テーマを前々回の体脂肪に戻します。私たちの体につく脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪に大別
されます。皮下脂肪は女性につきやすく、内臓脂肪は男性につきやすい脂肪です。
皮下脂肪は分解され難く減らしにくい性質ですが、溜めこんだ時の健康上のリスクは髙くない
と言います。一方、内臓脂肪は分解・合成のサイクルが早いため減らしやすい性質ですが、
溜め込んだときの健康リスクは高いと言います。
多すぎると厄介な内臓脂肪ですが、適量なら健康に良い・・内臓脂肪はアディポネクチンという
蛋白質を分泌します。アディポネクチンは脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンの一種で
その働きは、血管修復作用や脂肪燃焼作用、血管拡張作用などがあり、糖尿病や高血圧の
予防効果があります。
ところが、内臓脂肪レベルが高くなると、アディポネクチンを作る能力が低下し、肥大した脂肪
細胞は「TNF-α」という物質を産出します。このTNF-αが増えるとインスリンの働きが悪くなって
高血糖になり、糖尿病へと進みます。内臓脂肪レベルは適度に落としておかないと、健康に
悪影響を及ぼします。
内臓脂肪過多の原因は、カロリー過多(食べ過ぎやお酒の飲み過ぎ)と運動不足にあります。
内臓脂肪を減らすには、①カロリー制限をして摂取熱量<消費熱量・・にし②ウォーキング
や水泳・サイクリングなどの有酸素運動をして、余分な脂肪を燃焼させることが求められます。
然し、実際にカロリー制限をしながら有酸素運動を続けても、溜った内臓脂肪は簡単には落ち
ません。内臓脂肪は溜り易く落としやすい・・と言いますが、溜り易いのは確かでも落とし易い
とは言えませんね。一説によると、2~3年はかかると言うから、諦めないで根気よくやること
しか道はないように思います。
お送りするのはトースト二題です。二つともカロリーが高いので食べる量に気をつけてください。
実際に食べる量はレシピ通りにして、あとは低カロリーな野菜サラダをたっぷり食べましょう。
食パン1枚にスライスチーズを乗せ、砂糖を振りかけてトースターで焼くだけ・・と言う簡単なレシピ
です。作るまではどんな味かおっかなビックリでしたが、食べてみると実においしい。「悪魔の・・」の
ネーミングはカロリーが高いから・・と言います。レシピの作り方だと1枚が256kCalに収まります。
材 料
食パン・角食 2枚 120g ・・6枚切りの食パン
スライスチーズ 2枚 36g
グラニュー糖 大さじ 2 20g
シナモンパウダー 適宜
黒胡椒 適宜
作り方
6枚切りの食パン(角食)にスライスチーズ1枚を
乗せ、その上にグラニュー糖大さじ1を振りかける。
・・オリジナル・レシピは、グラニュー糖のところは
「白ザラメ」ですが、手許にないのでグラニュー糖
で代用しました・・
グラニュー糖の上に「シナモンパウダー」をたっぷり
振りかけてオーブントースターで焼く。
焼く時間は4~5分・・チーズと砂糖が溶け、焦げ目
がつくくらいがカリッと焼きあがる。
焼けたら、そのまま食べてもおいしいが、黒胡椒を
振ると、締まりが出る。
アレンジ二種・・です
食パンにチーズを乗せ、塩胡椒を振ってトースター
で焼いてもおいしい。
また、チーズの上にさとうを振り、その上に「黄な粉」
を振って焼いてもおいしい・・カルシウムたっぷりな
トーストになります。