Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

そろそろ皆さんお盆休みに突入でしょうか・・・?

2014-08-11 17:35:43 | Ferrari250TR NART 1958
朝は雨が降っていましたが午後からは少し天気が回復してきまして夕方には晴れ間が出ています。
また暑くなりそうですね・・・。

ブログをご覧の皆さんはそろそろお盆休みに突入でしょうか?
地方の中小企業ではお盆休みは特に無くて有給を消化してお休みをする企業も多いらしいですが、私のサラリーマン時代の会社もそうでしたね。
大変懐かしいです・・・もう10年経過しましたからね~10年一昔と言いますが自営業も長くなりましたね。

さて今日はクリアーを磨いています。
まずはボンネットです。
ラインを入れる前に少しだけトラブルが有りましたが何の問題も無く解決した様で・・・安心しました。
いや~塗装は難しいですね。

リアのヘッドレスト?の部分です。
ここにもデカールを貼っていますので研がなければなりません。
貼りっぱなしでは塗膜の表面に微妙にうねりが有るんです・・・

ボディ後部も研ぎ始めました・・・
サラッとペーパーを当てて見ると目視ではわかり難かった凹凸が見えてきます、これを何とからなしてゆきます。

右側の穴のまわりなどは結構うねっていますね・・・この穴は給油口を接着する為の穴ですので本来はあのヘッドレストの様な部品で隠れてしまうのですがここも丁寧に仕上げておきます。
もしも部品が外れた時に仕上げていない部分をお客様がご覧になったら興ざめでしょうから・・・まさかそんな事は無いか・・・(笑)

削りました~!
全部がきちんと艶消しになっていますね、削れて面が出ているという事ですね。

全体を研ぐ事が出来ました。
結構時間がかかっていますよ・・・削り過ぎにならない様に細心の注意をしなければなりません、時間はかかるし注意深い作業は要求されますし・・・クタクタです。

2度目のクリアーはミストで塗っています、厚くならない様にまた均一の厚みでその上最小限の厚みで仕上ります様に・・・。
ミストで塗っていますから最初は艶がでないですよ。

2度目のミスト・・・10分程のインターバルで何度か塗ります。

展示ベースの製作依頼をしました

2014-08-10 22:04:03 | Ferrari F355 1/18
昨日外注先からアクリルカバーが届きましたので、昨日のうちに友人の木工をしているN君のところに展示ベースを発注しました。
寸法を決めれば同時発注でも何とかなるかもしれませんがカバーとベースの微妙な寸法が確認出来ないのでアクリルのカバーを先に発注してそれに合わせて展示ベースを作ってもらいます。
またご依頼者のご希望で車の前側にプレートを入れたいので位置を確認したいのです。

車の先端部分を拡大してみますとこんな感じですね・・・
プレートはアクリルカバーの内側から10mm空けてプレートを設置するのがバランスが良い様です。
今回は特にプレートの厚み分埋め込みたいので展示ベースを掘ってもらおうと思っていますので位置合わせは厳しく行なわれなければなりません。

展示ベースが届いたら塗裝して・・・作品をビス止めして納品ですね。


今日も忙しかったです。

2014-08-10 17:32:39 | Ferrari250TR NART 1958
今日も台風11号のおかげで雨が降っています、と言っても三重県や高知県の様にどしゃ降りで史上最多降水を更新なんてほど遠い状態ですね。
シトシト降っていますのでアトリエの前の道路も冠水は全く無しですし昨夜から朝にかけては風も強かったのですが、今は理解の範囲を超えないいつもの風が吹いていますね。
台風は直撃を心配していましたが時間の経過と共に東側に曲がってゆきまして島根県はほとんど影響がなかったです。
夜も雨は降っていなかったらしく少し窓を開けて寝ましたが涼しくよく寝られました・・・久々の快眠でしたね。
と言ってもいつも仕事で疲れて爆睡なんですけどね・・・今は「寝られない」なんて考えられないです。

さて本日は先日と同じく安来市文化協会の「あかり展」の受付当番に行ってきました本日は午前中だったので10時から午後1時までだったのですが台風の雨の為に人出は少なくたったの8人でした。
まあ強く降っている訳じゃないのですが止み間無く降っていたですし定期バスも運休していたらしいので来場が少ないのは仕方ないでしょうね~今日は暇であろうと「オクタン」と言う車雑誌を持って行っていましたので眠くなる事も無く・・・(笑)
勉強にもなりました・・・ブガティ作りたくなってしまいました・・・(笑)

