男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

鯛の香草焼き

2008年08月05日 | 魚介類
このレシピは「S」さんからの「いただきもの」です。
2か月ほど前「レモングラス」のポットを買って植えたのですが、
利用法が分からないのでお聞きしたら、早速レシピを送ってくださいました。

二通りあったレシピをドッキングさせ、原作を多少アレンジしています。
レモングラスの使い方をお聞きしたのですが、植えてから日が浅いため、
切り取るほど成長していないので、「レモンバーム」にしました。

「S」さんご自宅の庭には、20種類以上のハーブを栽培していらっしゃると聞いていて、
利用方法も良くご存知なので、教えていただいた次第です。
お送りしている「レシピ」に、いろいろとチャレンジくださっていて、「美味しくできた」などと
返信メールに書きそえてくださいます。

「レシピ通りに作ってみた」、そのうえ「こんな作り方もあるよ」などと返信いただくと
それは嬉しいものです。

「ごぼうのかき揚げ天どんを作ってみた・・・美味しかった」・・・これはW夫人です。

「畑で取れたゴーヤを天ぷらにしたら、苦味がとれ美味しかった」と書き添えてありました。
娘がくれたゴーヤが少しあったので、薄切りにして、かき揚げにしてみました。
グリーンが目にも鮮やかに、とてもきれいな天ぷらができました。

今回レシピで使った鯛は「真鯛」ではなく「れんこ鯛」をつかいました。
お店にこれしかなかったからですが、今のシーズンなら「れんこ鯛」の方が美味しいかも知れません。

本文にも書きましたが、香草焼きにすると「魚」の臭みが薄れて、子供に喜ばれるとおもいます。
通院しているクリニックの看護師さんから、「子供が魚を食べない・・・なにか良いレシピを・・」との
オファーがあったので、次回通院のときにはこのレシピを届けようと思っています。
  
材料
鯛1尾 400g
(オーブンで焼くので25㎝400gくらいまでのものを選ぶ。)
レモンバーム 1本(15㎝)
ローズマリー 1本(15㎝)
ローリエ 2枚
クレイジーソルト 小さじ1~2
薄切りにんにく 1かけ分
アンチョビーペースト 大さじ 2
トマトペースト 大さじ 2
ハーブ&スパイスミックス  少々
薄切り玉ねぎ 1/2こ分
オリーブオイル 大さじ 2
パセリ 1本
バター 大さじ 1
作り方
(下こしらえ)
① 鯛の肛門から包丁を入れ腹骨を切り離し、背骨に沿って背びれ近くまで包丁を入れる(2枚に切り離さない)。
② 腹の中と皮目の両面に、クレイジーソルトを全体に薄く振って、ペーパーをしいたトレーに入れて30分おく。
③ 腹の間にハーブ&スパイスミックスを振り、レモンバーム・ローズマリー・ローリエをはさみ込む。
④ 両面に2~3か所、斜めに切れ目(背骨まで)を入れ、そこへ薄切りしたにんにくをはさみこむ。
   この作業は、鯛の両面に行うので②→③の間にするとやり易い。
⑤ アンチョビーとトマトペーストを混ぜ合わせて、鯛の両面に均等に塗る(へらか刷毛を使う)。
⑥ その上からハーブ&スパイスミックスを振る。
オーブンで焼く準備
⑦ オーブンのターンテーブルの上にクッキングシートをおき、薄切り玉ねぎをしいた上に鯛をのせる。
   クッキングシートの4隅の角をつまんでホチキスで止めて、プレート状にしておく。
オーブンで焼く
焼く温度と時間は鯛の大きさ、厚みで温度を上げたり、焼く時間を多くして調整する。
⑧ オーブンに入れ220℃で焼く。8分したらオリーブオイルを鯛全体に注ぎかけて、さらに5分焼き、
⑨ オーブンから取り出して、鯛をひっくり返してバターと千切ったパセリをのせて、さらに5分焼いて出来上がり。
   味はアンチョビーペーストとハーブ・スパイスが効いて、そのままでいただけます。上品でおいしい焼き物です。

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氷頭の酢漬け

2008年08月05日 | 魚介類
鮭の頭の軟骨部分を薄切りにして、一塩して酢漬けにしたのが「氷頭の酢漬け」です。

食べられる部分は、鼻先から切って10切れだけ、今回の塩鮭から切り取った氷頭は2尾分で50gそこそこでした。

鼻先の軟骨は氷のように透き通っているので、氷頭と呼ばれています。
「氷頭」が欲しいからと言っても、塩鮭1尾丸々買い求めていたのではたまりません。

良質の塩鮭の頭だけのパックをさがし求めてくることになります。

塩鮭の頭だけが3尾分入っていても、値段は100円前後、安いもんです。
買うときは甘塩・中辛はパスして、辛口1本です。
味は、塩鮭の生を酢に漬けたものだから、一癖ある味です。でも慣れるとたまらなくおいしいです。
特にお酒飲みの方には、酒の「さかな」としてベスト5に入るとの評価があります。

氷頭とは、鮭の鼻先の軟骨の部分で、氷のようにすきとおっていることから「氷頭」と呼ばれる珍味のひとつです。
東北・北海道地方では、生の鮭の頭を薄切りにして塩をして、酢洗いして甘酢につけておく。
そのまま食べても、おいしいが大根なますにするのも良い。


材料
塩鮭の頭 2尾分
酢 60cc
作り方
塩鮭の頭の鼻先から3ミリ厚さの薄切りにする。
切る部分は透明な軟骨のところだけ。
2~3センチも切ると硬い骨と目玉にぶつかるのでそこまで。
二匹分の鮭でも、酢漬けにできるものはせいぜい50gくらい。
切り取ったら生酢に漬ける。

そのままでも食べられるが、塩がきついときは酢を捨てて
酢に酒大さじ2~3杯加えた合わせ酢につける。
この酢漬けは、少し塩辛い目のが方おいしい・・・酒の魚にピッタリです。

氷頭なます
  氷頭の酢漬けと千切りした大根とにんじんで作る「なます」です。
  しょうがの繊切りや柚子皮の繊切りをのせたり、イクラをのせてもおいしい。

材料
大根 10cm 150g
にんじん 1/2本 80g
氷頭の酢漬け 50g
しょうが 1かけ 20g
酢 大さじ 5
塩 小さじ 1
さとう 大さじ 1
鰹まる 小さじ 1
作り方
大根・にんじんはなます用の千切りにして、塩を振ってなじませる。
しょうがは、細い繊に刻んで水に晒してざるに上げておく。
大根とにんじんがしんなりしたらよくもんで、水洗いして塩気を除き
キュッと絞っておく。
調味料全部を合せて甘酢を作り、大根、にんじんと合せて酢をなじませ
氷頭の酢漬けを混ぜ込んで、味見をして整える。
器に盛って繊しょうがを載せて出来上がり。

頭の残りは粕汁に
頭の骨を3~4こに切って、熱湯で3~分にて茹でこぼし塩抜きをする
大根・ごぼう・にんじん・こんにゃくと煮て、酒かすを加え粕汁を作る
塩鮭は甘塩よりも辛塩がおいしい。一度茹でこぼしたら適度の塩辛さになる。

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