踊る小児科医のblog

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千葉真子29歳、独走で北海道マラソン3戦3勝

2005年08月30日 | SPORTS
千葉ちゃんこと千葉真子選手(以下敬称略)は不思議なランナーで、勝っても負けても走るたびにファンを増やしているように思えます。
人気の秘密はあの声と喋りにあるのも確かでしょうが。(^^;
北海道マラソン
独立初レース飾った!千葉 大会新V2

いつも参照する下記のサイトで過去のレースを見直してみても、出場レースを絞ってくる他の一流ランナーと比べて、毎年よく走っているのがわかります。
千葉真子選手RACE LIST (Women's Marathon)
著書「ベスト・スマイル」を買うつもりで忘れてました。次のリストに入れておこう…。

2位の嶋原清子も最後また追い上げましたが、東京の再現とはなりませんでした。
男子で30km付近でトップに立ったモカンバが、最後はフラフラによろめきながら千葉に抜かされていったシーン。あれはやっぱり夏のマラソンで水分補給や水かけなどの対処が十分でなかった中での熱中症でしょうか。かつてのロス五輪でのアンデルセン選手を思い出させる姿でした。大丈夫だったんだろうか。

今回ちょっと面白かったのは、男子優勝の渡辺共則と高校の同級で男子女子陸上部のキャプテン同士(そして旭化成も一緒)だったということ。
この29歳という年齢は、マラソンでは他のスポーツと違ってまだピークを過ぎたとはいえないところで、シドニーで高橋が金メダルをとったのが28歳、ベルリンで当時世界最高をうち立てたのが29歳、野口がアテネで勝ったのは27歳、高岡が日本記録を出したのが32歳。

マラソン選手の年齢をもう少し調べてみると、今回優勝した千葉真子と渡辺共則が29歳、2位の嶋原清子が28歳。野口みずきも28歳。個人的に期待している大島めぐみも29歳。この世代がここ1-2年の中心になってくるのでしょう。
渋井陽子は26歳、坂本直子は24歳(坂本はいつ復活するんだ?)、そしてマラソンは走ってませんが福士加代子が23歳。
高橋尚子は33歳、弘山晴美が36歳(9月2日で37歳)。

こうやってみると、福士は急いでマラソン転向することもないし、本人も長い距離を走りたいわけでもないみたいだから、機が熟するのを待ちましょう。(^^;
高橋の東京国際女子マラソンも注目ですが、やっぱり11月20日でしたか。その週は毎年八戸医学会があるのに加えて、今年は第九演奏会だ。
ビデオで観戦するにしても、結果がわかってしまっているのは仕方ないか…。

ポーラ・ラドクリフは1973年12月17日生まれですから、31歳ですか。2時間15分25秒の驚異的な世界記録を打ち立てたのが2003年4月ということは、29歳。

今回もう一人注目したのが、市橋有里。最初に少しだけ画面に映っただけで、その後順位やタイムも伝わっていませんでしたが、HPの記事によると2時間44分32秒の15位で完走したとのこと。また、本格的に練習をしたのは1カ月前からだったということですから、今回は足がかりとしてまた第一線に出てくることを期待したいですね。調べてみると、市橋もまだ27歳。1999年世界選手権セビリア大会の2.27.02がPBですから、スピードマラソンのこの時代に厳しいことは確かですが、せっかく八戸うみねこマラソンにも来たことだし、もう一花咲かせてほしいものです。