さて制作をご紹介致しましょう。
今日はまず組立て台にとめる部分から・・・
今回使用する岸田製のホイールは250TR用という事でABS樹脂製のタイヤが付属しております、と言うかホイールに組み合わせてあるので外れるのかどうか私は知る由もないのですが・・・無理矢理外してホイールを壊してしまうと困りますからね~。
お客様のご依頼でもありますのでこのままタイヤを使いましょう。
ABSのタイヤは今の様にゴム系のタイヤが作れない頃には多用していました。
と言うか耐久性を考えるとキットに付いているタイヤは油を吹いて硬化してしまいますので使えなかったんですね。
それに比べてABS製のタイヤは劣化しないので耐久性は抜群でしたが、一つだけ問題が有りまして延びたり縮んだりしましませんからこの様な固定台などの上に留めると4点接地をさせるのが非常に難しいのです。
今回は特に前後の2ヶ所に有るスペーサーも含めて6点接地をさせなければなりませんからその容易でない事は想像がつきます。
しかしながら少しだけ調整をしてやると奇麗に6点接地してくれました・・・丹念な仮組をしたからでしょうか???

クリアーを塗る前にボディとシャーシを合わせておいてバルクヘッドの位置を確認して接着しておきます。

バルクヘッドを合わせる作業を行ったらこれでやっとボディにクリアーを塗る事が出来ます。
1回目のクリアーを塗りました・・・

クリアーが硬化するまでシャーシ側の組立てを行ないます。
まずはエンジンですね・・・主だった部品を接着剤で組立てますが、さすがに5回目の組立てですから目をつぶっていても大丈夫ですね。

今回はご依頼者様のご希望でカムカバーの上側に有る文字をフラットレッドで塗ってみました。
と言うのも実車ではカムカバーと一緒に文字も塗られている事が多くて・・・当然ながら文字を磨きだす何て事も無かったらしいのです。
古い洋書にはエンジン単体の画像も出てきますがそんな場合は文字の部分も赤いのです。
今までに完成した作品は模型映えを考えて磨きにしておいたのです・・・どっちが良いかは全く好みの問題なんですね。
全く目立ちませんね・・・。

コクピットの中のフレームを取付けまして・・・そうそうABCペダルは既に取付けておきました、後ではピンセットが入り難いのですよ。
シフトレバーも取付けました・・・。

次はシートの取り付けです
ア~少しずつ車の格好になってきましたね・・・・


本日お越しのお客様は関東方面からが多かったですね。
皆さん台風で飛行機が運休しましたのでJRで岡山乗り換えで来られていました、今から出雲大社に行くとおっしゃっていましたので気をつけて行ってらっしゃいませ~!

ちょっとトラブルです

2014-08-09 21:17:26 | Ferrari250TR NART 1958
今夜から明日の午前中に掛けて台風11号が接近する予定です。
風はそう強くないですがどこか遠くでゴ~と言う様な風の音が聞こえて来ますが・・・どうなんでしょうね~。現時点ではまだ四国南方の海上に有る様ですが、予想進路を見ると少し東側に進路を変えた様で島根直撃コースでは無くなっています。
どちらかと言えば鳥取の東側か兵庫県辺りを横断して日本海に抜けてゆく様な進路に見えます。
被害が出ない事を望みますね。

被害と言えば順調に進んでいた250TRですがここに来て小さなトラブルが有りました。
ボンネットを塗装する為に固定用のピンを目玉クリップで挟んでいたのですが金属疲労で半分くらいのところから折れてしまいました。
まあ使えない事は無いのですがここは念のためにやり直します。
ピンはボンネットを貫通してハンダ付けで取り付けられていますので折れたピンを削り取って新たな穴を開口します。

最初と同じ様に0.5mmの真鍮線を通しておいてハンダ付け・・・後は削って仕上げます。
塗料は全て削り落としまして再塗装に備えます。

サフを塗りました。
厚くならない様に少しずつ塗ってゆきます、硬化後に中研ぎを入れておきます。

サフが硬化するまでにドライバー後部の旧NARTのマークを貼ろうと・・・探しましたが予備で作っていたデカールが無い・・・15分探しても無いので作り直しですね。

ところが、データを探してもPCの中にどこにも無いのです。
仕方が無いからデータから作り直しました。
今回は下地のホワイトを2回印刷して透けを徹底的に無くしました・・・如何でしょう?せっかく作り直しをしますからより良い物を・・・と言う気持ちですね。

