Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

ホイールの塗装

2017-11-15 22:22:44 | その他
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本日は定休日2日目・・・天気は曇り時々晴れのち雨!?
なかなか移り変わりの激しい天気ですね

こんな天気だったのですが外でベーコンを作るために桜の木で燻製を作りました
ダイエットをしていて鳥の胸肉やササミしか食べられない(らしい)息子のために胸肉やササミも燻製しておきました
たまには変わった風味の物も食べないとね飽きてしまいますよね、まあ少しでも役に立てば・・・という親心です(笑)
少しの間冷蔵庫で熟成させますと香りがマイルドになって美味しくなりますね

さて忙しいので燻製をセットしておいてから製作にかかります
朝の出発が家内のしょうもない用事のために遅れてしまい少々揉めたのは内緒です(笑)
こっちは時間が惜しいので一刻も早く出勤したかったのですが・・・

さて本日は
ホイールの塗装からですね
昨日ホイールはサフまで塗ってありましたので本日はガンメタを塗るのですが
その前に少々気になるパリを取っておかないと綺麗な塗装ができません
このホイールですが一見綺麗なのですが・・・

このように指で触ると
5〜6箇所飛び出たバリがついています
サフを塗ってありますので見え易くはなっていますがそれでも見えにくい程度の突起なのです
しかし見た目だけでなく触ってみてわかるバリもありますからこの食感も大切にしなければなりませんね。

大きく拡大してみますと
こんな感じ・・・メタルなので表面の荒さは仕方がない部分もあります、しかもかなり拡大していますからねその分は割り引いて見てくださいね。
全部は磨ききれないかもしれませんがなるべく磨きましょう。
リムの外形の部分にわずかに飛び出た部分がありますね
その右側のリムにはメタルのスも見えますね。
スの部分はウレタンサフに硬化剤を入れてシンナーを加えずに粘度の高いものを擦り込むように入れてやりますと溶きパテとして使えます。
しかし小さなバリはウレタンサフでは隠れないので削って修正ですね

400番のペーパーを使って磨いて馴らしておきます
400番のペーパー目ならウレタンサフで消えますからね問題ありません。

裏をひっくり返しますとスポークのこの部分にプックリとバリが出ています
全てのホイールにありますからいくつか作られたゴム型に全てこのバリが有るということですから原型に何かついていたのでしょう
最初の1個の確認にミスがあると全ての部品にバリがついてしまい全ての部品で修正が必要になるのです
一つの間違いが大きな手数となってしまうということですね
私も複製を作りますので気をつけなければなりませんね〜

ガンメタを塗る準備ができましたよ〜
全てバリを取って必要な部分は磨いています
1個あたり2分かかっても240個のホイールを全て見直すのに480分かかります・・・これだけでなんと8時間ですよ(笑)

そしてホイールの塗装をしました
乾燥機の大きさの問題で40個ずつしか塗れないのです
240個ですと6回に分けるのですが40個塗りますと乾燥機を稼働させて45分くらいかけて硬化させます
1回が40個なら6回ですから270分つまり4時間半・・・
つまりバリ取りと塗装だけで12時間30分かかるということになりますね〜もうこれだけで残業確定ですな〜(笑)
さすがに全部完成することは出来ず最後の40個だけ塗装が残ってしまいました。


明日は最後の40個にガンメタを塗ってクリアーを塗りましょう・・・もうバリ取りはないですから塗りだけなのでポルシェのサフもいけるかな!?
他の部品も下準備をしなければなりませんね〜。
ウ〜ン忙しいな〜。



塗装とポルシェ

2017-11-14 22:34:06 | その他
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本日の山陰は午前中は雲が多く天気が良くなかったですがそれでも雨が降ることはなくて良かったですね
その上午後からは晴れ間が広がって天気が良かったです

昨日いらっしゃった植本社長は飛行機でお帰りになったのですがこれなら揺れなくて良かったんじゃないでしょうか・・・
どうした訳か私が飛行機に乗りますと揺れることが多くてね〜新婚旅行の時に初めて乗ったYS11は天気が悪くひどく揺れた・・・あれ以来どうもツキがない(笑)
昨夜家内に撮ってもらった植本社長とツーショット写真ですね(笑)
さすがに出張3日目なのでその前の広島の夜と比べると社長お疲れ気味ですね。
私もこのところの連日の塗装作業でお疲れ気味か??(笑)

社長にお土産でいただいたHazukiルーペです
あとで調べたら結構高価な品物でした・・・植本社長ありがとうございます
かけてみましたら確かに近くはよく見えますね〜ただまだそこまで老眼が進んでいないらしくてクラクラします(笑)
もう少し老眼が進んだら使わせていただきます
老眼は避けられないですからね〜必ずいつかはお世話になることがあると確信しています・・・変な確信か??

