Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

Ferrari 308GT Rainbowが完成致しました

2015-06-27 19:05:35 | Ferrari308GT Rainbow
今日も昨日に引き続いて雨の朝になりました。
この数日は雨が降っていましたので畑には出ていないのですが家内曰く「草が凄い事になっています・・・」と(笑)
まあそうでしょう高温多湿なので雑草が生育するには絶好のコンディションですからね〜。
でも雨の時は畑に入らないと決めていますので・・・(笑)
制作を進める事が優先なのです。

Ferrari 308GT Rainbowの方は昨日で一応完成しているのですがお借りしていたエーダイグリップのミニカーはまだバラバラのままになっていますからこちらも組立てておかなければいけません。
まさかバラバラでお返しする訳にもゆきませんから・・・
当初は元通りに塗装をしてお返しする予定(まあ普通はそうですよね)だったのですがお客様のご希望で酸化防止にクリアーは塗りますが塗料を剥いたまま組立ててお返しする事になりました。
まずはサンドブラストで荒れていた表面をペーパーで磨きまして番手を上げてゆきます。
最終的にはリューターで真鍮ブラシを付けて磨きますがダイキャストの場合は少しづつ黒ずんでしまいます、これは素材の金属の色なのでどうしようも無いのですが取り敢えず奇麗にはなりました。
次は酸化防止ですが・・・
皆さんは金属地のアルミホールを見た事が有りますか?
アルミ系の素材の上にウレタン系の塗料を塗りますと密着に問題が出ましてクリアー層と金属の間に僅かな隙間が出来る様でしてそこに水分が入り込んでミミズ腫れの様に白い錆が進行しているのをご覧になった事が有りませんか??
まあミッチャクロンなどのプライマーを塗ってからクリアーを塗りますと多少は改善するかもしれませんが耐久性に問題が出ると困りますので今回はミッチャクロンをプライマーにしてラッカークリアーを塗っています。
余り光り過ぎず落ち着いた艶と言う感じでしょうか・・・。

プラスチックの部品には分解前からのホコリも有りますし1年前くらいに分解していますからそれ以後の汚れも付いていますのでブラシの古い物でこすってホコリや汚れを落としておきます。

分解してから1年以上もかかっていますのでフロントウインドウも汚れています
傷や汚れを落とす為に極細コンパウンドを使って磨きをかけておきましょう、これだけでもウインドウがず〜っと奇麗になります。

もちろんですが内装も奇麗に掃除をしてからギミックのルーフを取付けました。

ちょっと困るのはホイールを支えるシャフトですね・・・
このシャフトは両端をプレスで潰してホイールが抜けてこない様にしてあるので分解する時にはこのカシメをヤスリで削って取り外しています、よってホイールの穴にシャフトを通しますと簡単にスルスルと抜けてしまいます。
同じ様にカシメる場合には専用の道具が必要になってくるのです。

この様な場合はいつも使う金属リングを作りましてリングをシャフトに固定してハンダを流せばOKですね見た感じはカシメと変わりません。
下の画像はハンダを流す前ですね。

ハンダを流しますとこんな感じになります・・・
シャフトの先が少し膨らんだ感じになっているのがわかりますね。
書き加えますとこのミニカーはどうやら子供の玩具になっていた様でホイールのディスクの部分やボディのあちらこちらに黒い油性のマジックでいたずら書きがされていましたのでホイールのディスクの部分はシンナーに浸けてマジックを落としておきましたがもう随分前の事らしく100%落とす事は出来ませんでしたがそれでも一見分からないくらいにはなりました。

次はテールレンズですね
テールレンズにもマジックの悪戯書きがされていまして余り奇麗な状態とは言えなかったのでレンズにペーパーをかけて少しづつ番手を上げてゆきまして8000番のラプロスまでかけておきます。
最終的には極細のコンパウンドまで掛けておきましてポカピカにします。

さてテールレンズを取付けますとミニカーの方もあっけなく完成致しました。

現在は私のアトリエのショーケースの中で納品を待っております。
こうやって2台を比べますと元々が同じ型だったとは想像がつかないですね〜。
そう見える原因の一つはダイキャストミニカーのギミックのオープンルーフの為にフロントウインドウの上下寸法を詰めなければならなかったからでしょうね〜
私の作品はその部分も元通りと思える寸法まで延ばしてあります。

