・・とかしていたら塗膜が厚くなってせっかくのモールドが大無しになってしまいます。




この隙を狙ってLF-Aですね

2012-12-10 18:38:56 | LEXUS LF-A 1/18 No1
先日実車の天井の色に付いて写真を送って頂く様にお願いをしておりましたらわざわざ現物の所に行って写真を撮って送って下さいました。大変お手間をかけて申し訳有りませんでした。
せっかく実車と同じ様に塗るのですから天井を想像で塗る訳にはいきません・・・お忙しいのにご無理をお願いしてしまいました。
資料が揃いましたのでここはクリスマス頃を目処に進めてゆきましょう。

まず床のカーペットですがこのカーペットはミニカー純正では赤い起毛の塗装!?が施されていましてどうもそのままでは巧く塗れそうにないのです、しかし全部剥がしてから塗るのはこれもまた大変ですしせっかくの起毛した質感が無くなってしまいます。
そこで何とか赤の色を生かしたまま実車に近づける方法を模索致しました・・・まあそんなに対した事じゃないですが・・・。
赤のカーペットにウレタンのオレンジをシンナーで薄めて遠くから塗ってみました、オレンジと赤の中間くらいになりました。

実車画像では一番濃いオレンジ色はシート、次がリアのクォーターの内装や天井で足元のカーペットは起毛のせいも有り一番薄く見えるのです。
まだ現行の色では濃過ぎますね~。
そこでホワイトにイエローを混ぜたクリーム色を同じ様に塗ってみました。
今度はなかなか良い感じになりました。起毛の質感も申し分有りません。

内装の一部と組み合わせて確認致しましたがなかなか良い質感ですね。

床のカーペットより内装が濃く見えます。
なかなか良い感じですね。
サンバイザーもフラットブラックでは無くオレンジ色である事がわかりました、ただ色は天井のオレンジよりも少し濃い感じですので天井の色に少しオレンジを足して濃くした物に致しました。
細かな事ですがパネルごとに少しずつトーンや艶を変えて塗っています。

ダッシュボードはサフによる確認が終了しましたのでカーボンデカールに備えてグロスブラックを塗っています。
明日はWR-5のウレタンが硬化するまでにカーボンデカールを貼ることが出来ますね。

デカールの修正を行なっています

2012-12-10 17:47:07 | Wolf-Ford WR5 1978
本日の山陰もまた寒い一日になりました。
夕方にはまた中庭の一面が白くなっています、天気予報によると明日もまだ寒気が流れ込んで来る様でして寒い日が続きそうですね。

本日の制作はタイトルにも有りますがデカールの修正を行なっています。
大きさやバランスが良くない物の大きさを変更しています、昨日の最後の画像を思い出して頂くと良いのですがコクピットサイドのドライバーネームが少し上下方向に大きくて最大限許容出来る部分までずらしても上側の出角か下側の入り角にかかってしまいます。
今回運が悪いのは「J』の文字が結構下側に飛び出してしまう事でして他の名前なら大丈夫かもしれませんが・・・そう言う訳にもいかないでしょう(笑)
また国旗の前のウィルターウルフの文字は少し小さかったので8%程大きく致しました。
バランスを考えると5%じゃまだ小さいですし10%では少々大きくなってしまいます、かなり微妙ですね。
ボディが少し汚れているのはデカールを糊を拭き取っていなかったからです、この後拭き取りましたのでご安心ください(笑)

KONIのダンパーのデカールはやはり線が細すぎまして見え難いのでキットのデカールのダンパーの下半分を切ってリタッチ致します。
かなり細かな作業ですのでご来店無い午前中の仕事にはもってこいですね。

デカールの修正が終わりましたので乾燥機で乾燥させます。
最低限一晩はこのまま乾燥させておきます、上にクリアーを塗りますので水分が残っているとデカールが膨れる事が有ります。
デカールにトラブルが多い方は乾燥を疑ってみると良いかもしれませんね。

