Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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Panther-X250分解

2018-06-15 22:57:05 | その他
本日の山陰は晴れたり曇ったり・・・お昼頃には雨がパラパラと落ちてきました。
本日は畑でオクラの苗を植えておきました
全体の3/4位は植えましたが・・・まだ終わりませんでした。
他にもカボチャも何本か植えてきました・・・驚いた事にカボチャはすでに花が咲きかけていました!

まあその辺りの顛末は畑ブログでその内に・・・

先日いただいたリューターですがミニクーパーが完成いたしましたので本日発送しました。

一つ区切りがつきましたので机の上を片付けまして新しいリューターを設置してみました。
如何でしょう?今までのものよりも幅が狭くて高さが高いですね〜
机の上の必要な面積が少なくて済みますから良いですね。
しかも回転数がデジタルで設定できます、これはフットスイッチを使ってもハンドピースのスイッチや本体のスイッチを使っても同様でした。
デジタルで表示出来て回転数を指定できますから低回転で磨くような操作はかなり良いです、低回転でトルクがあるのも特筆すべき事ですね
今までのものなら回転を上げないとトルクが出なかったし、フットスイッチを踏みますと本体の回転数の設定に関わらず最高回転まで上がってしまいます。
古いリューターではその癖低回転ではトルクが少なくて回転が不安定になります
この建機の分解でもアルミのシャフトをかしめた部分を分解する場合に使って見ましたが実にスムーズに回転が上がりますし回り出し反動も少ないです。
さすがに高価なリューターですね〜頂いたものだから褒めるわけではありませんよ・・・今までのブログを読んでいただいてもわかりますが決して提灯記事は書きませんからね・・・それでは誰の参考にもなりません。
リューターは寿命の長い器具なので買う場合は出来るだけ良いものを(高価な国産品を)買われる方が良いかもしれませんね。
特に細かなビットでは回転数が遅いとは先のスピードが足らずに切れが悪くなります。
また回転数が遅いとビットが削る対象物に引っ掛かってビットが走ってしまう(特にメタルキットの場合ですね)ことがあります、このナカニシのリューターならそれが少ないかもしれません。
ビットが走った部分を修正するのは結構手間がかかりますからね。
またナカニシのリューターは修理も効きますから万が一壊れても安心ですね。
3〜4万の中間グレードのリューターを使い捨てするよりもずっと経済的で確実な仕事ができますから・・・


そして新しい仕事を始めなければなりませんね〜
修理も随分たまっていまして本日は見積もりをしながら新しい仕事をしています・・・

新しい仕事とはこちらです

コベルコのPanther-X250と言います
建機ミニカーの塗り替えですね〜
最近この手の仕事もいくつかご相談が来ています・・・他にしてくれるところがないのでしょうか?
シャーシの部分を分解いたしますが塗らなければならない部分と塗らなくて良い部分と分けて分解いたします。

シャーシ部分で塗らなければならないのはこちらの部品です
実車の写真やサンプルのミニカーを見ながら部品を分けてゆきましょう〜。

今度は上側のブームやキャビンの部分を分解いたします
この建機は部品点数が多くてなかなか厄介ですね〜
こんなに部品点数があるとは思わなかったです・・・(笑)

今回分解で一番困ったのがキャビンのガラスです
構造的には裏からはめてあるだけなんですが・・・なぜか外れません
無理な力を入れれば脆い透明のプラスチック部品が壊れてしまいそうですし・・・
どこかが接着されているような感覚なんですが・・・
よく見ますとドアにミラーがついていましてそれが瞬間接着剤で止められているみたいなんです・・・
その接着剤がミラーの足を通じてガラスまで回っているのでした。
ナイフの刃を差し込んでその接着剤を外しましたら簡単にガラスが外れました!
塗り直しの場合分解から作業がスタートするのですがこの分解という作業が一番難しいですね。

このモデルは珍しくブームの一番太い部分が2分割になっていました
今まで塗り直したものは一体だったんですが・・・何か理由がありそうですね〜

ブームのワイヤーの巻き取り機です
実車は油圧とかですが・・・ミニカーは手巻きです
この部分も分解して塗り直しになります
一体で塗るとワイヤーの表現である糸まで塗ってしまいますから・・・丁寧な仕上げを考えれば分解して塗りますよ