現在お客様に納品の方法をご相談中です。

最終組立てに入りましたVer.7

2015-06-26 19:24:03 | Ferrari308GT Rainbow
本日は夜半頃から降り出した雨で酷い天気でした。
当地では幸いにして夕方には天候も回復し時々青い空も見えていましたが九州の方は如何でしょうか?
私の所も息子が九州にいますので心配なんですが・・・何も連絡が無い所を見ますと息子の周りでは自分で解決出来ない程の問題は無いという事でしょう。

少し前だったのですが当店に来店されたFさんがいつもの様にスマホをいじりながら・・・
「ヤフオクにこんなのが出ていますよ~!」と教えてくれたのがこの本でした。

そうG.A.ウイングローブ氏のThe Complete Car Modellerなんですね~。
この本は多分初版の物でして私がこの職業を始める前に欲しくて随分探しましたがとうとう入手出来なかった物なのです。
この本はハードカバー版なんですがその後ソフトカバーと言うか廉価版が出ましたのでNo.1もNo.2も入手したのですがはたして初版と中身が全く同じなのかわかりませんでした。
今回縁有って落札出来ました、競り合った何人かの方には大変申し訳ないのですが・・・有効に使わせて頂きます。
今夜から少しづつですが読んでみようと思っています。

さて雨模様ですので今日は朝からアトリエにこもって製作です。
308GTRainbowの本体の方はあと少しの手直しをすれば完成するのでもう完全に山場は越ええちゃったかな~と思われますので本日は木製の展示ベースの加工から始めます。
展示ベースはどれでも対応出来る様に穴は開けてありませんのでこの穴開けからですね。
実際穴が開いていると楽かな~とは思いますが車によってホイールベースが違ってきますからボディを支える位置が違いますからやっぱり楽は出来ないか・・・
そしてどちらが前になる様に止めるのかという事が後でもわかる様に展示ベースにF←を入れておきます。
もちろんFが前側になります。
穴の位置はケガキ線を入れておきましてずれない様にしないといけませんね~。

そして裏側にはマーキングをしておきます。
いつもの様に車名と私の名前、作品の通し番号、そして完成した日付ですね。
日付については比較的最近入れる様になりました、後どれくらい製作をする事が出来るのかわからないのですが残りが少なくなりますと時間が気になりましてね、日付を入れる様になったのかもしれませんね(笑)

スペーサーも旋盤で作ります
今回はフロントよりもリアが0.1mm程高くなっていますのでスペーサーも前は3.5mm後は3.6mmの物になっています。
後でもわかりやすい様にF/Rの刻印も入れておきました。
お客様の所で外される事は少ないかもしれませんが、外されて反対にセットされると壊れる事も有りますからね。

やっと展示ベースへの取付け準備が整いましたので早速取付けてみました・・・
これで完成形なんですね~。

完成したらワックスをかけます。
僕が使っているのは模型用の物では無く実車用の物、塗料も実車用ですしワックスもそれに合わせて・・・も有りますし固形のワックスが一番耐久性が良い様な気がします。いつも書きますが特別高性能な物は余り使っていません。

一応完成に近い画像・・・でも完全に完成した訳では有りませんよ
何か付いていないですね・・・そうノーズのフェラーリのマークが付いていないのです。

で作っておいたはずのエンブレムを探してみますが・・・もう部品の箱の中には何も残っていません。
どうやら掃除機で吸い込んでしまったのでしょう。
こうなったら探すよりも作った方が早いのです・・・!
ちょっと多めに作っておきました、もう掃除機なんて怖くない(笑)

取り付け位置の部分だけアルコールを綿棒に付けて油分を拭き取りまして接着剤で取付けました。
これで本当に完成ですね。


ちょっと余談なんですが、この車の正式名称は何でしょうか?
ベースになったのはディノ308GT4ですよね(初期型はこう呼ばれていたはず)それをベースにしているから正式にはディノ308GTRainbowというのが正しい?
いやいやノーズにはフェラーリのマークが有るからこれはフェラーリ308GTRainbowだとする意見も有るでしょう・・・
しかしリアのネームは308GTRainbowですからね~これが正式か?
と言う事になりましてややこしいのです。
他にもベルトーネ308GTRainbowと呼んでいる方も有る様ですね。
確かにこの車はフェラーリ(正式にはディノ)をベースに作っていますが作ったのはフェラーリじゃなくてベルトーネですからね・・・ベルトーネと呼ぶ人は多分ここの辺りに意味が有るんでしょうね。
で今回どうしたのか・・・元になったミニカーの裏側にFerrariRainbowと有ったのとリアのネームには308GTが付いていましたので両方を一緒にしてFerrari308GTRainbowと展示ベースの裏に記しておきました。
僕の記憶ではあのスーパーカーブームの時にそうやって呼ばれていた記憶が有るのです・・・もう遠い昔ですけどね。

