Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

段ボールのデカールを貼りました

2019-08-07 20:58:44 | Ford Model T Truck
本日の山陰は蒸し暑い日だったです
昨夜は雨が降ったらしく朝起きたら道路が濡れていました・・・気がつかないくらいぐっすりと寝ていたのか、かなり疲れていたのかもしれません。
疲れたといえば・・・
疲れた日のブログは誤字脱字・変換間違いが多いですね〜
昼間に一生懸命仕事をしますとやはり疲れるのでしょうね〜集中力が切れてしまうのです
昨日のブログも後で読み返して何箇所も直しました
・・・そのうちに眠くなって寝ちゃいました・・・ふ〜っ。

本日の本業はこちらからですね
以前に準備していたデカールを貼ります

段ボール箱に貼りますとこんな感じです・・・
なかなか格好がいいかな・・・
余談ですがこのタイプの少し大きな段ボール箱はあまり私の方には送ってきません。
小口のお客さんなのでもうちょっと小さな段ボール箱の方が多いですね・・・。
以前に1度だけ大きな箱で送っていただいたことがありましてね・・・今回はそれから採寸して作ってみました。

やっと全部の段ボール箱にデカールを貼ることができました。
左右2面に貼りますが同じ位置に貼るというのはなかなか難しいですね〜(笑)
結構時間がかかりましたよ。
続いてマークソフターでさらに密着させます・・・

続いてつや消しのクリアーを塗ります
ツヤが消えますと一層段ボール感が強まりますね〜


ここからは修理のご報告ですね
こちらは新しい患者さんです
ご覧の通りミラーが外れかけています
この状態で送られてきましたが外れなくてよかったですね
外れたら中で踊ってしまって傷がつく恐れもありました

慎重にミラーを外します
エナメルシンナーで接着剤を緩めてから外さないと取り付け用の足が折れてしまう恐れがありますから・・・
でも意外と簡単に外れてしまいました・・・
一瞬取り付け用の足を折っちゃった・・・と思いましたが実はそうではありません最初からこの程度しかなかったのです
長さは0.5mmくらいかな〜それ以下かもしれません
普通ホワイトメタル製のミラーを支えなければなりませんから太さにもよりますが最低でも差し込みの長さは1.5mm位は欲しいですよね。

この穴をご覧になれば折れた訳ではないということがわかりますね
穴の中には何もありません・・・
しかも穴のエッジが白くなっているのが分かりますでしょうか?
ここで瞬間接着剤を使って留められていました。
ミラーが曲がった時点で塗料を持って行かれたようなのです。
足の短な部品を瞬間接着剤で取り付けるというのは耐久性を全く考えていないやっつけ仕事としか見えないのですが・・・

修理も外したミラーを見て考えました
オリジナルで直すなら足はこのままにして接着剤はエポキシ系を使うのが強度的にはいいでしょう・・・
しかし足が短いので強度上は十分ではないかもしれません、お客様の指が当たったりしてまた外れやすいのではないかと考えるのです
ということで差し込みのピンをカットしてから中心に穴を開けて真鍮線を埋め込んで取り付け用のピンにしました
正確な位置に穴を空けるためには一旦ピンを切り飛ばさないと開けられないのです

ボディ側も穴を開けて加工します穴を開けて驚きました
元々の穴は深さが1.0mmくらいしかないのです・・・
ということは当初から取り付けピンは短いものだったと言う事なんですね、これはあり得ない・・・。

そしてミラーを装着して完成ですね
強度は十分と思います。


次は1/18のモデルなのですが
リアのエンジンフードの黒い部分に何やら白いものがついています
お客様は接着剤かな?って仰っています
取り除いて欲しいと言う事なので・・・

綿棒で水拭き(一番影響が少ないものから始めます)・・・あれ?取れちゃいました。
どうやらこれは接着剤ではなくボディを磨いたコンパウンドだったようです。
一応磨いているんですね〜と思うのと同時に検品で見つかるんじゃないかと・・・検品などしていないのか??

