昨日のニュースで、
和歌山医科大の医師が、家族の強い希望で88歳の方の人工呼吸器をはずされ、
そのことが寿命を縮めたという事で、書類送検されました。
終末末期医療の考えは,本当に日本は遅れています。
20年位前から、僕の大学では老人医療と終末医療についての卒論班がありました。
妻は15年前に「死ぬ瞬間」という本に出会っています。また
ぼくが出会った本に「マハーサマーディー」という言葉がありました。
これは自然死の仕方みたいな事を意味しています。もっと宗教的ですが。
終末には管をいっぱい通さずに、自然に死にたいという人たちのグループ
を作った、元ソニーのペンネーム天外サンが書いた本の中にありました。
このグループは今はホロトロピックという名前になって活動しています。
僕の場合以前にも書きました理想の死に方をご覧下さい。
親子はもっとコミュニケーションをとっておくべきです。
「親の死ぬ事を考えてるのか!」と怒る親は、
自分の事しか考えていません。
子どもが戸惑わないようにしてあげて欲しいと思います。
それにはちゃんと死ぬ事を考え、そのためにはどんな生き方を
すればいいかを考えたり、伝えたりするのがいいと思います。
「死・生」について勉強していくと、
僕は「死」は敗北だとは思わなくなりました。
もちろん自殺はだめです。殺人ですからね。
普通に自然に死に逝くことは、案外楽なんじゃないかと思います。