ポルシェの筋彫りを掘るのがまだ終わっていません
あと数台なんですけどね・・・焦って行うと変な部分を掘ってしまったりましますからね〜。
焦らないように気をつけて行わなければなりませんね〜

それでも1台だけサフを塗ってみました
筋彫りを掘っていますのでなかなかいい感じですね
・・・これはホワイトではなくグレーですよ。

そのほかはひたすらホイールを塗っています
普通は30台分でホイールは120本のホイールなのですが今回は60台分のホイールが来ています
つまり240本のホイールが来ていますからなかなか大変でした



明日もホイールの塗装やマフラーの塗装をしておきます

Make Up 1/43 Ferrari126C Turbo

2017-11-13 21:46:00 | 最近手に入れたキットのご紹介
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本日の山陰は大変良い天気でしたね。
空はスッキリと晴れて・・・明日は雨の予報が出ているのが信じられません。

さて本日の更新ですが・・・
やっぱり制作が進まなかったので・・・(笑)
最近入手したキットをご紹介しておきましょう。
本日ご紹介のキットはMake Up 1/43 Ferrari126C Turboです
1500ccターボ付きの時代で一番過激な時代のF-1マシンかもしれませんね〜
そしてキットの内容もバブル時代に出たキット!?なので贅をつくしたキットでは無いかと思います。
ではご紹介を始めましょう・・・
外観はメイクアップさんの統一感有る箱でしてイメージカラーのマルーンですね。
古い商品なので外側に少し剥げた部分も有りますが過ぎて行っ時間を考えますとこれくらいであれば極上品と言っても差し支えは無いと思います
今回入手したのはヤフオクでは無くキットを売っているお店から(メイクアップさんでは既に在庫は有りません・・・念のため)の入手なのです、私はコレクターではないし作る事を目的にしていますので外箱のコンディションは全く気にしていません。

箱を開けて中身を取り出しますとこんな感じです・・・
メタルパーツ/数枚のエッチングパーツ/タイヤなどのゴムパーツ/挽き物部品/デカール/それにインストが付属しています。
実はず〜っと前にヤフオクで一度同じキットを入手していましたがインストがは入っていませんでした。
まあ出品時の写真を見ても無かったので出品者を責める訳にも行かず・・・(笑)
植本社長にお会いした時にインストが無いか聞いてみようと思っていました・・・このキットは部品点数が多くまた細かいのでインスト無しでは組む事が出来ないと思います。

こちらがタイヤです・・・
このタイヤを見て閃いたのですが・・・このタイヤってフジヤのF-1用のタイヤじゃないかと・・・
当時はフジヤから買ってキットに入れておられたのかもしれませんね〜トレッドの中央のパーティングを見てそう感じました。

こちらが数々の、メタルパーツです
かなり細かな物も有ります・・・これぞメタルキットですと言わんばかりの点数ですね〜。
しかし、これだけの数を間違えなくパッキングするのは容易な事じゃないですね。
しかもこの作業を当時は国内でやっていたはずなのですから・・・頭が下がります。

エアバルブやリベットの極小のアルミ挽き物です
数も凄いけど量も結構ですよ・・・
きちんと使えるのかな・・・飛ばしちゃったら探すのが辛いね〜
さすがにこれは僕の旋盤では出来ないと思うしね

こちらは大きめの挽き物
これくらいなら僕の所でも挽けるかな〜

これまた違う挽き物・・・こんなに要るのかな!?
挽き物だけで凄い数です・・・小さいけど・・・指の大きさと比べてみて下さい。

こちらはデカールです
この時期のフェラーリはデカールが少ないですね
そしてシートベルトも布製の物が同梱されています・・・最初からセットされていますのでアフターパーツを買わなくて良いのは助かります

肝心のボディは綺麗にキャストされているメタル製ですね
これを作ったら格好がいいだろうな〜と簡単に想像出来るレベルですね
メリからも126CKが出ていますがアレを組んでもこうはならない様な気がします・・・

ここまで来ますとホイールもアルミの挽き物です・・・良く見て頂きたいのはリムにエアバルブの穴が開けてある事ですね。
とても親切です・・・これなら強度も十分でしょう。

サイドポンツーンのパネルは真鍮のエッチング製ですね他の部品と合わせなければならない部分はハーフにして位置決めを楽にしてあります。
また必要以上の厚みが出ない様に配慮されていますね。
そしてもう一つ・・・目の良い人は気がつきましたか?

