僕の師匠は、
「精神安定剤は精神固定剤である。」と言い切った。
僕もそう思う。
最近「鬱」の方が多くなっている。
他の鍼灸師と話す事の中にもそのようなことが増えている。
「増えたましたね。鬱状態の方が。気の不足をすごく感じますね」
等です。そして「薬をどんどん増やす医師の気持がわからない」
とも話しに出ます。そして思い出すのが「精神固定剤」。
つまり落ち込んだ状態のまま、それ以上落ち込まないように、
向精神薬(抗不安剤、精神安定剤、睡眠薬等)を投与します。
でも、その状態から這い上がれない方は、どんどん薬が増える上、
そこに立ち止まったまま、人によっては、医師に不信感を募らせる。
それ以上落ち込まなくなったら、元気になりたいと思うのは当たり前です。
そこで「薬を減らしていきましょうね・・」という医師に出会えた方はラッキーで、
副作用などで症状が増えていく方にそのつど薬を増やすタイプの医師に出会ったら、
僕的にはアンラッキーだと思います。
先にも書きましたが、「気」の不足をすごく感じます。
「気」を補い、めぐりを善くしていけば、時間的には個人差はありましょうが、
薬は減っていくと思います。先ず「元気になりたい」という気持、
「薬を減らしたい」という気持が湧き出るように・・鍼灸はいいと思いますよ。
そうそうヨガで脱出したという人も知っていますが、
ヨガについては僕は知らない世界ですので質問されてもお答えできません。