ビタミンDの話を続けます。今回食材は前回と同じ壬生菜とタチウオです。壬生菜は味つけ
イワシの缶詰とを煮つけ、タチウオはムニエルにしました。
イワシやサバの缶詰は「水煮」「味つけ」「味噌煮」などがあり常備しておくと重宝します。
缶詰をそのまま食べてもおいしくて栄養効果も高い・・特にカルシウムとビタミンDに優れ
ています。今回使ったのは「釧路のいわし味付」缶で、一缶150gの成分は熱量377k㎈・タン
パク質18g、塩分1.9gとありDHA1935㎎・EPA 2793㎎の表示でした。食品表示にはビタミンD
とカルシウムの表示がないので食品成分表で調べました。それによると、味つけイワシ缶の
ビタミンDは100gあたり20μg、カルシウムは370mgでした。
ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、血液中のカルシウムの濃度を高め骨を丈夫にする
働きがあるといいます。また、免疫力を高め風邪やインフルエンザの予防に効果が期待され
コロナ予防に一役買うかも・・とも言われています。
今回レシピの「壬生菜と鰯のサッと煮」は壬生菜と鰯の缶詰は夫々カルシウムが豊富な食材
です。片や「タチウオのムニエル」は、タチウオもネギもカルシウムが少ない・・食材選び
のミスマッチの典型的な例(「多い食材+多い食材」「少ない食材+少ない食材」)です。
この場合、壬生菜とネギを取り換えると栄養バランスは大きく変わる・料理作りというもの、
手を使うだけでなく、けっこうアタマも使うのであります。
ご参考にビタミンⅮに関するURLを二つ下に置きます。
厚生労働省eJIM | ビタミンD | サプリメント・ビタミン・ミネラル | 一般の方へ | 「統合医療」情報発信サイト (ncgg.go.jp)
"免疫機能にかかわる「ビタミンD」の重要性 | コラム | 日本橋室町三井タワー ミッドタウンクリニック (mtc-nihonbashi.jp)
味つけ鰯の缶詰を煮汁と一緒に壬生菜を煮付けた一品です。壬生菜はすぐに火が通るので
缶詰と煮ると数分で出来上がるので、急ぎの時にお勧めです。栄養成分は下に表示のように
バランス抜群でビタミンDもしっかり摂れます。食材費二人分で200円ほど・・これも魅力です。
材 料
壬生菜 2株 200g ・・根元を切り落として4センチ幅に切る
味付鰯缶 1缶 150g ・・煮汁ごと煮る
調味料
和風だし 適宜
日本酒 大さじ 3 3cc
作り方
1.鍋に「味つけ鰯」缶の中身・煮汁ごと入れて中火にかける。
2.日本酒大さじ3を加え、煮立ってきたら壬生菜を加える。
3.壬生菜がクタッとなったら弱火に落とし、一呼吸おいて火を止める。
・・壬生菜や水菜は煮すぎると筋張っておいしくない。鍋に入れて
沸き立ったら、火を止めるくらいで丁度よい・・
4.味見して、物足りないときは和風だしか薄口など適宜加える。