先ほどの真鍮板の裏側にはもう一枚のエッチングが見えていましたが・・・
これが何とアルミ板のエッチングなんですね
シャーシのモノコックの表側に貼る為の物で実車の用にアルミのモノコックを再現する為の物です
アルミ板のエッチングは実は大変難しく普通のエッチング液ですと激しく反応して一瞬で溶けてしまい危ないのです
ですからアルミのエッチング板って普段あまり見かけないですよね〜本当は凄い技術なんですよ・・・何げなくここに有りますが・・・。

そしてカラーのインストです
このインストもカラー印刷でなかなかイメージをかき立てられますね〜

色が付いていますので完成に近づくのがよくわかります(笑)



本日このキットをご紹介したのには意味が有りましてね・・・
実は・・・
今日お越しになられたお客様は、メイクアップの植本社長だったんですよ。
モデルフィニッシャーとして14年目を向かえます何度か南青山に伺った事も有りますし何度もお会いしておりますが、お忙しい中初めてStudio_Rossoにお越し頂きました。

追伸、先ほど夕食をご一緒してホテルまでお送りして帰ってまいりました
半日ご一緒しましたが最近稀なくらい楽しく過ごすことができました、誠に有難うございました。
明日は気をつけておかえりください、年末が近くなって寒くなりますがお身体に気をつけてお過ごしいただきますようお願いいたします。

デイトナシャーシのパテ研ぎ

2017-11-12 22:39:14 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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本日の山陰は曇りのち晴れですね。
朝は雲が多く少し寒かったですが午後からは日がさして来まして暖かな1日でした。
朝はいつものように畑でイチジクの収穫・・・
下の写真は晩生のヌアールドカロンという種類のイチジクでして実の中心の穴から蜜が落ちています
これくらい蜜が出ると甘くて美味しいのですよ
イチジクの実と書きましたが、イチジクは実ではなくて花なんですね、普通なら花が咲いて実になりますがイチジクは花そのものなんです。
実に不思議な植物なんですね〜。
ですから種類によってはこのように鼻から蜜が滴れるようなこともあります・・・木成りで完熟の証拠ですね。

締め切りが今日だった部品の塗装ですが昨夜残業をして完了しましたがまだ乾いていなかったのでマスキングテープは外せなかったのです
本日はそのマスキングテープを剥がすところから始めましょう・・・
今日は厨房のK子さんがお休みなので11時ごろから厨房に入らなければなりませんから時間がないのです。
明日はVIPが来られるのでアトリエの片付けもしなければならないし・・・それにしても今日はご来店が多かったですね・・・。
なかなか片付けも進まない・・・(汗)

お陰様でマスキングテープも取外せました、これでお渡しできますね。
完成した部品と引き換えに嗣の部品が到着します・・・(滝汗!)

さて延び延びになっていたデイトナのシャーシのパテを研ぎます
このシャーシもいつもの1/43に比べれば大変大きいので当て木を使って平面だ出るように削っています
面積が大きいので細かなペーパーではなかなか終わらないのですが荒いペーパーを使いますとこの上にサフを塗っても傷が残ってしまいますからなるべく細かなペーパーを使う必要がありますね。
もちろん裏だけではなく室内側も研いでおかなければなりません
レジンの黒い色が出ている部分は出っ張っていますしパテの黄色な色が出ている部分は凹んでいます
ウ〜ンなかなか平面を出すのは難しいですね〜。

研ぎが一段落しましたのでここで仮組をして見ます
ピン穴がきつい部分はもう一度ピンバイスでさらっておきましょう
感じは良くなったのでこれでコンソールのカーペットを作っておきたいですね
・・・これがまた結構難しいのですよね〜。

続いて急ぎのポルシェです
全てのボディで盛ってあるパテを研ぎました
ステップに部分は結構気泡がありまして小さいのを潰すのはなかなか骨が折れます・・・
次から次に気泡が現れますし、盛り方が不足している部分は光硬化パテを盛って整形いたします

