風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

(楽書き雑記「庭に咲く『土佐下野(トサシモツケ)』です」

2019-05-10 07:56:28 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

小枝に白い小さな花をびっしり付けた花。自宅の庭に咲く土佐下野(トサシモツケ)です。コデマリと似ていますが、コデマリのように枝ごと垂れることはなく、花の枝を横に広げている感じです。

バラ科シモツケ属。シモツケは日本や朝鮮半島、中国など広く分布する落葉低木樹ですが、日本では下野の国(現在の栃木県)で多く自生していることから下野(シモツケ)と命名されたと言われています。

その後、似た花の自生地が見つかり、その地名を下野の頭に付けたようで、故郷の土佐(高知県)で自生するのは土佐下野(トサシモツケ)というわけです。岩場に多いのでイワデマリという別名もあるそうです。

数年前、フラワーセンターで苗木を目にして購入、狭い庭の一部の草花に立ち退いてもらい、この時期の主役になっています。

シャクヤクの蕾も大きくなってきました