でもちょっと困ったのはこの部分です
ウインドウの上部が浮いているんですね〜
こちらもエナメルシンナーで接着剤を緩めてからウインドウを外すのですが・・・
エナメルシンナーでは外れません・・・なんと瞬間接着剤でウインドウを貼り付けてあります。
それも両はしだけですね・・・これではウインドウを外した途端にボディカラーが剥げてしまいますのでボディの補修塗装が必要になっていまします
そう言うわけにはゆきませんので今回は隙間に部分からゴム系の接着剤を入れて外さずに接着を試みます。
本来は一旦ウインドウを外して両サイドを少し削って付け直すのがベターなんですが今はまだそこまでウインドウの浮きは酷くないのです・・・
きちんと直すならウインドウは諦めて作り直しをする前提で修理をするのが良いと思いますがボディの補修やウインドウのデカールの制作ウインドウ裏の黒い部分の塗装を考えますとかなりの料金が発生してしまいます。
今はまだ軽症なのでそこまでの出費をお客様に強いるのは良くないだろうと言う判断です。
模型というのはお客様にとっての楽しみなのです、悪戯に出費を多くするのは避けた方が良いのだろうと・・・僕ならですけどね。

修理をやっています

2019-08-06 21:06:46 | その他
本日の山陰は・・・曇り時々雨でしたね。
と言っても雨は沢山降ったわけではなく道路が濡れるくらいといえばその少なさがわかっていただけるかな〜。

台風は予定通り?に九州に上陸して日本海に抜けて行きましたね
他の地方のことはわからないですが少なくとも島根県東部ではそんなに降っていないですね。
明日はまた暑くなるらしいですが・・・雨も風もほどほどにお願いしたいものです(笑)

先日、Ferrari812スーパーファーストを修理しましたが本日お客様から受け取りましたとご連絡がありました。
やはり実際にお客様が喜んでおられる声を聞くのは良いですね〜。
そして気になっていた事を聞いてみました・・・なにを聞いたのかと言いますと。
実車をお持ちなのか聞いてみたのです、そうしましたらやはり持っていらっしゃいました。
日本(特に島根では・・・笑)ではなかなか見ることができない車ですしミニカーもあまり出ていないので珍しいですので是非大事にしてくださいとお願いしておきました。
間違っても僕には買えないですけどね・・・見る事や模型を作ることはできますからね。
この一本の電話で元気をいただきました、ありがとうございます。

F40コンペですが梱包をしようとお客様からのメールを再確認してみましたらリアグリルのメッシュに塗料の剥げた部分があるのでタッチアップを・・・とあったのですが
この通り剥げた部分が見当たらないのです。
お客様がご覧になった時に何か付いていたのかもしれませんが・・・無いものは仕方がないですね。
また何か気がつかれたら申し出ていただこうかと思っています。

次は輸送中にリアウイングが脱落していたMr.クラフトのF40のリアウインドウを外しました・・・リアグリルメッシュは聞いていなかったような気がしますが、上から見てこれだけ歪んでいましたらやり直しておいたほうが良いですね

リアグリルメッシュをバラバラに分解して取付けました
ボディは結構収縮していますのでメッシュの両端はカットして合わせるしかなかったですね
それでも隙間が見えないように注意して取付けておりますので多分目立たないようになったのではないかと思います。

リアのウインドウも取り付けます
ボディが少し小さくなっていますがなんとか収まりそうです

反対側から見てもまあ問題ないかな・・・
ひどいものは収まらないこともあるんですよね。
まあ保管状態にもよるのだと思いますが・・・

次はBBRの599XXですね
珍しい色ですね〜
今回はウインドウの浮きの修理ですが・・・
BBRはレジンの質の関係から縮みは少ないですけどね〜

フロントウインドウの上部です
下部も少し剥がれた部分がありますね・・・。

リアもこんな感じです
リアは問題が多いのですよね・・・ピラーの部品が付いていますのでそれが邪魔になってリアウインドウが外れないのです。
つまりリアピラーを外さないとリアウインドウが外れない・・・(汗!)

リアウインドウをはずしますと・・・
リアウインドウの形状も回り込んでいまして接着しずらいです
しかもピラーの取り付け部分は少しカットされていまして位置を変えるのはなかなか難しいのです

はずした部品は少し多めですかね〜
ワイパーくらいならいいですが・・・ピラーを左右正確に取り付けるのはなかなか大変かな??

