前回1169の続き・・「人間のカラダは午前4時前後に目覚める仕組みになっている・・中国鍼の王
尉青先生の説を続けます。王先生著「食べても太らない・・世界一美しくやせるダイエット」の
42~46頁に書いてあり、以下はその要旨です。
人の体は、眠っていても起きていても「午前4時」前後には体の機能が目覚める仕組みになっ
ている。深夜まで会議資料を作っているビジネスマンの体も、22時ごろに寝床に入って眠って
いる人の体も、「午前4時」になれば体内時計が切り替わる。この切り替え作業は、自分の意
思でコントロールができない。「まだ寝ていろ」といっても、体は勝手に起きてしまう。人間の体
も他の動物と一緒で、明るくなるころには目覚め、活動モードになるようにできている・・これは、
自律神経によりコントロールされている・・これが王先生の「説」です。
自律神経のうち、体が緊張しているとき働くのが「交感神経」、リラックスしている時や睡眠中に
働くのが「副交感神経」・・日中は「交感神経」が、夜は「副交感神経」が優位に働く。夜中に起
きて活動すると、交感神経をムリに働かせることになる。夜遅くまで「交感神経」を働かせた後、
「午前4時」に体が活動モードになると、再び「交感神経」を働かせることになる・・これでは、自
律神経をは本来のリズムを乱して、体をうまくコントロールできなくなる。
また、胃腸の働き方も「午前4時」に切り替わる・・胃は太陽が昇るとともに目覚め、太陽が沈む
とともに休む。食べ物をとることでエネルギーを補給する昼の時間帯が胃の一番の活動時間。
一方、腸は一晩中働いて、胃から送り出されてきたものを消化・吸収し、日の出とともに仕事を
一段落させる・・そんなリズムがある。つまり、腸が働くのは睡眠時。午前4時には体が起きて
しまうので、夜型の生活をしていれば、腸が活発に働く時間を奪うことになる。
すると、胃腸の働きが不安定になって消化・吸収が滞りがちになり、結果お腹に食べ物が詰ま
り、肥満や、便秘などさまざまな不調があらわれる。睡眠不足や夜型の生活は、生活そのもの
が不規則になって食のリズムが守れなくなり、食べ過ぎ、便秘、肥満などの原因になる・これが
前記42~46頁の結論です。言われてみると納得できる部分が多々あります。
レシピは「八宝菜」と「中華丼」で、野菜と肉・魚の具材たっぷりですが、栄養的にはカルシウムが
少ない・・少なくとも一食に250㎎のカルシウムを摂りたい・・そのためにカルシウムが多い食材を
食べてほしい・・前回のと「イリコのきんぴら」や、わかめの味噌汁などはカルシウムが豊富です。
それがムリなら普通牛乳150ccを飲んで下さい。これだけで165㎎のカルシウムが摂取できます。