教室のスケッチ会で出かけた愛知県常滑市の「やきもの散歩道」の作品②は、焼き物を素材にした道路や展示物から絵にした3枚を掲載しました。
金属や石、木片などを本来の機能や目的外の使い方をして創作するのをオブジェといい、現代美術の用語だそうですが、焼き物でできた小路も立派なオブジェアートと言えますね。
今月11日に「やきもの散歩道スケッチ①」として掲載した3枚の絵の中にもありますが、写真撮影やスケッチの人気スポットになっている坂道の通りは、その代表でしょう。
土管や瓶(かめ)、壺、あるいはそれらの破片を組み合わせた壁面や路面。土管や瓶がそのために焼かれたものなのか、不良品だったのを利用したのかはわかりませんが、焼き物の里らしい装飾性だけでなく、雨の日も滑る不安の少ない通りに感心しました。
置物も、お馴染みの招き猫や狸だけでなく、女性像やロダンの「考える人」など、職人たちの遊び心も通りを飾っています。