ボディの収縮が結構大きいみたいでして接着剤をつけずに合わせたら左右ともはみ出してしまいました
最初から大きかったのかもしれませんが・・・よくわかりません
なので左右の鑑賞する部分をほんの少しずつカットします
真っ直ぐに切ると接着した時に違和感がありますから曲線で切れるようにエッチング製のテンプレートを使って切ります

まずは前と後ろのウインドウを接着して仮止めしておきます
この時点で左のサイドウインドウを確認したら左側だけ少し浮いていました
せっかくなので一度外して接着し直しておきましょう。

明日はワイパーとかリアのピラーを接着して完成予定ですね

明日は段ボール箱にデカールを貼ってから修理の続きをしましょう。

段ボール箱の塗装!?

2019-08-05 21:32:04 | Ford Model T Truck
本日の山陰ですが・・・今日も晴れですね。
夏休みの絵日記の天気を書くなら毎日晴れなので楽ですが・・・外でブルーベリーの収穫をするのはちょっと厳しくなってきました。
暑過ぎるんですよね〜
風があればまだ少しは良いのですが、台風が近づいて来ている割には風はありません。
空に雲もないので日が陰る事も有りません。
そんな中ですが午前中はブルーベリーとキュウリ/オクラの収穫をしていました
午前中に何度か休憩をしますが・・・それでもなかなか大変です。
今日から厨房のK子さんが復活されますので厨房係はしなくても大丈夫なのですが、今日は午後一番から安来市文化協会の理事会ですので午後からすぐに仕事・・・と言う事は出来ません。
自営業は雑用がありましてね・・・なかなか忙しいのです。
この雑用が少し減る様にいくつかの役を降りようかと画策しています(笑)
下の写真は・・・
本日収穫したメロンです。
マスクメロンですが・・・こんなの何か病気になってお見舞いに頂く物とばかり思っていました(笑)
Cafeの壁に日が当たって暑いのでグリーンカーテンにメロンを植えていましたが・・・葉っぱが枯れてきましたので収穫しました。
ちなみに先日収穫したメロンも同様だったのですが・・・今回は完全にメロンに見えますね(笑)

文化協会の理事会から帰ってから本業を始めました
まずは調色します・・・
何の色かって?
段ボールの色ですよ
皆さんは段ボールと言うとどんな色を想像されますでしょうか?
黄色とグレーを混ぜた感じ?でしょうか??
調色してみますと実に難しいのです・・・いくつか種類が有るらしく色が参考にする箱によって違いますね〜
基本色はイエロー/ホワイト/ブラック/オレンジと言う感じでしょうか・・・。

塗ってみました・・・
しかしちょっとクリアー過ぎる感じがしますね・・・
もう少しオレンジ色が強いし濁った感じが不足している様な気がします。

もう一度調色して塗り直してみました・・・
僕のイメージとしてはこちらの方が良い感じですね〜。


さて修理も進めましょう
今日もまた修理のお電話を頂きまして・・・別のメールも来ていますので修理でお困りの方多いんですね〜。
次はMr.クラフトの桐箱入りのF40ですね。

開けてびっくりです
随分前の商品なんですがリアのウインドウの浮きと伺っていましたがリアウイングが外れてケースの中で遊んでしまった様です。
お客様からリアウイングのことは伺っていませんので、まあ古いミニカーなので接着が緩んでしまったのでしょうね〜
運送屋さんに文句を言う事は出来るかもしれませんが・・・次から運んでくれなくなると困りますからね。
まあ直した方が早いでしょう。
リアのメッシュグリルも少し浮いていますね・・・

幸いな事にミニカー本体の塗装には傷が無くリアウインドウは僅かに浮いています
良く見ますとリアのメッシュグリルも浮いていますね・・・
ここも修理が必要かもしれません。
リアウイングの左端の前側の部分ですが塗料がチップしていますね〜
これは箱の中で部品が踊ったにでしょう・・・。

チップした部品用にボディカラーのレッドを調色しました
そしてタッチアップの後クリアーを塗りました・・・
もうチップした部分はわかりませんね
このまま塗料が硬化するのを待って取り付けますが、それは明日の仕事ですね。

次はムルシエラゴSVのリアスポイラーですね
一見なんの問題もないようなのですが・・・
リアウイングが傾いているというご相談ですね
ステーの接着が問題なのかな〜?と思っていましたが・・・リアウイングは確かに傾いていましたのでリアウイングを外してみます・・・
なぜかグラグラしていましてすぐに外れてしまいました。

