万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

国益を損ねる千葉法相の留任

2010年07月14日 14時49分47秒 | 日本政治
「美人スパイ」の国籍剥奪=英への渡航不可能に(時事通信) - goo ニュース
 イギリス内務省は、自国国籍のロシア人スパイを、国益を損ねるとして、国籍を剥奪することを決定したそうです。どの国でも、自国に害を与える人物を取り締まり、必要とあらば排除することは、政府の当然の仕事です。

 それに引き替え、我が国の千葉法相は、イギリスの真逆です。拉致事件の実行犯の釈放嘆願書にサインをしたり、法務大臣に就任しては、不法入国者に対して法を無視した甘い措置をとったり、自国の社会秩序を混乱させるような法案を制定しようとしたりと、自国の利益を害する活動のオンパレードです。先日の参議院選挙で落選したのも、”法務大臣には不適格”、との判断が国民から下ったからに他なりません。千葉法相は、自由も、民主主義も、法の支配も、何も理解しておらず、法務大臣としての権力を自らの利益のために悪用しているのです。

 千葉法相の暴走振りからみますと、法相自身が、何処かの国の”スパイ”なのではないかと疑うほどです。これでは、我が国の国益は損なわれる一方ですので、民意に従い、潔く、辞任していいただきたいと思うのです。それが、法務大臣として最もふさわしい態度なのではないでしょうか。

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コメント (5)
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