風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「やっとお目覚め=庭に咲くオキザリス」

2020-01-13 06:39:13 | 日記・エッセイ・コラム

 

 
朝日が昇ると小さな5弁を開き、曇りや雨になると閉じて夕方には早々とお休みになる――。
庭の吊るし鉢に植えてある、おとぎの国のお姫さまを思わせる花「オキザリス」が、やっと眠りから覚めたようです。

オキザリスは世界で800~850種もあるとか。花や葉の姿形、開花期もさまざまのようですが、我が家はピンク一色と、白にピンクの筋が入ったのとの2種類だけで例年、初冬から真冬にかけて花の少ない庭を彩ってくれています。

ところが今冬は、12月中旬には蕾が開花直前を思わせるほど大きくなったのに、正月が過ぎても閉じたまま。「毎日いい天気なのに、何時まで寝ているつもりなの」と言いたくほどでした。

想像ですが、やはりこの暖冬のせいでは、と思いたくなります。名古屋でも最高気温は連日10度以上、18度という日も。各地から「スキー場をオープンできない」「菜の花が七分咲き」「ヒマワリが咲いた」などのニュースが届きます。

かといって、全ての花が暖かければ咲くというものではないはず。冷気を感じなければ花芽が動かないのもあるでしょう。オキザリスの開花のメカニズムは知りませんが、ヒトにとっても植物にとっても、とんでもないこの冬のようです。。