武田斉紀の「ブレない組織、ブレない生き方」 真のリーダーには高い視点が必要だ 経団連もJAも、業界の利害を主張するだけではリーダーになれない(日経ビジネスオンライン) - goo ニュース
原発の再稼働をめぐっては、経団連は利益を優先し、安全を後回しにしていると、批難する意見があります。企業の社会的な責任を果たしていないと・・・。因みに、労組からも、増加を続ける失業を背景に、原発の再稼働を求める声が上がっていますので、この要請は、経団連に限られたことではありません。
経団連批判によれば、原発は、安全性が確保されてから再稼働すべきであって、それまでの間は、再生エネの普及で対応すればよい、とのことです。しかしながら、この見解は、時間というファクターを無視していると思うのです。何故ならば、現時点では、再生エネルギーは原子力発電に代替できない一方で、電力不安とエネルギーのコスト高が、刻一刻と日本国の経済を蝕み、産業を空洞化に導いているからです。つまり、時間との闘いである場合には、将来の見通しに過ぎないヴィジョンを、目下の問題の解決策として提示することはできないのです(再生エネの急速な普及は、スマート・グリッドが未整備な現状では無理…)。しかも、ストレステストが終了するまでの間、再度、1000年に一度の規模の地震が発生する確率はそれほど高くはありませんので、全ての原子炉が停止状態とならないように、順次に安全を確認してもよいはずです。全原発を一斉に止めるほど、第二の原発事故の危機が迫っていると主張することは、いささか過剰反応であり、詐術的でもあると思うのです(”おれおれ詐欺”のような危機の煽り方…)。
再稼働が許可される頃には、日本の経済も産業も衰退し切っているのでは、やはり、”騙された”ということになります。また、安全か利益かという対立構図を根拠とした経団連批判にも、安全な原発という方向性を無視したミス・リードがあります。原発の再稼働問題については、あくまでも、現実の問題を見据えた上での、地に足のついた判断が必要なのではないかと思うのです。
よろしければ、クリックをお願い申し上げます。
![にほんブログ村 政治ブログへ](http://politics.blogmura.com/img/politics88_31.gif)
にほんブログ村
原発の再稼働をめぐっては、経団連は利益を優先し、安全を後回しにしていると、批難する意見があります。企業の社会的な責任を果たしていないと・・・。因みに、労組からも、増加を続ける失業を背景に、原発の再稼働を求める声が上がっていますので、この要請は、経団連に限られたことではありません。
経団連批判によれば、原発は、安全性が確保されてから再稼働すべきであって、それまでの間は、再生エネの普及で対応すればよい、とのことです。しかしながら、この見解は、時間というファクターを無視していると思うのです。何故ならば、現時点では、再生エネルギーは原子力発電に代替できない一方で、電力不安とエネルギーのコスト高が、刻一刻と日本国の経済を蝕み、産業を空洞化に導いているからです。つまり、時間との闘いである場合には、将来の見通しに過ぎないヴィジョンを、目下の問題の解決策として提示することはできないのです(再生エネの急速な普及は、スマート・グリッドが未整備な現状では無理…)。しかも、ストレステストが終了するまでの間、再度、1000年に一度の規模の地震が発生する確率はそれほど高くはありませんので、全ての原子炉が停止状態とならないように、順次に安全を確認してもよいはずです。全原発を一斉に止めるほど、第二の原発事故の危機が迫っていると主張することは、いささか過剰反応であり、詐術的でもあると思うのです(”おれおれ詐欺”のような危機の煽り方…)。
再稼働が許可される頃には、日本の経済も産業も衰退し切っているのでは、やはり、”騙された”ということになります。また、安全か利益かという対立構図を根拠とした経団連批判にも、安全な原発という方向性を無視したミス・リードがあります。原発の再稼働問題については、あくまでも、現実の問題を見据えた上での、地に足のついた判断が必要なのではないかと思うのです。
よろしければ、クリックをお願い申し上げます。
![にほんブログ村 政治ブログへ](http://politics.blogmura.com/img/politics88_31.gif)
にほんブログ村