デカールを貼りましたが上側が前側に少し倒れている様に見えませんか?
もしそう見えたらOKですね。この部品は後ろになる尖った部分が反対側に比べて低い位置に・・・つまり斜めに付きますので上側が右に倒れている様に貼っておく訳です。

ゼッケンのデカールを貼ってみました。
やはりカーナンバーが入ると良いですね。

いつの間にかボンネットにボディカラーが塗られています。
次はセンターのストライプを塗ります、ここはバルジが有りますのでラインは塗りで表現致します。
ボンネットをボディに載せておいて細切りにしたマスキングテープを前後のラインに合わせて貼ってゆきます。

ボンネットをボディから外して塗らない部分にマスキングテープを貼ってマスキングします。

ラインの塗装は厚みを嫌うのでラッカーを使って塗っています。

いよいよ最終組み立てを始めます。
最初はタイヤマークからですね

今回タイヤはABS樹脂の丸棒から岸田さんが削り出されたものです、お客様の支給品なのですがせっかくなので無塗装で使ってみようと思います、ただし透明なニス部分が目立ちますのでなるべく二スが無い様にギリギリをカットして使っています。

まず前輪を接着します・・・。
続いて後輪を接着します。
F-1の模型ではよくやりますが真鍮のブロックなどを使って平行や垂直を厳しく出して接着します。

いかがでしょうかニスの部分が余り目立たないでしょ?

ここでちょっと問題が・・・スピナーは何を使おうかという事ですね。
この岸田製のホイールにはスピナーが付いていないのです。
普通ならエッチングを使うのですが他の4台はボシカホイールを使っていますので立体感の有るスピナーが付属しているのです。
この作品にだけエッチングの薄い物を使う訳にもいかないのじゃないかと・・・
仕方が無いので在庫に有ったボシカ製のスピナーをホイールから抜いて使いましょうか・・・バフをかけて磨いておきました。



AMR 1/43 Ferrari Daytona 1968 Prototype S/N10287

2014-08-09 18:51:18 | 最近手に入れたキットのご紹介
つい最近またまたヤフオクでキットをポチってしまいました。
実は私にとって過去に残念な事が有ったからなのです。

ミスで壊した訳じゃないんですけどね・・・

今回お譲り頂いたのはこのキットです。

中身はこんな感じ・・・

まあ一般的な内容なので皆さんはなぜ?と思われるかもしれませんが・・・私はこのキットにツキが無いんですよ(笑)
以前同じキットをヤフオクで落札した事が有りましてキットが来てから中を確認したのですが///
入っていたのは下の画像の左側のもの・・・

前から見るとその違いに気が付く事は無いと思いますが・・・
後から見ると・・・
トランクの筋彫りが違うでしょ?

では実車のS/N10287は?と言うと・・・

そしてでは私のキットのボディはどうやらこれらしい・・・
この車もまたデイトナのプロトタイプでしてS/N11001なんですね。
余談ですが、このS/N11001はテールランプの付き方が違いましてアメリカを意識したのかコルベットの様に凹みにランプを埋め込んむ処理をしていますね。

どうやらパッキングの時にルフ氏が間違って入れたのか買われた方によって間違って入れられたのか・・・不明ですが間違っている事だけはわかります。
なので今回どうしても正しいS/N10287のキットが欲しかったんですよ・・・
実車ではフロント側の形状もかなり違った印象でしてS/N11001は

S/N10287は・・・

なんか別の車ですね。
しかしよく見ると275GTBのラインを残したデザインは、これはこれでかっこいい様な気がします。
この赤い方のS/N10287のエンジンは当時厳しくなってきたアメリカの排気ガス規制の対応したヘロン型エンジンを搭載していましてカムカバーの形状が以前のものとも以降のものとも違っているんですね。
エンジン付きに挑戦される方はお気を付けください(笑)


欲しかったものが手に入ったというのは大変嬉しいのですが、また一つオチがついてしまいました。
最初から2番目の画像をご覧下さい・・・
今回入手したキットにはシャーシが欠品しているのでした~(爆笑)どうもデイトナのキットには恵まれていないのか?(笑)
しかしこのキットは幸せかもしれません、オリジナルのシャーシが無くてももう一方のキットから採寸してメタルの板を使ってシャーシを作る事は出来ますからねこれはこれでご縁が有ったという事なんでしょう。
通常古いキットでは欠品が有っても部品が補完出来ません・・・また作る楽しみが増えたという事ですから僕は一向に気にしてません。