種苗会社の通販で、「あけひめ」というかぼちゃのタネをみつけました。
かぼちゃ栽培は経験があるので買い求め、5月にタネマキします。
三株育ち、真夏になって勢いよく育ち、次々に実をむすびました。
かぼちゃはアメリカ大陸が原産。大別して、西洋かぼちゃ、東洋かぼちゃ、
ペポかぼちゃの三つあります。スーパーでみかける黒皮かぼちゃは西洋
かぼちゃ、ひょうたん型の鹿ケ谷かぼちゃは東洋かぼちゃ、ズッキーニや
ピーナツかぼちゃが、ペポかぼちゃです。
かぼちゃは恐慌作物として荒地でも育つと言いますが、つくってみると
強健でした。昭和の食糧難のころ、痩せ土に植えてもけっこう収穫があり
ました。塩田の土手に穴をほり草などを埋めて魚の頭などをまぜこみ、
そのうえに人糞=ウンコを入れて土をもどし、かぼちゃのタネをまきます。
これが大きく育って実をつけ、わたしたちの胃袋を満たしてくれました。
いま考えると、そのころの子供はたくましかったですね。自分たちが食べる
ものを、自らの手でつくった・・わたしが、裏の土手でかぼちゃをつくったのは、
小学3~4年のころです。その時代、みんなそうでした。いまの子供が、その
ころと同じ境遇になったときどうしのぐのか・・年寄りの心配であります。
栗かぼちゃのの皮は難い・・かぼちゃを煮るというとき、かぼちゃを切るのはわたしの役目です。
家人は、端っから自分で切る気なんてなく、わたしに切るように命じます。おいしいかぼちゃは
皮がとても硬い。ともすると包丁がすべってケガをすることがあるので、注意して切り分けます。
材 料 かぼちゃ 1/4カット 300g
水 1カップ 180cc
鰹まる 大さじ 1 10cc
淡口醤油 小さじ 1 5cc
酒 大さじ 3 30cc
みりん 大さじ 2 20cc
バター 1センチ 20g
作り方 かぼちゃを一口大に切る
冒頭に書きましたが、かぼちゃの皮は硬い。
カットしたかぼちゃなら、カットした
切り口のほうから切ると、切りやすい。
煮あがりを、きれいにしたいときは、面取りをするが、
家でのお惣菜につくるなら、面取りは不要・・このまま煮る。
なべに、切ったかぼちゃとバター以外の調味料を入れて、
火にかける。はじめは強火、わきたったら中火にする。
グツグツしだしたら、バターをのせて、弱火にする。
かぼちゃは、皮は硬いが火の通りははやい。
中火で煮ると煮崩れてしまいます。
おとしぶたをして10分程度。煮汁がなくなるころには
おいしく煮えています。
かぼちゃのバター焼き
かぼちゃは、火の通りがはやいので、薄く切るより厚い目に切る。
そのほうが、甘味があって、おいしく焼ける。
かぼちゃを、半円形の形なりに、6~7ミリの巾に切る。
大きなかぼちゃなら、3~4こに切り分けてもよいし、
横半分の弓形にしてもよい。
それをバターで焼くだけ・・余計な味つけは不要。
バターのしおあじだけでじゅうぶんおいしくいただけます。