デカールが乾くまで時間が空いてしまいますが仕事で制作をする場合に空き時間を有効に使わなければなりませんね。
こんな時はタイヤの仕上げを行なってしまいます。
タイヤはウィリアムズとWR-5のキットの物が有りますがタイヤのサイドウォールをテンプレートで仕上げたいので何も印刷の無いWR-5のタイヤを使用します。
まずはドレッド面の皮むきです、中央にパーティングラインが有りますので簡易旋盤に取り付けておいて回しながらこの部分を削ってゆきます。
リューターでこれを行ないますと負荷がかかり過ぎてリューターのモーターを傷める恐れが有りますので注意をして下さい。

画像が暗くて良く見えないかもしれませんがこれくらい削れば良いのではないでしょうか?
削る場合は私の場合中性洗剤を数滴垂らした水を準備してペーパーに付けて削っております。
手の力加減も有りますがささくれてしまわない程度に押し付けて下さい。

次はタイヤのマーキングです。
最近のキットにはタイヤレターをタンポ印刷で済ませた物が同梱されている事が多くなりましたね、昔はタイヤのサイドにデカールを貼っていましたが今ではそんな事をすることも無くなってしまいました。
しかしそのどちらの方法も文字の輪郭が余りにもはっきり出過ぎてしまい余り実車通りと言う様な物ではない事も事実です。
そこで最近は私もテンプレートを使ってエアブラシて吹き付ける事にしております。
持っていない字は仕方有りませんがこれですとかなり実車に近い雰囲気が出ます。

テンプレートは半円の物でして丸い物ならいいのですがセンターが出ずになかなか大変なのです、塗って見るとこんな感じになります。

このテンプレートですが当たり外れが有るのをご存知でしょうか?
たまたま私は2セット持っていまして比べてみるとこんな感じです。
下側の物はGOODのOの部分がエッチングの時間が長かったのか真ん中の部分が無くなっています。
それに全体に文字が太い感じがします。
文字の部分がサイドエッチングで穴が大きくなったんですね~。買う時に良く見て買わないといけませんね~?

デカールはまだまだ続きます

2012-12-09 09:13:07 | Wolf-Ford WR5 1978
本日の山陰は・・・雪が積っています。

昨夜、帰宅時にはかなり雪が降っていまして今朝出勤する事を考えてスバルサンバートラック4WDで帰宅致しました。
雪の深さは約5cm程でしたが今朝は家内が広瀬町の文化協会展に出品するお菓子のご注文を頂いていましたので出勤が5時半頃になりましたから道路凍結を考えての判断です・・・しかしその後雪は止んでしまい道路には雪の無い状態でしたので一安心です。
でも中庭はこの通り一面雪景色になってしまいました・・・いい時に羊とヤギを避難させましたね~。

さて本日は早い制作の更新です・・・何せ私も5時半から来ていますから・・・どんどん制作が進んでいます(笑)
昨日作ったWR-5のデカールですが
ネットで拾って来たチャンピオンやカナダの国旗は奇麗に出ていますね、KONIのダンパーはちょっと微妙ですが実際のデータを1/43にするとこんな感じになってしまうのでしょう、線を太くすればオーバースケールと言う事になってしまうのかもしれませんね。


ウォーターウルフレーシングのマークはキットの物を使ってみます、赤の色相が絶妙でなぜか気に入っています、PCデカールで作るともっと派手な色になってしまうのかもしれません・・・水に浸けて割れたらデカールを自作する事になりますが・・・。


実際に貼ってみました
文字は自作デカールでマークはキットの物です、なかなかかっこいいじゃないでしょうか?
ゴールドもまずまずですね・・・これならロータス72Dのデカールが作れるんじゃないかな~72Eは無理だけど・・・。

次々にデカールを貼っています。
今度はリアウイング・・・
ちなみにドイツGPの場合裏はウォーターウルフレーシングのデカールだそうです、カナダGPではウォーターウルフだけだそうですが・・・インストに書いてありました(笑)