そうだ!もう一つ横道に・・・
スーパーカーの暴走族が逮捕されたんですってね。
僕は考えられないね・・・49歳の会社役員だったらしいけど
「スーパーカーだと取り締まりの対象にならないと思った」という台詞にあきれかえってしまいました(笑)
僕もほんの一時期(40歳から45歳くらいまで)だけカウンタックを所有して乗っていましたが
そんな事は考えた事も無かったね~しかも分別盛りの49歳でしょ??
高速道路では前の車の跳ね上げる跳ね石が怖くて車間距離を取ってゆっくり運転していました(ガラスが割れると高くつくからね)、自分が反対に後ろからこんな車が来たら嫌だろうね~と思っていましたから。
今はアルトに乗っていますが高速の対面通行で後からランボルギーニが来たら嫌でしょ(笑)
しかも山陰道とかどこにもよける場所が無いですからね~(笑)

こんな事件が有りますとスーパーカーに乗っている人は皆そう言う目で見られてしまいますからね、これは非常に残念な事ですね。
私の知っているスーパーカーを乗っている方はコツコツとお金を貯めてそれでも足らないからローンを組んで毎月払いながら乗っている方が多いのですがねぇ~。
どうか皆さん安全運転でお願い致します。
爆走は貸し切りのサーキットでお願い致します(笑)


話しが目一杯横道に逸れてしまいましたが・・・話しが爆走しても取り締まりの対象にはなりませんから・・・(爆)
これで終わりかと言えばまだ終わらないんですね~
ご依頼者の方に原型としてお借りしていたミニカーをお返ししなければなりませんのでそちらを組立てましょう。
本来なら元通りにホワイトを塗装してお返しするのですが以前のメールのやり取りで金属地のまま磨きで・・・と言うように書いてあったのを思い出しまして取り敢えず酸化したアルミダイキャストを磨いています。
多少はスが有りますしアルミダイキャストはバフがけをして鏡の様にするのは困難ですからせいぜい金属地を出して奇麗にしておく程度になるかと思いますが・・・
現在再確認中です・・・。
塗るにしても下地は磨いておかなければなりませんので取り敢えず磨きかけております・・・。

最終組立てに入りましたVer.6

2015-06-25 22:34:15 | Ferrari308GT Rainbow
本日は最高気温が30度前後まで上がるという予想でしたが、外は如何だったのでしょう?
私は相変わらず午前中は最後のジャガイモの掘り起こしと生姜畑の草取りを行ないましてアトリエに入りましたので本当にそんなに暑かったのかよくわかりません。
午後からはバイクに乗ってプリンターのインクを買いに隣町に・・・途中で郵便局に寄りまして埼玉県の方にキットをお送り致しました。この方多分ブログで暴露されますでしょうから(笑)インプレションを楽しみにしておきましょう~。
こだわりの有る方ですからきっと素晴らしい作品をお作りになると期待しております。

そして買って来たインクで何を印刷していたかと言いますと・・・
次のギャラリーの展示のご案内なんですね。
少しフライングですが・・・(笑)ご案内しておきましょう。


いよいよ完成が近くなってきましたが相変わらず細かな部品を作りながらの組立てですから時間ばかりかかりましてなかなか進まないですね。
どこに部品が有るのかわかり難いかもしれませんが
ワイパーのブレードを作っています、上側の一組はブレードにリンクの1段目をハンダ付けした状態です、下側はバラバラの状態・・・こんな部品構成にしています。
カマボコ型のリンクの部分は実車では分割されていますがここを分割してしまいますとハンダゴテを当てた時に分解してしまうのです。

2段目の(中央部分のリンク)部分もハンダ付けしてみました。
この場合のハンダ付けはチョンとコテを当てるだけですね、いつまでも当てていますとほぼ確実に分解してしまいます。

次はアームの組立て
0.3mmの洋白線を潰してL型に曲げた物に真鍮帯金の幅0.7mmの物をハンダ付けします。
真鍮帯金を取り付けた部分がボディ側の少し太い部分になります取付けになります。

次にブレードとアームをハンダ付けします
この場合も普通にハンダゴテを当てていますと全てのハンダが溶けてしまいまして分解してしまいますので注意が必要ですね。

作ったワイパーは寸法に注意して作っていますので取付けられない事は無いはずですが、それでも心配なのでボディに仮組をして曲げ具合などを確認しています。

そして塗装をします。
繊細な部品ですしサフを塗ると全体がポッテリとしてしまいますからこの部品はプライマーを塗布してセミグロスブラックを塗ります。
塗料もウレタンカラーですとサフと同様に若干塗膜が厚くなりますからラッカーで塗っています。

