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昨年来、原油価格が急落、世界経済にショック現象を与えています。年末から年初にかけ
NY市場をはじめ、世界の株式相場が急落・急騰を繰り返し只ならぬ市場環境にあります。
原油は20ドルにまで下がる、原油価格は40~50ドルで落ち着く、今の相場変動はサウジが
アメリカのシェールオイルを潰す謀略、アメリカとサウジがロシアを叩くための謀略であるなど
色んな説が行き交っていて、何れが真実かわかりません。何年か後になって真相が明らかに
なるか、永遠の謎になるのかもわかりません。
そんな中、早くもBRICSグループから、ロシアとブラジルが脱落・・と言う説が出始めました。
とにかく、へんぺん極まりない世の中になり、それが私たちの日常生活に直ちに跳ね返る・・
まことにもって、油断できない世界環境になりました。
素人考えでは、我が日本にとって原発停止の中、原油価格が下がるのは歓迎、新興国など
も恩恵がある・・と思いますが、それほど単純でないという見方もあります。下に三つのコラム
を置きます・・アトランダムに選びました。一つの参考意見くらいに読んでください。
閑話休題・・です。as Partners という法律事務所報の記事から・・池上彰さんのBEST BOOKに
注目しました。池上さんは毎回この報に、書物の紹介をしていて、今回は「日本ー喪失と再起
の物語」著者はデヴィッド・ビリング氏・・イギリスの経済紙「financial times」の元東京支局長
の著書で早川書房刊です。
池上さんによれば、著者は巻末に「日本経済は長く停滞し、失われた20年と呼ばれたが、日本
は「衰退の道」をたどっているのではなく、「再生の萌芽」が見られると結んでいます。日本を
改めて客観的に見直してみる。そんな機会を与えてくれる書です(原文のママ)とあります。
私はまだ、この本を読んでいませんが、内容紹介の1つを下に置きます。上下2巻1冊2,500円
ほど、けっこう高い値段の本です。
お送りするレシピは、柴漬けとたくあんのお茶漬けと、金目鯛のカマの煮付けです。原油価格の
急変、日本の再生という次元からグッと格落ちしますが、お試し頂きたいレシピです。
『日本 - 喪失と再起の物語 上・下』 デイヴィッド・ピリング著
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20141209-OYT8T50049.html
コラム:原油価格の「明らかな誤り」
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0KG0D120150107
コラム:原油が20ドルまで下がり得る理由=カレツキー氏
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0K007420141222
懸念される「第2のリーマンショック」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42607?page=5
正月の三が日、色んなご馳走を食べ飽きた時に試してほしいお茶漬けです。このレシピの原作は
雑誌「四季の味」の切り抜きです。裏ページに池部良さんのエッセイ「頬落記26」とありずいぶん前
の記事です。原作の昆布出汁、ほうじ茶もよろしいと思いますが、わたしは湯漬けが好みです。
材 料
しば漬け 50g ・・作る直前にパックから出して細かく刻む
たくあん漬け 5㎝ 40g ・・細かく・・2mm角程に刻む
ご飯 200g ・・熱々が良い・・食べる直前にチンしても良い
熱湯 2カップ 360cc
ほうじ茶 2カップ 360cc ・・5カップ=900cの湯に一つかみ50gのほうじ茶を加える
昆布出汁 2カップ 340cc ・・500ccの水に10g「に昆布を1時間浸ける
作り方
しば漬けも、たくあんも、細かく、細かく刻みます。
それを、熱々のご飯にのせ、冷たい昆布だしか、
熱いほうじ茶で食べる・・極めてシンプルなご飯です。
シンプルなだけ、食材の漬物にはこだわって欲しい・・
原作の「柴葉漬」は、京都・花背の「美山荘」が作った
もの。たくあん漬けも、それなりにブランドものでした。
レシピで使ったのは、自作の「しそきゅうり」と京・東大路
今熊野の「ニシダや」のしば漬風味「おらがむら漬」です。
浅漬けの「しそきゅうり」ですが、私にとっては数十年来
食べ続ける漬けものです。
土井志波漬ば本舗や西利、内田漬物などの大手業者
の漬け物は、文句なしに美味しい上、値段が割安です。
今回レシピに使った「ニシダや」のような、小さい漬物屋
さんは、京都では群雄割拠・・枚挙にいとまがありません。
夫々、ご贔屓の漬物屋さんを持っていて、それが永続き
しているのが、京都のたくましさ・・と思います。