調子に乗ってどんどん進みますが・・・ダメな部分も有ります。
今回のデカールは元々のキットのデカールに合わせた大きさで文字を作っておりますが具合が良くない部分も有ります例えばコクピットサイドの文字は大き過ぎますね。

こんな場合は実車画像を良く見て大きさの修正を致します、縦横のバランスはなるべく崩さない様にして行ないますが実車画像はレンズの影響で歪んだりしていますので雰囲気が合う様に少しずつ修正を加えます。


実車画像を見るとここの文字は少し小さめでこんな雰囲気と思います、ただ写真によっては少し大きく見えたり小さめに見えたりと言う事も有りますのでバランスはなかなか難しい物ですね。

高なるとエンジンのカバー部分のシェクターのネームの大きさも気になって来ます、そちらは上下方向に少し大きめで下面にもJの文字が出っ張ってしまいます、この件に付いては後ほどに致しましょう。
もっと良く無いのが正面のオイルクーラーの上側に有るウルフの文字です、これは完全に大き過ぎます。
キットと同じ大きさでは面に一杯一杯になっていますね。

少し小さく修正です・・・20番のゼッケンの文字もなかなか良いでしょ?大きさは良さそうです。

リアウイングのカストロールは下側のグッドイヤーとの並行を奇麗に揃える為に一体で作っていましたがこれもデカール通りでは位置関係が合わないのです。
解決方法は単純明快です(笑)下の部分と切り離して貼ります。
大きさは丁度良いかな!?

下側のグッドイヤーを貼ります、ここも難なくクリアーですね(笑)


これからジョディシェクターとその前のウォルターウルフをもう一度変更です。
どちらか片方だけいじってもなかなか一度で良くなる事は無いので両方並べて一度に片付けてしまいます。


最後になりましたが本日F-1の模型を制作されているBooさんのブログを左下のブックマークに追加致しました、ただならぬこだわりを持って制作されておりますので(笑)お時間がありましたら訪問してみて下さい。

まだまだデカールを作っております

2012-12-08 21:08:16 | Wolf-Ford WR5 1978
本日の山陰は朝から雪がパラついております。

夜からはまとまった雪になる可能性が有るとか無いとか・・・
余り降って欲しくないのですが、このエントリーを書いている時点ですでに5cm程雪が積っています、明日の朝に備えて本日はスバルサンバー4WDで帰宅致しました。


デカールの製作はそう簡単な物では有りません。
正確に言うと難しくは無いのですが時間がかかりますね、ゼッケンなどはまだマシな方ですがとりあえずゼッケンで試してみるとこんな感じです。
水色の部分が本来白抜きの部分でして見易い様に水色にしております。

バランスを取って細かく修正しますが「2」に比べ「0」が少し弱いので少し太くしてやろうかと思います。

KONIのダンパーメーカーのデカールもつぶれてしまっていますので作り直しますが最初から書かなくてもネットでロゴを探します。
たまたまモノクロのロゴが有りましたのでこれを使いましたが、周りの三角な囲みが邪魔になりますのでフォトショップで消します。

使うのはフォトショップの消しゴムツールです。

きれいになりましたがダンパーの部分の線が少し弱いかもしれませんがとりあえずこのまま使ってみます、フォトショップで保存して改めてイラストレーターで開きます。

縮小して大きさを合わせて・・・コピーして数を作ります。

チャンピオンのスパークプラグのデカールですがどれがデカールかわかりますか?
中央の物がネットで拾った物ですが大きさや形をデカールに合わせた物ですがこの時点でも既にデカールよりもきれいですね。
ネットで拾った物でもデカールより質が良い・・・いやデカールの質が良く無いのは問題ですね。
実際に使う場合はモノクロデータに置き換えて色別にデータを分解して使います。

大体データが揃って来ましたので新規のイラストレーターを開いて配置を考えてコピー&ペーストで版下を作ります。
この時点で白のレーヤーを作っておき必要な部分に白のデータを作ります。

いよいよ印刷をいたします。
色別に印刷しますが画像は一番最初の白いデータを印刷しています。

印刷が完了致しました・・・如何でしょうか??