名古屋に14校ある名古屋市立高校の第67回名古屋市教育祭・高等学校展覧会が16日、市民ギャラリー栄で開幕しました。書道・美術・家庭・写真の部活動や授業の成果から集められた作品展で、21日(日)まで。
ビルの7、8階にあるギャラリーの全フロアに学校ごとに展示された作品からは、個人制作であれ、共同制作であれ若々しい意欲と情熱、そして学校生活を楽しんでいる様子が伝わってきます。
作品に添付された「作品の意図」欄に、私は今の高校生活をすごく楽しんでいるので、この4字熟語を選びました、とある書道作品の文字は「百花繚乱」
「悠」の1字だけを書いた作品の添え書きには「私は高校野球が大好き。名前に悠の字が入った選手を見つけて応援しています」
高校生時代って、いいなあ。
海岸の堤防を力強く歩く少年の下半身、プラットフォームの電光掲示板、ネコの足の肉球だけを撮った写真にも驚きました。僕にはなかなか思いつかないカットです。
かといって、大人の絵画展などでしばしば目にするような、無理やり奇をてらったような作品は見当たらなかったことに好感を持てました。
美術部門で目にとまった1枚は、点描で少女の夢の世界を描いたような8号ほどの作品。「1ヶ月半かかりました。完成した時は本当に感激しました」との文が添えてありました。宝物になるでしょうね。
「4校が合同合宿したという三重県・安乗崎灯台での絵画も。ここへは僕たちの水彩画教室でも出かけたことがありますが「ああ、こんな構図もあったのか」と気づかされる絵が何枚かありました。