塗装が終わればボディへの取り付けが待っています。
取り付けますとその色の関係か全く目立たないですね・・・でも実車のワイパーもこんな感じですからね~。

次の部品ですが
実車は回転収納式!?のルーフですがこのルーフの前側には細長い窓が付いています。
まあガラスサンルーフの様な物に見えますが・・・本当は違う(様です)のです
このウインドウが無いとこのルーフを収納した時にバックミラーから後ろが見えないのです。
そのウインドウにガラスを嵌めましょう・・・
このガラスは少し厚めの0.2mmの塩ビ板をカットして接着する部分をブラックに塗りました。
実車もこの様になっていますので丁度良いかな。

作ったガラスを取り付けてみました。
面が揃う様に慎重な削り合わせをした事は言うまでも有りません。

最後の部品はラジエターですね。
穴が開けてありますからその部分にエッチングの板を切って合わせて接着・・・
ここは難しい作業じゃないからさっくりとね・・・でも黒いから画像ではほとんど見えません(笑)
まあ気持ちですよ。

これで製作だけに限って言えばほぼ95%完成と言った感じでしょうか・・・

MF43 1/43 Jaguar TypeD Winner LeMans 1955

2015-06-24 23:13:39 | 最近手に入れたキットのご紹介
本日入手したキットです、入手仕立てでまだホカホカと湯気が出ていますね~
そう!本日私の手元に到着したばかりなのです・・・
まあ仕事柄気になったキットは一応入手してみます。

このキットは元々フェニックスのキットをコピーして売っているというのが売りでしてね。
内容を確認する為に買っています。
車は1955年のあのルマンを走ってあの大事故の原因になった車なんですね。
確か80人以上が死亡したあの事故です・・・ケガじゃないですよ死亡です。
考えられない死亡事故だったんですね。
まあそんな事故は二度と繰り返してはいけないのです。

まあここは模型の世界なので実際の事故はまあ置いておきましょう。
送られて来たキットはDタイプで2種類なのですが片方は30個限定もう片方は40個の限定と言う事で数は極めて少ないと思われます。
しかもこのキット、シリアルは02/30つまり30個作ってシリアルは2番目と言うまれな物・・・それぞれ1個づつが珍しいのかもしれませんが・・・
海外からの発送時に梱包が十分でなかったらしく箱は破れていますが・・・
もっともMF43の箱はか弱い事で定評がある!?(笑)
紙の厚みが薄いんだよね~

キットの中身はフェニックスのままですね~
インストにセロテープで貼られている挽きものが別梱包でビニールのジップに入れて有る部分はオリジナルとはちょっと違うかも・・・

ボディはかねがね十分な出来ですね
これはオリジナルの原型が良いからでしょうね~。

裏板もオリジナルのフェニックスと変わりが無いものですが個人的にはここを消しておいて欲しかったな~

一つだけオリジナルのフェニックスと違うのはこのエッチングですね
この部品はボンネットのスリットでしてフェニックスではメタル製の部品が付いていますがこのキットではエッチングのパーツが付いています
ただしボディ側のスリットの取り付けをする凹みの付け方が裏表反対側の様でしてこれはどのように作るのか自分で考えるのでしょうか??

ちなみにオリジナルのスリットはこんな感じでしてボディの表側から貼り付けます。

インストは手描きの絵はフェニックスっぽいのですが上のマークはMF43に変わっていますね~

裏も手描きの絵はそのままに資料画像なども入れて有ります。

もう1個同時に入手したのが同1957年のWinner Carですね

ボディはアシスタントシートも付いていましてボディも開口してあります。
しかも風防はフルスクリーンになっていますね~。

ボディの詳細はこんな感じですね。
なかなか良い感じだと思うけど・・・
しかも今回のMF43はかなり安く買いやすいですね
これで現地価格が90ユーロなのですから・・・(笑)