ステーの方をトースカンで高さを確認しますと左右とも同じ高さです
ただし右側のステーは接着が外れていました・・・これは低い方だったので原因は別にありそうですね〜

このように同じ高さなんですよね〜
左右の高さを計測する場合定規でもいいのですがトースカンは便利がいいですよ(笑)

リアウイングのステーの左右を結んでいる部分には接着剤がこびりついていますので掃除をしますとこんな感じです
綺麗になりましたね〜
この状態でウイングを取り付けてみますとやはり斜めです・・・
よくみますとウイング側の接着面が凹凸がありまして斜めにしかつかないのです
本来は接着面を削って整えてから取り付けるべきなんですけどね〜
そのままつけてしまったんですね
ついでに綺麗に収まらなかったので周囲も少し削っておきましたら収まりが良くなりましたね

そして接着しました
その状態で確認をします右側はこの高さです・・・

左側もこの高さです
いい感じではないかと・・・

このリアウイングですがレジン製なので事後変形で曲がりやすいのもありますが左右の高さが違う場合も多いのです
良識あるメーカーさんならウイングはメタルにしますよね。

高さだけではなく全体の雰囲気も確認します
これなら大丈夫そうですね〜。

そして最後にまたホットロッドです
屋根の上の看板を取り付けました
如何でしょう・・・
メイクアップの看板よく見えますね〜これなら良い宣伝になりそうですね(笑)


明日も頑張って修理をしましょう
・・・誰か修理の仕事を始めませんか??
僕のところではなく自分でやってくださいね〜!

段ボール箱にサフを塗りました

2019-08-04 20:51:42 | Ford Model T Truck
本日の山陰もかなり暑いですね〜
もう何日猛暑が続いたのかな〜。
毎年の事ですが8月10日を過ぎる頃になりますと夜涼しくなって秋の虫の声が聞こえて来るのですけどね〜
今年はどうかな?
アトリエが建っている所は島根県安来市でもかなり田舎の方になります、昼間はアブラゼミやミンミンゼミが鳴きましてうるさい位です。
夕方になりますとツクツクボウシが・・・もう少し遅くなりますとヒグラシが鳴きます。
アトリエを建ててから昼間の大部分をこの田舎に居ますと虫の声が心地良いですね〜。
時にはうるさく思う事も有りますが季節を強く感じられますね〜。

本日の草刈りはアトリエの前側・・・草を刈りましたので草が散らばっています・・・この後箒で掃いて掃除をします。

草刈りは暑くて大変なのですが良い事も有ります
これがわかりますか?
何年か前の冬に気温がマイナス6〜7度に下がった事が有りまして当店の柑橘類は外に有る物がほとんど枯れてしまいました。
残ったのはバラ園に有る1本のブラッドオレンジとこのキンカンの2本だけになってしまいました。
その後レモンを2本と温州みかんを1本買って植えましたが・・・寒い日には簡単に避難が出来る様に鉢植えにしています。
霜が降りる様になりますとガレージの中に入れておきます。

その後残った1本のキンカンはなかなか大きくなれず・・・寒さで凍ってしまったのでしょうね。
花も実も見た事が無かったのです。
草を刈っていますと「あれ〜!?気が付かないうちに随分大きくなったな〜」と思っていましたが・・・
何やら白い物が沢山付いています。
「はは〜ん、貝殻虫がついたのかな〜?」と思って良く見ますと何年ぶりかで花が咲いていました。

拡大しますと・・・こんな感じです
全体が真っ白に見える程小さな花が沢山付いていますね。
まあ全部が実になる訳では無いですが・・・
どうやら異常低温を乗り越えて元気になってくれたみたいです。


さてと・・・今日は大変忙しかった厨房の手伝いも完了しましたので14時は過ぎてしまいましたが自分の仕事を始めましょう。
昨日まででキャストが終わりましたので本日はわずかに気泡が入ってしまった部分をデザインナイフで抉っておきましてパテを詰めております