続いて筋彫りを掘ります
全ての筋彫りを掘り直しておきましょう・・・
このポルシェのボディですがダイキャスト製なのですけども筋彫りの溝がV型かU型らしく塗装をしますと塗料が入り込んで埋まりやすいのです
ですからタガネを使って凹型になるように掘っておきたいのです、この形状にしますと塗料が入り込みにくいのか入っても埋まりにくいらしくて今まで一度も埋まったことがありません。
フロントのリップの部分も塗り分けをしますのでリップの部分も筋彫りを追加しておきました、筋彫りがありますと塗り分けが簡単ですからね〜。


明日はVIPのご来店のために制作が進まないかもしれません(笑)
できる範囲で進めておきたいのですが・・・できなかったらキットのご紹介をしておくことになりますね〜多分キットの紹介をすると思います(笑)
ここでの足踏み状態は痛いですが・・・仕方がないですね。

やっと目標クリアーです・・・

2017-11-11 22:36:17 | その他
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本日の山陰は雨が降るという予報が出ていましたが明るいうちはそう心配したような雨は降りませんでした。
夕方になってから少し降ったようですが午後9時まで残業をして帰る頃にはもうすでに上がっていまして道路が濡れているだけでしたね。
雨が屋根を叩くような音もしないくらいだったのでそう強くは降っていなかったはず・・・塗装に集中していたから気がつかなかっただけかも・・・!?

昨日まで頼まれ物の塗装の件進みが遅かったのでかなり心配をしていましたが、結果から言いますとこれだけに限って言えばなんとかクリアーしました。
ただし他のことは一切できていませんので喜んで良いのかどうか、若干不安ですね。
明日は厨房のK子さんがお休みなので11時くらいから厨房に立たなければなりませんし明後日は東京から大事なお客様がいらっしゃいます。
初めていらっしゃるVipなので丁重におもてなしをしなければなりますまい・・・(笑)
皆さんも(当然私もこの仕事を始めてからよく知っている方です・・・それまでは雲の上の方でしたが・・・)名前を聞かれればご存知の方です。
まあ仕事のお話に来られるので製作は少しストップしてしまうかもしれませんね〜。

と前置きをしておきまして・・・
本日の仕事です

昨日ウレタンクリアーを塗ったエキマニですが本日はこのマスキングから始めなくてはなりません
最初にしたのはデザインナイフの刃を新しいものと交換して油分を取るためにブレーキクリーナーで脱脂をします
デザインナイフの刃は錆びないようにオイルが付けてありますからこの油分が塗料を弾いてしまうこともあります
だからああらしい刃に交換した時は決まった儀式のように脱脂をしています、このせいなのかわかりませんが今までマスキングテープの周りで塗料の弾きは起こったことがありません。
マスキングテープの幅は0.8mmほどで長さは13mmですね
気がつかれたかどうかわかりませんが・・・カッターマットの色が変わっていますね
いつもはグレーなのですが・・・
理由はマスキングテープをカットする場合黒いカッターマットの上の方がマスキングテープの幅を読みやすいのです
ですからこんな時はマスキングテープをカットする色の濃い専用のマット(グレーのタイプは裏側がブラックなのです)を準備しているのです

昨日サフを塗ったサイレンサーですが
ウレタンのシルバーを塗ってから気になった部分だけ1000番程度のペーパーでゴミを取りまして再びシルバーを塗っています
シルバーが硬化しましたらほんのわずかに焼け色を入れています
サイレンサーは一番エンジンから離れていますからそうンアに温度が上がらないので軽くクリアーオレンジ+ブラック+クリアー(粘度の調整用です)を混ぜたものを塗っています


次はエキマニですがここはエンジンの排気が当たって一番温度が上がる部分ですね
ステンレス製のようでクリアーレッドとクリアーブルーをクリアーで溶いたものをシンナーで薄めて使っています
一見不自然に見えますが・・・完成するといい感じになるのですよ(自画自賛とも言います・・・笑)

そしてクリアーオレンジにブラックを入れてクリアーで調整したものを塗っています
これでなんとなく焼けたエキマニの色に見えてくるから不思議ですね


まだエキマニのマスキングテープは剥がしていないので明日の作業となりますね
これで明日はデイトナとポルシェを進めて・・・月曜日にはミニも進めなければなりませんからその準備もしておきましょう。