車体がバラバラになりました
下の皿に入れてある部品はお材がダイキャスト製なので明日はこれに塗装の剥離剤をつけて剥離いたします。

分解時に写真を撮りながら分解しましたので時間がかかりました
何しろキットではなく完成品なので塗り直してから組み立てをしますがインストがないので分解時の写真が唯一の資料なんです
明日は塗装の剥離と見積もりをご紹介いたしましょう。

ギャラリー用完成画像撮影

2018-06-14 22:30:50 | Mini Cooper 998
本日の山陰は大変良い天気でしたね〜
梅雨とは思えないくらいいい天気でしたよ日は当たるけど風もあるし湿度も低めスッキリした印象でしたね。
そんな中なのですが知人が20日から入院して手術を受けるらしいので会いに行ってきました
こんなに天気のいい日の足は・・・そう!Ferrari348Zagatoです
久々にガレージから出して走ってきました。
80km/hのバイパスを走っても前を行く車が譲ってくれるので・・・そう急ぐわけでは無いので車間も詰めずにゆったりと走らしていますが・・・。
ついついペースが上がってしまうのも事実です
反対車線にシルバーの覆面を見つけたので一瞬アクセルを緩めたのは内緒です(笑)
とりあえず入院する知人も元気そうなので一安心でした、一番安心したのは知人ではなく私自身だったというオチです!

午後からはFBつながりの友人が広島からいらっしゃいました、楽しいひと時を過ごすことができました。
いつもお会いできる方では無いので色々なお話が聞けて嬉しかったですね〜

そして本日は朝からメールやら電話の多い一日でしたね。
と言うのも・・・本日の山陰中央新報社の新聞に先日取材を受けた記事が載ったんですね。
同級生や最近お付き合いが遠のいているお客様などなどからたくさんご連絡をいただきました。
今回は「仕事 ワタシ流」と言うことで取材されました、まあ変わった仕事を15年も続けていますとずいぶん珍しいようで何度も取材をしていただいています。
大変有り難いことですね〜

今日の新聞にはFBつながりのKさんのところのカルガモの話題とか・・・

同じ安来市文化協会のこちらもKさん親子の絵画の展示の話題とか・・・

身近な話題がたくさん出ていました
皆さん頑張っておられますね〜

ここからは仕事を進めるところだったのですが・・・
今日はミニの画像撮影をしました
近日中にギャラリーにアップいたしますがとりあえずこちら・・・です

実はこのあとボンネットの部分にどうしても気になる部分を見つけてしまいまして・・・
少し塗り直しをする事にいたしました・・・
この時点での塗り直しはあまり無い事なのですが・・・
まだ見ぬお客様のために出来る限りの事をしておいた方が良いと言う判断です。


そして昨日友人から頼まれたエンジン模型の塗装なども・・・
事情があって大急ぎだったので昨日残業して時間外に進めました
3Dプリンターの積層の凹凸を削ってから1度目のサフを入れました

まだまだ凹凸がありますので再び研磨・・・
3Dプリンターの積層の凹凸が結構ありますので綺麗に研磨するのはなかなか大変ですね〜
とぼやきながらも2度目のサフ・・・

1000番のペーパーで再度研磨して整えます
ほとんどのサフが無くなるくらいまでもう一度研磨して3度目のサフ
このアクリルの素材はシンナーを吸ってしまうのかどうも凹凸がなかなか無くなりませんね〜

カラーはシルバーを塗りますので下地を整えなければなりません
サフの上にウレタンクリアーを一度塗ります

やっとシルバーを塗りました
まあこれくらいなら大丈夫そうですね〜
ここまでは昨日のお話です
凹みの部分にラッカーをささないといけないのですが下のウレタンシルバーが硬化していないとブラックをさした時にシルバーが溶けてしまったりシンナーに侵されて浮き上がったりとロクなことにならないのです。

今日はブラックを凹みの部分にさす部分から製作開始ですね

ブラックをさしたら硬化するまで少し待ちます
その後に全体にウレタンクリアーを塗って完成ですね・・・
午後からS木さんに部品をお渡して任務完了ですね。
東名自動車と言いますと当時父の買ったカーグラフィックを読んでいてツーリングカーのサニーの活躍を目の当たりしていました。
このエンジン模型も関係の方にプレゼントされるらしいですが・・・
今になってこんな凄い一時代を築かれた方々に関する仕事をお手伝いさせて頂く事になるとは・・・世の中わからないものですね〜大変光栄な事ですよ。
まあ問題は私の仕事の部分を喜んでいただけるかどうかですよね(笑)


