万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

民主党の”面子”が国を滅ぼす

2011年12月17日 16時09分16秒 | 日本政治
原発停止なら電気料金値上げ検討も…電事連会長(読売新聞) - goo ニュース
 民主党政権は、菅前首相が”脱原発”を言い出した手前、意地でも、点検中の原子力発電所の再稼働を許さず、一旦は、全原発を”停止”させるつもりではないかとする憶測があるようです。

 もっとも、”脱原発”を実現する、とは言っても、原発の全停止状態を一時的に実現させた後には、再稼働を許可する方針とも伝わります。つまり、自らの”面子”を保つために、全く無意味で非合理的な行動をとっているのです。一方、産業や国民にとりましては、民主党の”面子”のために、莫大なコストと不便を強いられています。電力のコスト高と供給不安は、収益の悪化と産業の空洞化を促進しますし、冬場に電力が不足しますと、健康を害する国民も続出することが予測されます。民主党政権の迷走は、マニフェストに固執した「子ども手当」などにも見られましたが、掲げた看板を下ろせず、他者に負担と犠牲を押し付けながら、あくまでも自己の”面子”を保とうとする姿勢は、国民ではなく、自己満足のために政治を行っているとしか思えません。

 民主党政権は、”事業仕分け”により無駄の削減に努めていることをアピールしているようですが、最大の無駄は、”面子”のための政策なのではないでしょうか。そしてそれは、国民をも、感情が支配する非合理な世界に巻き込んでいると思うのです。

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