この1年間、わが八戸市以上に注目していた弘前市長選が終わり、結果はご存じの通りで、私にとっては半分意外で、半分は当然の結果ということになりました。
当然という方では、旧市市長の金澤氏が退場したことで、昨年の八戸市長選での中村前市長の「まさかの敗戦」を目の当たりにしていた者としては、反金澤の3候補の得票が金澤氏の倍くらいになるのはありうることだと思いました。
八戸での小林新市長誕生を、小泉旋風の余波ととらえる人がいるようですが、それは大きな誤りだと思う。まして金澤弘前市政が終焉を迎えたことは当然すぎるほど当然の現象だったのだと思います。これが弘前市民の選択だった。前者が自民で後者が反自民というのは結果に過ぎない。
もちろん、危惧されたのは皆さんご指摘のような3陣営共倒れの懸念。
「半分意外」な方は、相馬新弘前市長の立場が、下田氏と逆になるのではと思っていたからです。この辺については、実際に候補者も知らず演説もきいていない立場としてはコメントできません。相馬氏についての情報はほとんど無かったわけですが(という意味では私の立場からは興味の対象から外れてしまいます)、終盤になってHPを紹介してもらったときに、アップルマラソンを完走している人ということで、個人的には(あまり論理的ではありませんが)感服するところがありました。
弘前市民は、それ以上に相馬氏の実績や人柄を知っていたのでしょう。あるいは、もっと簡単にいうと、より厳しさが増すであろう弘前市の現状に対して、保守の代替としてやはり実績のある保守政治家を選んだということなのかもしれません。下田氏が革新という意味ではありませんが、前回市長選で下田敦子氏に集まった票のうちかなりの部分は、今回は相馬氏という選択をしたのだろうと思います。
相馬氏がいわゆる“市民派”とは言えないかもしれませんが、それとは少し違った意味で「市民の政治家」であったのだろうと想像しています。市民派という概念が、実世界でまだ「自分たちの生活を託すに足るもの」というところまで達していなかったのかもしれません。
変わることは必然です(というのが数年来のこのブログ<前掲示版>のテーマでした)。
生まれ変わった弘前市への注目は、むしろこれから増えていくことになるでしょう。
下田氏という選択ではなかったことはやや残念ではありますが、弘前にせよ八戸にせよ、はたまた小泉旋風にせよ、その選択が間違いであるとは言えないし、その結果を率直に受け止めて、また一つ勉強になったということなのでしょう。
弘前市長に相馬氏/一体感の醸成に全力を(東奥日報社説)
決戦 弘前市長選
迫る弘前市長選/今、問われるもの
当然という方では、旧市市長の金澤氏が退場したことで、昨年の八戸市長選での中村前市長の「まさかの敗戦」を目の当たりにしていた者としては、反金澤の3候補の得票が金澤氏の倍くらいになるのはありうることだと思いました。
八戸での小林新市長誕生を、小泉旋風の余波ととらえる人がいるようですが、それは大きな誤りだと思う。まして金澤弘前市政が終焉を迎えたことは当然すぎるほど当然の現象だったのだと思います。これが弘前市民の選択だった。前者が自民で後者が反自民というのは結果に過ぎない。
もちろん、危惧されたのは皆さんご指摘のような3陣営共倒れの懸念。
「半分意外」な方は、相馬新弘前市長の立場が、下田氏と逆になるのではと思っていたからです。この辺については、実際に候補者も知らず演説もきいていない立場としてはコメントできません。相馬氏についての情報はほとんど無かったわけですが(という意味では私の立場からは興味の対象から外れてしまいます)、終盤になってHPを紹介してもらったときに、アップルマラソンを完走している人ということで、個人的には(あまり論理的ではありませんが)感服するところがありました。
弘前市民は、それ以上に相馬氏の実績や人柄を知っていたのでしょう。あるいは、もっと簡単にいうと、より厳しさが増すであろう弘前市の現状に対して、保守の代替としてやはり実績のある保守政治家を選んだということなのかもしれません。下田氏が革新という意味ではありませんが、前回市長選で下田敦子氏に集まった票のうちかなりの部分は、今回は相馬氏という選択をしたのだろうと思います。
相馬氏がいわゆる“市民派”とは言えないかもしれませんが、それとは少し違った意味で「市民の政治家」であったのだろうと想像しています。市民派という概念が、実世界でまだ「自分たちの生活を託すに足るもの」というところまで達していなかったのかもしれません。
変わることは必然です(というのが数年来のこのブログ<前掲示版>のテーマでした)。
生まれ変わった弘前市への注目は、むしろこれから増えていくことになるでしょう。
下田氏という選択ではなかったことはやや残念ではありますが、弘前にせよ八戸にせよ、はたまた小泉旋風にせよ、その選択が間違いであるとは言えないし、その結果を率直に受け止めて、また一つ勉強になったということなのでしょう。
弘前市長に相馬氏/一体感の醸成に全力を(東奥日報社説)
決戦 弘前市長選
迫る弘前市長選/今、問われるもの