男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

1464 スープたっぷりのビーフシチュー

2024年08月16日 | だし・調味料・スープ類
スープたっぷりの夏向きのビーフチューです。夏はどうしても食欲不振になりがちな
ので食べ易いようにサラっとしたスープ状に、味つけはしっかりにします。材料の分量
は多目かも知れませんが、これ位は食べて暑さに負けない体力にしたいと思います。
             
材料 ・・4人分          
角切り牛肉   400g ・・軽く塩胡椒をまぶしておく  
玉ネギ 2こ 300g ・・皮むきして(根をつけたまま)タテ4つに切る
人参   200g ・・皮むきして一口大に切る  
マシュルーム   100g ・・濡れ布巾で拭き大きいものは二つに切る
ニンニク   10g ・・皮と芽の部分を取り除いてみじん切り
インゲンマメ   50g ・・筋とりして5センチ長さに切り塩茹でしておく
             
調味料            
赤ワイン 1カップ 180cc        
フォンドボーペースト 1パック 22g ・・ハウス食品製    
ブイヨンペースト 1パック 30g ・・同      
デミグラスソース 6パック 300g ・・ハインツ日本社製    
バター 大さじ2 20g        
塩胡椒   適宜        
2.5カップ 450cc        
             
作り方            
1.鍋にバター大さじ1を溶かしニンニクを炒め、続いて(塩胡椒した)牛肉を炒める。
2.牛肉の色が変わったら(トレーなどに)引き上げておく。    
3.鍋に残りのバターを加えて溶かし玉ねぎと人参・マシュルームを加えて炒める。
4.玉ねぎと人参がしんなりしてきたら、トレーの牛肉をもどし、赤ワインを加え強火で煮る。
5.鍋の中が沸き立ったら、水とフォンドボーとブイヨンペースト加え中火で30分煮る。
6.途中でデミグラスソースを加え、20分ほど煮込む。      
7.味見して調え、火をとめてしばらくおいてなじませる。    
8.器に盛りつけ、茹でたインゲンマメを添える。      
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1463 ハッシュドビーフ

2024年08月15日 | だし・調味料・スープ類

今日815日は「お盆の日」、我が家の小さな仏壇にキュウリとナスに割り箸の足を刺した馬と牛をお供えしました。この馬の由来は、ご先祖が浄土と現世を行き来するときに乗るためのもので、「精霊馬」と言いキュウリは「迎えの馬」、ナスは「送りの牛」と言います。

 精霊馬は、(本来は)浄土真宗以外の宗派でお供えするそうですが、昨今では浄土真宗の家でもお供えするようです。お盆が終わったあとは、キュウリとナスに塩を振って清め、白い紙に包んで「燃えるゴミ」として廃棄します。

 お盆にご先祖が帰って来ると聞き、映画「ツナグ」を思い出しました。今から12年前の映画で、作家辻村深月さん作のファンタジックな小説を映画化したもの。主演は松坂桃李さん、共演は仲代達矢さん、遠藤憲一さんや亡くなった樹木希林さん、八千草薫さんなど多士済済です。

 「ツナグ」は、死んだ人と生きている人の仲立ちをし、満月の夜に二人を会わせる。二人が会うのは日の入りから日の出までの時間に限られる・・というお話。実際にはあり得ないはなしですが、映画を見ていると「ツナグ」という人がいるような気持になりました。

 もしも「ツナグ」がいて、死んだ人に会わせてくれるとしたら、わたしは73歳で亡くなった母親に会いたい、会って一言お詫びの言葉を伝えたい・その一念に尽きます。何をお詫びしたいの?と訊かれても、それはわたしと母親だけでしかわからないことです。人夫々に、亡くなった人のうちの誰かにそんな思いが一つや二つはあるもの・・と(わたしは)思います。

 映画「ツナグ」を見たいときは下のURLを検索して下さい。ただし「youtube」での視聴は有料(予告編は無料)になります。

ツナグ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画

ツナグ (youtube.com)

 レシピは「ハッシュドビーフ」と「スープたっぷりのビーフシチュー」です。殺人的な暑さが続いて、食べるものが淡白なものになりがちですが、時にはこういうのを食べて欲しいと思います。

短時間でできるハッシュドビーフです。私流では先ずソースを作ります。次に玉ねぎを
炒めてソースの鍋に入れ、牛肉を炒めてソースの鍋に入れて3~4分煮てできあがり。
作り始めて30分以内でできる(料理にかける時間を短かくしたい方向きの)レシピです。
             
材 料 ・・2人分          
牛薄切り   180g ・・3cm大に切り塩コショウを軽く振っておく
玉ねぎ 1こ 340g ・・2~3mmの半月に切る  
塩・胡椒   少々        
バター 大さじ 2 20g        
ソースの材料            
デミグラスソース 2パック 100g ・・ハインツ日本社製    
赤ワイン 1/2カップ 90cc        
トマトペースト 大さじ 2 20g        
トマトケチャップ 大さじ 2 20g        
ブイヨンペースト 1パック 30g ・・ハウス食品製    
             
