そら豆と新ジャガイモは、前の畑で獲れた食材です。ジャガイモの作つけは、
昨年の半分、一昨年の二割ほどにしました。原因は腰痛です。稲刈りのあと、
大根と白菜を植えつけようと、2m巾×20mのうねを立ち上げました。これが
元でヒドイ腰痛が起こります。稲刈り後の田んぼの土は硬い・・それを、40㎡
も耕したので・・・まあ、年甲斐もないムリというものでした。
腰痛がきわまると、腹筋までが異常に痛くなります。早速、かかりつけの鍼灸
治療院に駆けつけ窮状を訴え、治療してもらいました。2か月間、7日おきに
通いつめやっと回復しました。「畑づくりも、年と体のことを考えて、ほどほどに
しなさい!」と、鍼灸の先生と家人から、「減反」を申しつけられました。これが
作つけ減少のいきさつであります。
レシピは「そら豆と新ジャガイモのパスタ」です。そら豆は、お店に並んでいる
のを見ると、10さやほどのが400円もして、けっこう高い値段です。そら豆は
外皮が分厚い・・中の豆は重さは全量の半分もない・・さや抜きした豆の嵩は
びっくりするほど減ります。今回つかったのは8さや280g、さや抜きしたあと
の豆は20こ、重さは127g・・・全量の約45%になりました。
これを塩茹でして、甘皮をむきますが、これでまた重量が減る・・計量していま
せんが10%は減るでしょう。片やジャガイモは、薄皮を剥くだけなので5~6%
ほどの減量で済む・・重さあたりの値段にすると、ずいぶんな差がある・・と思い
ました。そうは言いながら、旬のそら豆は今が食べごろです。高い!といっても
ン百円で済むこと・・今でしか味わえない味を、楽しんでほしいと思います。
初夏のいまごろしかできないパスタです。今はそら豆と新ジャガがおいしい時季です。この二つ、なにをつくっても
おいしい料理ができます。・・とは言っても、新ジャガは大した値段でありませんが、そら豆の高いのにおどろきます。
今回使った量なら500円ほどはします。空豆は外皮が大きな割に豆は少ない、豆一こに換算したら高い食材です。
材 料 スパゲッティ 径1.7ミリ 180g アルデンテに茹でる
そら豆 20こ 130g 水に塩一つまみ加えて茹でる
新ジャガイモ 小 4こ 180g 薄皮をむき、3ミリに筒切りして茹でる
アンチョビー 5フィレ フィレのまま使う
ニンニク 1かけ 15g 細かくきざむ
オイル 大さじ 2 20cc
白ワイン 1/3カップ 60cc
塩・胡椒 少々
作り方 フライパンにオイルときざんだニンニクをいれ弱火にかける
・・オイルを煮立ててから、ニンニクをいれてはいけません・・
・・冷たいオイルにニンニクをいれて、火を入れます・・
・・こうすると、オイルににんにくの香りがうつります・・
そら豆と新ジャガイモとアンチョビーを炒める
そら豆は、塩茹でして皮をむき、二つに割る・・
薄切り新ジャガイモを、ラップで包みレンジにかける。
チンする時間は、3分ほど・・半煮えくらいがベスト。
ニンニクを炒めたなべに、そら豆とジャガイモを加え、
オイルを絡ませながら、途中でアンチョビーを加える。
・・・ここではフィレを使いますが、ペーストでもOK・・・
全体がからむように混ぜ合わせ、味をととのえる。
一方で、パスタの茹で具合・・・アルデンテに茹でる。
フライパンの中に、アルデンテに茹だったパスタを加え
白ワインとパスタの茹で汁を、60ccずつ加える。
あとは、平皿に盛りつけます。