お絵かきや、写真撮影などを趣味にする人たちの「成果を発表する秋」の到来です。市区町村の文化センターやギャラリーの展示会場では、11月上旬ごろまで、そうした展覧会が目白押し。ご近所さんの傑作をご覧に出かけられてはいかがですか。
日本画・洋画・書・写真・工芸・・・。高齢化時代を反映してカルチャーセンターや生涯学習センター、60歳以上が入学条件の名古屋市高年大学「鯱城(こじょう)学園」、それに街なかの絵画教室、工房など、60歳、70歳からの手習いに励む人たちでいっぱい
美術団体の会員展・公募展などのような完成度の高い作品は少なくても、夢中になって制作された作品を目にすると楽しくなります。
19日、名古屋・東区の地下鉄ナゴヤドーム前矢田駅そばにある市民ギャラリー矢田で21日(日)まで開催中の第66回東区美術展を拝見してきました。
区民数が少ない区だけに出展数も多いわけではありませんが、力作が目立ち、勉強になりました。
その1枚が工芸部門の「東山動物園の貴公子」と題して、大きく羽を広げた孔雀を描いた市長賞の作品。孔雀の一枚いちまいの羽根はもちろん、背後の花木も克明に描いています。工芸部門に対する知識が乏しい僕ですが、審査員評の「手を抜くことなく描いている」には同感です。
僕も「東山動物園の仲間たち」のテーマで動物の水彩画を描き、このブロブにも掲載させてもらっていますが「手を抜かず」を心がけます。
洋画部門の市長賞「ポットンホース」。100号の大作で、2人の子供たちが遊んでいる姿を淡い色調でのびのびと描いています。僕も中年男たちを描いたりはしていますが、いつかは女性や子供たちをこのように描きたいものだと思った次第です。
写真の「やあやあ」。見事な構図に驚き、仏像の表情にこちらも笑ってしまいました。
※市長賞の作品のみ、日本画・洋画・書・工芸・写真の順で掲載します。
いずれも、僕の写真技術の未熟さと額のアクリル面の反射などで十分ではありません。実際の作品はもっと見事です。