キャスティング時のパーティングラインなどを削ります
カチカチに角を出してしまうと段ボールらしく無いので手加減が必要ですよ

サフ塗装の準備でマスキングテープを使って持ち手に取り付けます
2度に分けて塗らないと持ち手の部分は塗ることができませんからね

サフを塗りました
密着を考えるならやはりウレタンサフを使っています
面倒ですが密着を考えますとやはりウレタンサフですね

次は今までマスキングテープで持ち手につけられていた部分を塗りますよ
面倒ですがこれは仕方が無いですね〜

昨日修理が終わった812は東京のお客様の元に先ほど旅立って行きました。
さて本日の修理ですが・・・
広島のNさんの物が後3台程残っています、8月8日には再び(いや三度か??いや何度目なんでしょう???)いらっしゃいますので持って帰って頂ける様に修理をしておきます。
MRコレクションの365GTCですがウインドウが4枚とも浮いていますね〜
同じイタリアの物ですがBBRの方がレジンの収縮が少ないみたいでしてMRは結構修理に来ますね。
BBRのレジンは石の粉が入った硬質で重い樹脂を使っています、脆くて壊れやすいのですが収縮は少ないですかね〜。
一方MRコレクションの物は結構な頻度で修理させて頂きますね。

ウインドウは全て一旦外します
フロントは当然ながらワイパーも取り外します。

ウインドウのモールも外れていましたので裏側の古くなった接着剤も掃除をしましょう。
こういう丁寧な仕事がここから先の耐久性を左右します

新しいアニメセルを準備して接着してから切り出しますと新しいウインドウが完成ですね
古い車ですとウインドウの裏側の周囲に黒く塗られている部分が無いので作るのは比較的簡単なのです。

ウインドウを取付けて行きましょう・・・
押さえはマスキングテープの細切りです、接着剤が硬化するまで押さえておきましょう

次はメイクアップアイドロンの246ディノです
珍しくリアウインドウが外れていますね。
ここは余り外れないのですけどね〜。
ここだけの修理は今まで無かった様な気がします。
でもまあ直さなければなりませんからね・・・ここは比較的簡単かな〜。

次もメイクアップのF40コンペです
ボディの方は大変綺麗なのですがリアウイングがバラバラですね
当然ながらリアグリルやリアのスクリーンは浮いていますね〜。

バラバラになったリアウイングは同梱されてきました
部品が有るだけでも良いですね。
無かったら修理代が大変な事になっています・・・。

追加のフラップはエナメルシンナーを流して外します
残念ながら歪んでいて使えないみたいですね〜。
翼端板を接着します
固定はノギスを使っています

追加のフラップの端が歪んでしまっていましてこのままでは使えません
ここはシャキットさせたい部分なので中古の他の部品を探してみましょう。

いくつか探しますが・・・リアウイングとかって結構壊れているんですよね。
やっとの思いで探しました〜!

リアグリルのメッシュはバラバラに分解しました
と言うのも少しカットしないと収まりそうになかったのです。
よって全部バラバラにしています。

ここからは組立てですね
リアのウインドウを先に接着しました
ウイングが無い時点ですとリアのスクリーンは付け易いですね。

まだテーピング中ですが
一応このF40も修理が完了しましたね〜。



まだまだ修理が沢山有りますよ〜。
そして本日またご相談の連絡が来ております・・・いつになったら終わりますでしょうか??

Ferrari812修理です

2019-08-03 22:42:39 | その他
本日の山陰も暑かったです
本日は午前中に自宅のある所の地元自治会が管理しています公園の草刈りをしてきました
別に誰に頼まれた訳じゃないですが明日は子供会の方が掃除(草取り)をされる様なので先に刈っておきました。
住んでいる安来町の町内会ではすでに小学生までの児童が5〜6人しかいないのです
大人が一人づつ付いて出ても12人です・・・しかも大体は女性の方が多いかな〜。
公園は結構広いので時間もかかります熱中症が心配なので先に草を刈っておくわけですね。

草刈りが終わったら自宅に帰ってシャワーをしてから再び出勤・・・
厨房係をこなしてからいつもの仕事ですね。

今日は少し時間が空きましたから
修理を進めましょう
そろそろ修理をしておかないと溜まってきました。
今回はアトリエの方に直接お電話をいただきましてお話をして修理ということになりました、普段はメールでのやり取りが多いのですけどね・・・
直接話ができるのはやはり良いですね。

今日は1台しか修理が出来ませんでした。
儲かるか儲からないか・・・それはまた別のお話です(笑)
こちらが送られてきたミニカーです
ドアミラーが外れてしまった様です、問題は取り付け用の足の部分が折れています。
しかし修理上困るのはこのお客様が加工された後が問題なんですね(笑)
おそらく自分で付けようとされたのでしょうけど・・・
瞬間接着剤が付いています