ミニが一段落すると思いますので明日は机の周りを片付けてから先日頂いたリューターを机の上にセットして試運転してみたいですね。

いよいよ本当に完成です

2018-06-13 21:22:35 | Mini Cooper 998
本日の山陰は曇り午後は天気が回復して晴れました。
午後からは畑に耕耘機をかけまして次の作物の準備が完了です。
次は夏野菜としては最後の植え付けになります「オクラ」ですね
160ポットで1個のポットに2〜3本芽が出ていますから320本くらいは最低限有ると思います
最盛期には花が咲いてから1週間くらいで収穫出来る筈なので平均45本位は毎日収穫出来る計算なんですが・・・(笑)
まあその通りに行かないのが農業と言う物です。
「捕らぬ狸の皮算用」にならない様に頑張ります。

さて少し前に書きましたが、狩猟免許を取るというお話です。
まあ空気銃や普通のライフルなどは無理ですが、箱罠位は大丈夫だろうと思っていました。
地元で事前の講習会が有るというので申し込みをしましたら・・・受講票が戻ってきました・・・!
何とびっくりしました、受講票の番号が「1」なんですね〜!!
「1」を頂くって最近多いパターンなんですが、これはどうかな!?
ひょっとして申し込みが1人しかいないと言う事なのかもしれないですよね〜
マンツーマンで教えてくれるという事でしょうか?
それとも近くの他の会場で一緒に受けるとか・・・
いずれにしても受ける人は少なそうですがこれから田舎では農地の山林化や過疎で人が住まない所が多くなりまして動物に依る被害が考えられるのですが高齢化で誰も対応が出来なくなっていると考えられますね。
大丈夫かな!?島根県は・・・??
田舎が住みやすいと言っても有る程度のインフラは必要になってきますからね〜自然界の動物達ともお付き合いは要る訳でしてね〜先を心配する私なのです。


さて本日の制作ですが
まずはワイパーのモーターを作ってみます素材は1.5mmの真鍮線です
形状は普通の円筒形では無く円筒形を少し潰した様な形状ながら端の方はベアリングか軸受けが入っているらしく丸いという感じですね
最初にエンドの軸受けの部分を旋盤で丸く削りますそして側面をヤスリで平らに削るだけですが・・・それらしく見えてくるので不思議ですね・・・ちょっとピンボケでした。

先の部分をカットしてモーター部分の完成です
下のマス目は1.0cm四方なので大きさがわかりますよね〜長さが2.5mm程度でしょうかね。

0.8mmのアルミ板でリンク部分(回転運動を往復運動に変更する部分ですね)を作ってギアボックスになっている部分は真鍮から削り出した蓋を付けてみました。
本来はもう少し右側に有るのですが・・・ヒンジが干渉するとボンネットの開閉に問題が出てしまうので・・・
ボンネットの中の風景を箱庭的に考えますと左右に均等に部品が付いている方が安定しますが、実車を見て不安定な配置であれば少しその要素も入れておきたい・・・エンジンが少し右に寄っているので左側に部品を多めにしておきました。
バルクヘッドの部分だけを見ますと左が重いのですが全体で見ますとエンジンが右に寄っていますのでバランスは良いかな〜と思います。
何か足らない様に感じられるかもしれませんが・・・普通のエンジンルームと比べると有るべき物が無いのです。
何だと思いますか?
バッテリーなんですよミニの場合バッテリーはリアの小さなトランクの中なのです。

ここで組立ては大体完了しましたので展示ベースの準備にかかります
穴の位置を決める為には大体の場所にマスキングテープを貼ってケガキをします

この後車体と展示ベースの間に入れるスペーサーを旋盤で削って作ります
一台ずつ僅かながら寸法が違います
少しタイヤが潰れる位のクリアランスが丁度良いと考えています
実はタイヤを作る時には書きませんでしたが今回タイヤは少し柔らかめにしています、僅かに調整剤の量を加減する事でそれが可能になってきます。
ミニカーはタイヤが変形する程重くは有りませんがスペーサーの寸法を加減して作ってビスで取付ける事でタイヤが車体の重みで僅かに自重変形する姿を再現してみたくての試みでした。
レジン等で変形している形を作る事も出来ますが・・・車高出しが難しくなりますので素材の配合を替えてチャレンジしてみました。
まあ効果の程は・・・ご購入になられる方がご自分の目でご覧になっての判断になりますが・・・(この作品はショップご依頼品なのでお客様は決まっていませんので・・・)
下側の写真はまだネジを締め込んでいませんので・・・タイヤはほとんど潰れていません(笑)
それよりもFフェンダーの上側にプツッとクリアーの凸を見つけたのでクリーニングの為に研いでいます

そして2種類のコンパウンドで仕上げます
この作業で全く凸部分は無くなってひと安心です・・・この後ボディ全体のクリーニングの作業をしていよいよ完成ですかね〜!

