万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

前代未聞の韓国人文化財窃盗対策としての博物館新設

2014年11月29日 15時59分59秒 | アジア
長崎県、対馬の仏像盗難対策で博物館新設へ 中村知事が表明(産経新聞) - goo ニュース
 長崎県では、対馬において韓国人による文化財窃盗事件が相次いでいることから、新たに博物館を新設し、寺社や個人から文化財を預かって保存することを検討しているそうです。窃盗対策の博物館新設とは、これこそ、前代未聞の事件なのではないでしょうか。

 奈良、京都、鎌倉…といった古都には、夥しい数の寺社仏閣があり、安置されている仏像だけでも相当な数に上ります。歴史・文化的な価値のみならず、市場価値も高い文化財であるだけに、窃盗団から狙われやすく、警備のための労力や設備も並大抵ではないと想像されます。しかしながら、純粋に劣化を防ぐために徹底管理が可能な場所に保管するということはあっても、窃盗対策のために文化財を博物館に納めるといった話は、つゆとして聞いたことがありません。何れの寺社仏閣でも、レプリカではなく、本物の仏像がそのまま信仰の対象として息づいており、地元の檀家や氏子の信者のみならず、内外の参拝客や観光客をも魅了し続けているのです。レプリカともなれば、興ざめする人も少なくないはずです。対馬において、このプロジェクトが実際に実施されるとしますと、島民の人々は、レプリカを拝むことになるのですから、たとえ窃盗対策であったとしても、もろ手を挙げては賛成できことでしょう。

 もっとも、年間30万人近く対馬を訪れるという韓国人観光客は、この新設の博物館を見て、少しは反省するかもしれません。何故ならば、新設の博物館こそ、対馬が韓国人窃盗に悩まされてきたことの証となるからです。そして、お寺から移されて展示されている御仏像もまた、物言わずとも、韓国人観光客を諭してくださることでしょう。

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コメント (8)
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