こうなったらウインドウは無理矢理外すしかないですね。
そして無理矢理外せばウインドウとボディの間にも瞬間接着剤が入り込んでしまいますから・・・無理矢理外せばボディカラーが持って行かれてしまうのは当たり前です。
案の定一部分剥げてしまいました・・・

一部分剥げてしまいますとタッチアップを必要としますので展示ベースを一旦剥がして仮組台に固定します
レザーベースに塗料がついてしまいますと台無しですから・・・
展示ベースの裏側を剥がして分解します

フロントウインドウに傷がついたり汚れが付きますと困りますからマスキングテープでカバーをしておきます

コクピット内も汚れたら困りますのでねマスキングしましょう・・・
修理の場合汚れを防止するというのは大事な事なんですね

ついでにですが・・・
送ってこられた時にビニールが緩衝材として入っていたのですが当たっていたところに模様が付いています
普通・・・塗料が完全に硬化していればこんな模様はつきませんが
・・・ここで悪い予感が・・・。
どうやら中国製に多い硬化剤が不足していて完全硬化していない感じがしますね
屋根の上にも同様の模様があります

取り敢えず補修が必要な部分をマスキングして調色した塗料を塗ってみました
ピラーの上側に丸めたマスキングテープが貼ってありますがこれはクリアーをボカして塗る為のものです
実車でもこの様にぼかすことがありますからね・・・実車の経験は役に立ちますね

クリアーまで塗って補修塗装が完了しました。
色の合い方は良さそうですね。

次はウインドウのパーツを分解します
ガラスの方の部品とエッチングパーツのウインドウの枠です
ガラスのパーツは傷が入っていますし瞬間接着剤が付いていまして使えないですね
ウインドウの部品は一旦傷がつきますと少々磨いても綺麗になりませんから作り直しが一番良いです。
というかそれしかありません。

ウインドウの印刷をスキャンしてデータを作りましょう・・・
これは難しいことじゃありませんね〜。

裏から印刷しますのでデータをひっくり返します
こんな作業はワンクリックなので簡単です。

アルプスプリンターで印刷します
素材はアニメセルですがアルプスプリンターではアニメセルに印刷する事を認めていませんので自己責任でお願いしますよ(笑)

瞬間接着剤が付いてしまったウインドウの枠の部品ですがこのまま使えないのでアセトンに浸けて瞬間接着剤を溶かして綺麗にしてから使います
ドアミラーの取り付け穴の周りは少し傷がついていますがこれくらいは簡単に補修できますね。

ウインドウの取り付けです
接着剤が硬化するまではマスキングテープで抑えておきます

ウインドウを修復できたら次がやっとドアミラーの足を付ける為に穴を開けます
ドアミラーの足はただでさえ細いのですがそこに0.5mmの穴を開けます

ミラーの取り付け用の足は接着剤で取り付けました
そんなに深く穴を開けていませんが強度は十分にあります

左ドアのキーホールは多分メタルインレットを貼り付けてあっただけなのですが・・・これもどうやら外れたらしく接着剤で再接着されていました。
周りに接着剤がついていましたのでコンパウンドで磨いたらあっさり無くなってしまいました。
だめじゃない〜!
という事で所定の位置に0.5mmの穴を開けまして・・・

0.5mmのyぷ白線をカットして研磨して磨きます・・・
キーホールの部品ができたので差し込んで接着しますと元通りです。

ドアミラーを取り付けて完成ですね
本日の修理はこれしかありません・・・ウインドウの脱着が1枚3000円ミラーの足の工作やボディの磨きが一式1000円程度かな・・・
修理はお客様の思いもあるので修理完了品をご覧になってからご判断をいただくことにしましょう。

実はこのミニカーですが・・・大変特殊なものではないかと思います。
恐らく一般的に売っているものとはちょっと違うはず・・・と言うのもプレートに車体番号が入れられています。
その為にプレートは画像に映っていないのです。
以前同様なものを自動車ディーラーさんから修理のご依頼をいただき直した経験があります。
多分実車を買われたお客様の元に嫁いできたもののはずです・・・
このミニカーと同じものが国内に存在していると思いますとなんだか嬉しく思うのです、これは想像ですけどね・・・


明日も修理をしながらホットロッドの荷台の段ボールをキャストします