ボディを仮組台から展示ベースに移しましたがそのタイミングで2つの部品を取付けておきました
一つはミニの特徴であるセンターマフラーです
ノーマルのマフラーですと左から細いサイレンサーとパイプが見えていますがミニのチューニングパーツと言いますとブラバムのルーキーマフラーと言うのが定番なので・・・クーパーSですから少しスポーティーに装っていても不思議では無いでしょう。

そしてフロント側の定番が・・・オイルパンガードですね
ミニの場合エンジンオイルとミッションオイルが同じ物を使っています、その上オイルパンがアルミ製でしかも低い位置に配置されています車高も高く無いのでオイルパンを打ってしまいますと全てのオイルが流れ出てしまいミッションやエンジンを傷めてしまうのです。
なのでオイルパンガードは必需品なんですね。
まあモデルの場合は壊れてしまう事は有りませんが・・・万が一の為に取付けておきました。
穴が開いているのはオイルパンの冷却フィンに走行風を当てて冷却する為(その為にアルミ製のフィン付きになっています)です。


これで明日はいよいよ完成で写真を撮影して発送の予定です・・・あくまでも予定ね(笑)
ショップに並ぶのはプレートを作ってからでしょうから・・・少し時間が必要かもしれません。

エンジンルームの組立て最終回!?

2018-06-12 20:33:31 | Mini Cooper 998
本日は定休日・・・ゆっくり起床ですね〜
島根県は朝から雨が降っていましてね、どう急いでも外の仕事は出来そうに無かったのです。
ラッキョウの最後の収穫が残っているのですが・・・

出勤して仕事に取りかかろうか・・・と
もうすぐ完成ながらまだまだしなければならない事は多々有ります。
この制作は元々メイクアップの私の元担当のAさんからの物でボチュレットのミニに完成品のエンジンを入れて作って下さいというのもだったのです。
そのエンジンの完成品というのはエンジン周りの部品はほとんど付いていましたがエンジンルーム内の補機は全部自作しなければなりませんでした。
他にエンジンルームの再現してあるキットと言えばピラニアモデルの物が有りますが、アレはローバーミニの時代の物なので少しエンジンルームの風景が違うんですね。
今回は古いタイプを目指しているのでピラニアのキットの物を複製して使う訳にはいかないのです。
ですからエンジンルームの細々した部品は全て自作品になるのです。
今日最初の部品は・・・こちらです
ラジエターのキャップなんですね
こんな小さな物はなかなか作れないのでエッチングで沢山作って置いた物を出して来て使います
既にメッキしてありますからカットして取付ければ良いのです。
今回の製作で初めて楽が出来たかも・・・

古いミニのラジエターキャップはラジエターがボディに対して側面に付けてありましてその一番後側の部分になります。
前側ではボンネットの高さの制限が有りますから後側に配置されたと言う事でしょう・・・この辺は模型も実車も同じ事ですね。
模型の場合はボンネットの厚みが有りますからさらに条件が難しくなってきます。
ボンネットを開けた時にサイドからチラッと見えるのはなかなか気持ち良いですね。

次はこれです・・・
何かわかりますでしょうか?
エンジンルームを前からのぞいた時に左側の側面に付いている黒い箱状の物です
これは発電機が発電する電気を調整しながらバッテリーに充電するレギュレーターと言う物ですね。
今の車ではICレギュレーターという物を使っていましてかなり小型になっています、そしてこの黒い箱ではなく発電機自体に取付けられていますのでどんなに探しても見つけられません。まさしく時代を反映する部品なんですね。
この後台座の部分を残して他の部分を黒く塗装します。

昨日作った点火コイルが塗装から上がってきました
コードを刺し込む部分は絶縁体の茶色い色をしています
本体は一般的なブラック・・・チューニングパーツとしてボッシュはブルーとかの物も有りましたがボッシュはドイツ製(元は・・・)なのでミニには不似合いという事で一般的なイギリス製=ルーカスと言う事で黒い物に致しました。
ルーカスはボッシュに比べて信頼性が落ちるのですが模型なので信頼性については問われませんからね(笑)
コイルをボディなどに取付ける為にステーが付けられるのですがそれもまた再現してあります。
コイルだけベタッと接着剤で取付けるのは興醒めですから・・・