最終組立てに入りましたVer.5

2015-06-23 19:21:10 | Ferrari308GT Rainbow
本日はまずまずの天気だったので午前中は遅れていたニンニクとジャガイモの収穫をしました
まわりを見てみると早い所では1ヶ月も前に・・・普通の所でも2週間くらいは前にジャガイモを掘っておられまして当店は一番最後の収穫になった様です。
このジャガイモですが葉っぱが黄色く枯れて来たら収穫なのですが今年は雨が少なくて生育が余り良くないと言われていました。
しかし私の所ではまずまずの玉太り?で程よい大きさの物が多かった様な気がします、今までは春ジャガイモを作りますと豆の様な芋ばかりで家族に迷惑ばかりかけていたのですが・・・皮を剥くのが大変な訳ですよ(笑)
揚げ煮にすれば皮ごと食べれますけどそういつも同じ料理ばかりという訳にもゆかない訳でして・・・。
しかし大きいのはそれなりに良いのですが大きくなり過ぎますと中央部にスが入りまして調理の時にそれを取リ除かないといけなくなってしまいますので使い難くなりますしロスも多く出てしまうのです。
ニンニクはまずまずで毎年安定した収穫が有りますね。
3年程前にご近所からジャンボニンニクを頂きましてこの2年はそれを食べずに翌年に回して種にしていましたが、今年はかなり数が増えていまして今年からこれを食べても良さそうですね~。
まあ収穫の画像はこちらをご覧頂けたらと・・・。

さて本日は見慣れないお客様が・・・夏の使者とでも言いましょうか・・・(笑)
朝出勤してきましたらCafeの床の上に何やら黒いゴミが・・・
一瞬ゴキブリか??と思ったのですが違っていました。
何とクワガタムシのオスが1匹!?
足にワタゴミを付けていますのでどこか狭い所に入ってしまったんでしょうか?
掃除が行き届いてないところが有りそうですね~クワガタ君にお断りを言っておきまして足に付いたホコリをアトリエから筆を持って来て払ってやりました。
迷惑そうに2本の角で威嚇してきましたが・・・(笑)

奇麗にした所でテラスのヤマボウシの木に止まらせてお帰り頂きました(爆)
アトリエの有る所はこんなに自然がたっぷりの所なんですよ(笑)


さてさて、悠長な事をやっている訳にはゆきませんが午後からは制作開始ですね。
昨日作ったマフラーを取付けます・・・
接着には普通のエポキシ系の接着剤を使いますが硬化まで少々時間がかかりますからこんな風にマスキングテープで止めておきます。

マフラーエンドは向きなどを微妙に調整しないとかっこ悪くなってしまいます。
まあ硬化までには時間も有りますから周りから良く見回してチェックする事をお勧め致します。
如何でしょう?マフラーが付くと断然格好が良くなりますね~。

次はテールレンズです。
何度かやり直しをしたテールレンズですが・・・実車のイメージでゆきますとこんな感じかと思います。
ブルーメタリックの個体はもう少しウインカーのオレンジがはっきりと見える様な気がしますがホワイトの個体はぱっと見ではレッド一色の雰囲気なんですね。
目を凝らすと中央のウインカーの部分はちょっと色が違う(決してオレンジでは無い)感じがするんですね。

まだまだ細かな部品作りは止まりません
次はルームミラーですね。
ルームミラーの鏡は別部品で作って取付けております。
この時期のフェラーリのルームミラーは上の寸法が短い台型の形状ですね。
この後の時代から(例えばF50とか)もっと特徴の有る形状物が出てきます。
確か僕の乗っていた328も同じ様な形状のミラーが付いていた様な気がします。

ここにきて資料画像を漁っていましたらとんでもない見落としを発見しました。
シートの横のサイドシルの部分に何やら黒いクッションの様な物が付けられているのを発見しました。
この画像をご覧頂ければどんな物なのかご理解頂けるでしょう・・・
シートのサイドと同じ高さになる様にクッションが付けられていますね。
まあさすがにここまでは再現しませんがもう少し詳しく見ますとこのシートはショーカーらしくシートの素材は薄いFRP素材にシートのクッションを取付けた物なんですね決して市販車のシートベースで作り直した物ではない様です・・・理由ですか?
ドライバーシートのサイドの部分に足元のマットが見えている事からこの部分の厚みがかなり薄い物であると判断出来るのです。
簡単に言えば安めのバケットシートのベースにクッションをデザインして取付けた感じかな(笑)

サイドシルのクッションは上から見えてしまいますのでここは作ります
素材は0.5mmのアルミ板ですね切って曲げて削って・・・ひねり出します(笑)
金属素材でこの様なクッションを作る場合は極力角をペーパーで削って丸めます、こうして置く事で柔らかく見える様にしています、実際には金属なので硬いのですけどね。

反対側の画像は無いのではっきりした事はわからないのですが多分反対側にも同じ物が付いていると仮定しています。
同じ物を作って取付けましょう・・・いやいやまだ取付けた訳じゃないですよ。
塗装をしなければ取付けられないですからね。