踊る小児科医のblog

青森県八戸市 くば小児科クリニック 感染症 予防接種 禁煙 核燃・原発

4~5月の診療日、急病診療所、各種教室、相談外来の予定(院内報より)

2006年04月02日 | こども・小児科
 4月から5月にかけてすべて暦通りの診療で、臨時休診はありません。急病診療所当番は4月9日(日) 昼、22日(土) 夜、5月4日(祝) 夜の予定で、その後の5月分については決まっていません。6月17日(土) は午後休診になる予定です。
 赤ちゃん教室は5月20日(土)。「育児相談・子どもの心相談」は水曜・土曜午後、平日夕方なども可能です(初回のみ無料)。
 「禁煙・卒煙外来」については本文記事をご覧ください。
 メール予約システムをご利用下さい。(ホームページのメニューから入るか、yoyaku@kuba.gr.jp 宛まで)

☆ 号外ニュース

 禁煙を訴えて鹿児島から北海道まで徒歩で縦断するマーク・ギブンズさんが6月18日に八戸にやってきます。路上喫煙禁止条例制定を訴えて八戸市内のミニウォークを計画中ですので、マークさんと一緒に歩きませんか。
 詳しくは次号で → http://www.walkabout-tobacco.org/

おかげさまで、開院10周年(院内報より)

2006年04月02日 | こども・小児科
 通院していただいている患者さんやご家族には、あるいはご迷惑をおかけしたり、至らない点も多々あったかと思います。10周年の節目に際して、診療報酬改定や院内のコンピュータシステムの入れ替え、禁煙外来や講演の準備などが重なって、特別なことができないまま月日が過ぎ去ってしまいました。今後とも、少しずつ改善を加えながら、一歩一歩あゆみを重ねていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。気がついたことや、わからないことなどがありましたら、いつでもご指摘、ご質問ください。

1歳になったらMRワクチンを!(院内報より)

2006年04月01日 | こども・小児科
 これまで、「1歳になったら麻疹ワクチンを!」を合い言葉に、全国の小児科医や小児保健関係者が接種率の向上と早期接種に努力を重ねてきた結果、この3年間で全国の麻疹患者報告数は激減しています。
 しかし、ここで油断して接種もれの子が増えてくると、再び大きな流行が繰り返されるかもしれません。

 何度もお伝えしていた麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)の2回接種が、4月から始まります。それに加えて上記の広域化の効果も出てくれば、麻疹制圧の光も見えてくるかもしれません。ここが正念場です。
 これからは新たに「1歳になったらMRワクチンを!」に切り替えて、早期にできる限り多くの子が接種を済ませるよう、引き続き働きかけていくことになります。

 MRワクチンについては、いくつか注意があります。
 5~6歳(幼稚園年長相当)に実施されるMRの2回目ができるのは、当面、MRの1回目をこれから接種する子だけです。(近い将来、麻疹(M)と風疹(R)の単独ワクチンを受けた子にも拡大される予定です)

 ただし、今までMもRも接種していない5~6歳児は、1回目の接種として4月から接種することができます。その場合、2回目はありません。

◎ 1歳児で麻疹または風疹のどちらかしか接種していない場合、あるいは片方に罹患してもう片方は接種していない場合

 このような場合は3月末までに接種を済ませるように市からも通知がいき、この院内報でもお伝えしてきましたが、それでも接種しびれてしまった方に対して、4月から新たな措置として、MまたはRの単独ワクチンを「法律によらない任意接種」として市が公費を負担して無料で接種できることになりました。
 2歳以上の子には適用にはならず自費の任意接種になります。

→ここまで書いて、どんでん返しのニュースが飛び込んできました。(3/31)

 厚生労働省では、このような場合の方のために、数か月以内にMとRの単独ワクチンを定期接種に戻す予定だということです。それ以上の詳しい情報は出てきていません。これは、前号にも書いたように、今回の改正に対して全国の小児科医が半年間強く主張し続けていたことであり、年度末の最後の日になってやっと改めることにしたという行政の不手際と言え、またまた呆れ返っているところです。(もちろん何もしないよりましではありますが)

 それまでに数か月の間、1歳児については八戸市の公費(任意接種)で接種することになりますが、2歳以上の子については、待ってもらうのか、自費で接種するのか、復活した場合にこれまでと同じように90か月までできるのかなどという問題も、今のところ何とも言えません。追加の情報は報道や広報、当院のブログなどをご覧ください。