スペイン国債440億円分、中国が購入(読売新聞) - goo ニュース
中国が、元安政策の副産物でもある大量の外貨を米国債の購入に充ててきたことは、よく知られています。最近では、外貨準備の運用先の多様化を積極的に進めており、スペイン国債の大量購入も、この政策一環と言えそうです。
ところで、中国は、スペインのみならず、世界各国の国債を買い集めているようです。日本国債の購入額も、近年、拡大を続けており、年金の給付の拡大に伴い、公的年金が、国債の放出額を増やしている現状を考えますと、中国は、最大の日本国債保有国となりそうです。おそらく、中国政府は、元安政策を念頭に、外貨運用のリスク分散を図り、インフレやバブルをも抑制したいのでしょうが、各国の国債の大量購入は、国際経済の不均衡をさらに悪化させ、さらにはG20で合意された財政再建をも遅らせてしまうかもしれません。しかも、政治的なリスクの発生も否定できません。
中国の国家外貨管理局が、スペイン国債への大量に買い取ったことで、市場では、スペイン国債への安心感が広がったようです。しかしながら、中国政府が、米国債の売却をカードにアメリカ政府に対して、再三、政治的な脅しや圧力をかけていることを考えますと、やがて、世界各国は、中国マネーに屈してしまうことになるかもしれません。看板ではあれ、共産主義国家が、マネーを武器に世界を牛耳ることになろうとは、誰が、想像したことでしょうか。
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中国が、元安政策の副産物でもある大量の外貨を米国債の購入に充ててきたことは、よく知られています。最近では、外貨準備の運用先の多様化を積極的に進めており、スペイン国債の大量購入も、この政策一環と言えそうです。
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中国の国家外貨管理局が、スペイン国債への大量に買い取ったことで、市場では、スペイン国債への安心感が広がったようです。しかしながら、中国政府が、米国債の売却をカードにアメリカ政府に対して、再三、政治的な脅しや圧力をかけていることを考えますと、やがて、世界各国は、中国マネーに屈してしまうことになるかもしれません。看板ではあれ、共産主義国家が、マネーを武器に世界を牛耳ることになろうとは、誰が、想像したことでしょうか。
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