取付けには少し工夫が必要になりますよ
デスビから1本余分に高圧コードを出してありますのでぜひそれをつなげたいのです・・・
先にコイルのコードを刺しておきまして接着します
接着剤はこの場合瞬間接着剤ですがインセクトピンの先に少しだけ付けて流し込む様に最低限の量で接着しますと白化しません、その上硬化も早いですよ。
ボンネットステーを使ってボンネットを固定しますと作業がやり難いのでマスキングテープで開きっぱなしにしています・・・。

そしてコイルのコードを自然な形に整えながらエポキシ系の接着剤でエンジンルームの側面に取り付けます
こんな位置なので後でコードを刺し込むのは至難の業なんです・・・順番を良く考えて組立てれば何の問題も無いのですが・・・組立ての順番はとても大切なんです。

次は先ほど作ったレギュレーターを付けます
このレギュレターは比較的高い位置に取り付けます
と言うのもレギュレターとコイルの間に室内の空調用のダクトが通るのです
干渉しない様な配置にしておきます・・・ちなみに実車でも同様に配置されている様です
純正でそんな仕様が有ったのかは定かでは有りませんがダクトだけですと走行中でないと空気が室内に入りませんがこの部分にブロアーモーターを取付けている車も有ります・・・今回は一応ダクトだけにしていますが、暑い日本ではブロアーが無いとドライバーは夏にはたまらないでしょうね〜。

さて次はダクトを作ります
オリジナルのダクトはただのパイプでは無く自由自在に曲がりやすい様に何かを巻いて作ってあるらしく表面には線がは入っている様に見えます。
模型用と言っても微調整をして曲げないといけませんし表面にはこの線状の模様を入れたいので0.8mmのハンダ線に0.1mmのハンダを巻いて作ってみました。

上の物が余り密に巻いてしまったので曲がり難い事塗装をしますと巻線が見えなくなってしまうので作り直しました
少し間隔を開けて巻いています・・・

そしてサフを塗ってから塗装をします
完全に硬化してから曲げますと塗料が剥げやすいので半乾きのタイミングでエンジンルームの形状に合わせてカットと曲げ加工を行ないます
空気の取り入れはグリルの裏付近から取り入れる様な感じですね。

ダクトを取付けました
この位置ならボンネットのヒンジにも干渉せずに開閉もスムーズに出来ます。

後は・・・ダクトと反対側に付くワイパーモーターを付けようか省略しようか検討しないといけませんね。
必要以上に詰め込みますと綺麗に仕上らなかったりボンネットの開閉に無理が出て来たりします。
なかなか迷いますね〜

明日はここからですね〜完成しそうでしない・・・最後の詰めの部分でなかなか終わらない。

ボンネットエンブレムとエンジンルームのディティールアップ

2018-06-11 18:37:57 | Mini Cooper 998
本日の山陰は雨でしたね
夕方になって回復しまして少し青空ものぞきましたが雨が止んでいる時間の方がかなり少なかったですね。

こんな日は朝から制作を・・・と思いましたが
数日前に植えておいたサツマイモのツルが所々枯れてしまいましてどうしようかな〜と思っていたのですが昨日買い物に行った時に20本組みのサツマイモのツルを見つけましたので雨の中少し補植しておきました
また種を蒔いて作ったピーマンの苗がどうも元気が無いのです・・・それもまた10本程買って来ましたのでそちらも植えておきました。
雨の中なので写真は無しです、カメラが壊れると高くつきますからね〜(笑)

さて早々にアトリエに入りまして制作を開始致します
今日はエンジンルームの中の細かな部品を付け足す所からでしたね〜
その前に気になった部分をやっつけておきましょう
細かな事なので目が疲れていない朝一番の方が良いかな
今製作中の車はオースチンミニのクーパーSという事なのでボンネットの一番前側にはオースチンのエンブレムとその上にSのエンブレムが付けられるのです
キットにもSのエンブレムはオースチンのエンブレムと共にデカールで付属していますがオースチンのエンブレムを金属のエンブレムの台を使った物ですからSのエンブレムをデカールだけで済ませるのは大変バランスが良く無いのです。