1.ソースを作る            
フライパンにデミグラスソースと赤ワインを入れて中火にかける。    
沸き立ったら、トマトペースト・トマトケチャップ・ブイヨンペーストを加える。  
中火で3分煮て火を止める。          
2.玉ねぎを炒める          
フライパンにバター大さじ1を入れて火にかけ、玉ねぎを炒める。    
玉ネギが透明になったら1.のソースの鍋に移す。      
3.牛肉を炒める          
フライパンに、バター大さじ1を入れ、牛肉を炒める。      
肉の色が変わったら1.のソースの鍋に移す。      
4.玉ねぎと牛肉をソースと合わせて煮る        
炒めた玉ねぎと牛肉をソースに混ぜながら中火で煮る。    
3~4分中火で煮て、味見して調えて出来上がり。      
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1462 晒クジラと胡瓜の酢味噌和え

2024年08月06日 | 野菜類
晒しクジラ=関西では「おばけ」と言い、漢字で書くと「尾羽毛」。鯨の尾のところの
皮を塩蔵したものを薄く切り、茹でて脂を抜いたものです。薄く切った肉の繊維が
ほぐれて毛羽立っていることからこの名がついた・・と言います。  
             
材料            
晒しクジラ   80g ・・大きいのは3センチ大に切る  
胡瓜   60g ・・小口より薄切りして味塩(分量外)を軽く振っておく
湯通し若布   30g ・・3センチ大に切る    
茗荷(ミョウガ) 1こ 10g ・・斜めに薄切りする    
しその葉 4枚 20g ・・水洗いして拭き取っておく  
             
酢味噌の材料          
酢味噌   30g ・・市販の出来合いを使う  
カンタン酢   適宜        
砂糖   適宜        
             
作り方            
1.酢味噌の材料を合わせ、好みの味に調えておく。    
・・好みで、酢味噌に「からし」を少し加えても良い・・      
2.薄切りした胡瓜を軽く絞り、わかめと合わる。      
3.(2)のわかめと胡瓜にカンタン酢を小さじ1/2振って下味をつける。  
4.ボウルに若布と胡瓜、晒クジラを入れ酢味噌を加えて混ぜ合せる。  
5.最後に刻んだミョウガを加えて混ぜる。      
6.器の底にシソの葉を敷き、(5)を盛り付けて出来上がり。    
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1461 なすの一本漬け

2024年08月05日 | 野菜類

前回、高校の教科書「現代文B」に「日本語は非論理的か」と題する評論があるとお伝えしました。その文末には「このような意味でならば、なるほど、日本語というものは非論理的でもある、と認めねばならないのかも知れない」と結んであります。そして「このような意味でならば」の前に、「日本語の場合には、例えば「ぼくはうなぎだ」のような文にみられるように・・」とあります。ここで私は漱石の「吾輩は猫である」を連想し「ぼくはうなぎだ」=「吾輩はうなぎである」を言い換えたものか?と解釈しますが、読み進むとそうでないことが分かりました。

ネットを開き「ぼくはうなぎだ」と検索すると、日本語の文法に「ウナギ文」というのがあると書いてある。奥津敬一郎という人が『「ボクハウナギダ」の文法』という本を(1978年に)出して、日本語の「ダ構文」の解釈に大きな影響を与えたと言います。「ダ構文」とは「ABだ」という構文のことで、「私は山田だ」とか「私は大学生だ」というように使われます。この場合「AB」なので、「私=山田」とか「私=大学生」ということになります。

 「ぼくはうなぎだ」を「ダ構文」に当てはめると「ぼく=うなぎ」になるが、例えば、友人と食べ物屋に入って「君は、何にする?」と訊かれて、「うなぎにする」という代わりに、「僕はうなぎだ」ということもできる。この表現を「うなぎ文」と言い、枕草子の「春はあけぼの」いう文も「うなぎ文」と言います。関連のURLを下に置きます。

「僕はうなぎだ」ってどんな意味? 外国人が頭を抱えるヘンな日本語 | ダ・ヴィンチWeb (ddnavi.com)

 このように、日本語では「ABだ」の構文で「AB」の関係にならないものも多く、論理的ではない表現も正当な表現として通用してきた。この意味では、日本語は非論理的でもあるとも言えるかも知れない・と結論づけています。

 レシピは夏向きのもの二つ、「ナスの一本漬け」と「晒しクジラと胡瓜の酢味噌和え」です。暑さで食欲が減退しがちなときに、作って欲しい一品です。

なすを丸ごと漬けてみました。直径3センチ・長さ20センチほどのなすを使います。
漬け容器はプラスチック製(角型)で冷蔵庫に入る大きさが良い。1本丸ごとでは
漬かり難いときは、半分に切って漬けると一日で食べ頃に漬かります。  
             
材 料            
なす 6本 800g ・・水洗いしてヘタを落としておく  
大さじ2 20g        
砂糖 小さじ1 5g        
だしの素 1/2パック 4g        
1.5カップ 270cc        
焼ミョウバン 小さじ1 2g        
             
作り方            
1.漬け汁を作る          
分量の水に、塩・砂糖・だしの素を加えて煮立てて冷ます。    
適度に冷めてから焼きミョウバンを加えてよく混ぜる。    
2.ナスを板摺りする          
まな板になすをおき、(分量外の)塩一つまみを振って板摺りする。  
3.漬け容器に入れ2~3日        
漬け容器に板摺りしたなすを並べ入れ、漬け汁を加えて重石をのせる。  
漬けあがりまで2~3日、置き場所は冷蔵庫内がベスト・・ムリなら涼しいところ。
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