このところ 勉強会が続いている
昨日 秋田県公文書館の
古文書解読講座二回目へ行ってきた
午前は
男鹿港に異国船がやってきた話
「当月朔日(一日) 昼八つ時過ぎ(午後二時ころ)異国船…」
ロシアの船が男鹿沖に現れ
小舟でやってきた頭(かしら)風の男が
村人にロシアの金を見せ
「あの林を売ってくれ」と迫った
しかしそれはできないと断ったが引き下がらず
仲間を連れてまたやってきて
そこに積んであった薪を
小舟に積んで持って行った…
これからまた色々交渉があったが
最後は勝手に林の木を切って
帆船に積んで帰っていったそうだが
北海道で男鹿への薪代金を
置いていったそうだ
午後は
私たちにはどうも苦手な「秋田の戊辰戦争」
それは…会津を守るために立ち上がった
「奥羽列藩同盟」から
秋田は離脱したのだ
いまだに「秋田は裏切り者」と
思われている
「徳川慶喜天下の形勢やむを得ずを察し…」で始まり
大政奉還したはずの慶喜に
反逆の動きがあるとして東北各諸藩に
「慶喜を討て」との
号令がかかる
秋田藩が受け取った書状を
当時の家老・戸村十太夫が
書き写していた
戸村家は横手の所預かり
戊辰の役で横手城は落城
ではどうして一連の書状が
戸村家に残っていたか
十太夫は息子の大学に家督を譲り
藩の家老として
久保田(現秋田市)屋敷で暮らしていた
このように
残ったからこそ詳しい経緯がわかる
古文書の大切さを改めて思い知った