さあ、サクラの季節です。横綱のソメイヨシノは、東京でいち早く開花宣言が出たものの、名古屋ではジグザグな気温の変化もあって、開花予想日は27日とか26日とか、あるいは28日・29日などと毎日のように揺れ動いています。そこで露払い・太刀持ち役ともいえる何種類かのサクラのうち、2種類のサクラの様子を見てきました。
東区のオオカンザクラと中区のカンヒザクラ。オオカンザクラは、ほぼ満開の状況でした。
【オオカンザクラ】
東区のオオカンザクラは、地下鉄桜通線の高岳駅2番出口を出てすぐの桜通泉2丁目の交差点を左折、飯田町交差点、文化のみち二葉館を経て白壁、芳野2丁目に続く1・4キロの並木道。
東区のホームページによれば、1961年(昭和36年)に、地元の「名古屋で真っ先に咲くサクラを」との要望に、16本のオオカンザクラを植えたのが始まりとか。年ごとに増え、現在では樹高5~10メートルの約140本が、本格的な春の訪れを演出してくれます。
ほぼ満開。通りを行く市民も、時おり足を止めてスマホを向けたり、自撮りを楽しんだりしていました。
【カンヒザクラ】
カメラに収めたのは中区の錦通、名古屋観光ホテルの向かいにある下園公園内。濃紅紫色の釣り鐘状の花をびっしり付けた2本のカンヒザクラがあります。
花弁が下向きにぶら下がるようにして咲き、花径も小さいので何分咲きと言っていいのか分かりませんが、咲き始めて間もないようにも思えました。