定年後は水彩画描きを楽しみ、年に一度は個展を開く――。
こんな目標を立てて実践している名古屋の佐藤英機さん(78歳=緑区)の個展が28日、名古屋市民ギャラリー栄で始まりました。今年で17回目。6月2日(日)までです。
子どものころから描くことが大好きでしたが、2001年に会社勤めを定年退職してからほとんど独学で腕を磨き、全国各地へスケッチに出かけて描いてきました。
こうした努力と継続が実って、区民展や公募展などにも次々に受賞。毎年この時期に同じ会場で開かれる個展を通して、いわゆる「佐藤ファン」も増えており、開幕初日から多くのファンが訪れていました。
今年も個展会場に並ぶのは、8号サイズ風景画約30点。
①樹木②水辺③光と影④家屋をテーマに、名古屋城の内堀や自宅近くの公園のヨシの池、公園のシンボル樹、農家の廃屋などを描いた作品が並んでいます。