そこで真鍮線を使ってエンブレムを作ってみようと・・・
先日TさんがFBで洋白線を使って1/24のベンツのエンブレムを作っておられるのをアップしておられたので・・・1/43でも出来るかな!?てね。
0.3mmの洋白線を曲げてみました・・・
コツは少し長めにしておいて曲げてから必要な部分だけをカットすると巧くいくみたいですね

余分な部分をカットして表面を2000番のペーパーで磨きバフ掛け・・・もちろん金属板に瞬間接着剤で仮留めしての作業です。
大きさを比較するのものが無いとよくわからないでしょうから・・・
ちなみにただの棒の様に見えますが爪楊枝の太い方ですね・・・大きさがご理解頂けると思いますが・・・。

ちなみに取付けますと・・・
こんな感じになります。
デカール一枚で済ますより断然良いと思いますが・・・
それにしても取り付けの時に裏側に貼付けてしまってやり直しをしたのは内緒です・・・(笑)
余りにも小さかったので・・・自分でも良く見えなかったのです。

エンジンルームの中には色々な補機が詰まっていますね
どれをどれ位入れるかと言うのは作り手にまかされているので腕の見せ所なんですが・・・これが結構大変なんですね。
何でもかんでもどんどん放り込む訳にはゆかないです(笑)
キットにはマスターシリンダーとブレーキのサーボが付いているのですが・・・ブレーキのサーボは付いていない物も有るので今回はそれを再現致します
キットの部品からサーボの部分をカットしてマスターシリンダーだけ取り出します・・・右の2つの部品はサーボ系の部品です
今回使うのは左側の部分だけですね。

つまりこれだけ・・・と言う事です。
軽量な車なのでシンプルな方が良いですよね、ブレーキも十分利くと思います。

取り付けは運転席の前側のバルクヘッドのエンジンルーム側ですね・・・
何とも冴えない形状ですが・・・まあ実物がそんな物なので仕方が無いですよね〜
旋盤で挽き物を作ったらもう少しピシッとするかもしれませんが実物も鋳物で出来ていますからホワイトメタル製でも問題無いでしょう。

次は得意の旋盤で挽き物を作りました
これは何でしょう?
実はタペットカバーに付いていますオイルのフィラーキャップなんです。
ミニの場合純正品は黒いプラスチック製の冴えない物が標準なんですね、ショップによっては金属製の物を売っている所も有ります。
今回は一応純正品として黒く塗る予定です。
この時は簡単に出来たと思っていましたがこの後何度も部品を跳ばして無くしてしまい10回も作り直しになるとはこの時点では想像ができませんでした。
今でもミニのオイルキャップが9個私のアトリエに眠っているはずです(笑)

次も挽き物の部品ですが・・・何でしょうか?
こちらは点火コイルです
点火コイル本体はこんな感じに削っています

この後コードを刺し込む部分は真鍮パイプで作ります
このままですと少し太い様に感じられるかもしれませんがここにコードを刺すと差し込みの部分にはゴムの少し太いカバーが付くので違和感は少ないと思います。

また削っています・・・
今削っているのはブレーキマスターシリンダーのオイルのサブタンクです。
国産車の場合はマスターシリンダーとサブタンクが一体になっている事が多いので特に別部品を作る事は無いのですがミニの場合は2系統のブレーキラインで別々のタンクが有る様なので同じ物を挽き物で作ります
国産ですと樹脂製のタンクが多いのですがミニの古いタイプのサブタンクは缶詰の缶の様な物が使われています。
これもまた時代を感じる部分なのでこの古いタイプを再現しましょう

マスターシリンダーへのオイルの取り出しは金属パイプが差し込まれていますがこれもちょっと変わっていまして上側から差し込まれています・・・普通は下側に入るのですけどね。
想像ですが上から差し込んでパイプが底の方まで伸びているのではないかと想像します。
この取り出しの位置ですが中央では無く脇にズレた部分に付いていますからここに穴を開けます・・・

削り出したタンクはこんな感じですね
ズレた穴の部分はアルミのパイプを差し込んでニップルを表現しておきます

オイルフィラーをタペットカバーの上に乗せて雰囲気を確かめましょう
良い感じなのでこれで塗装をして取付けます、どんなに小さな部品でも一度仮組をして雰囲気を確認してから塗装/取り付けを行ないます、面倒かもしれませんがこれが良い作品への早道ですね。


明日も引き続きエンジンルームの仕上げを行なってゆきましょう
早ければ明日は完成致します。