風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「日本デザイナー芸術学院名古屋校の第52回卒展へ」

2020-01-22 06:47:13 | アート・文化


日本デザイナー芸術学院名古屋校の第52回卒業制作展を、名古屋市の愛知県美術館8階ギャラリーで見てきました。
会場に並ぶグラフィック、イラスト、アート、キャラクターなどのデザイン作品。磨いた腕と表現力の競演を見る思いでした。展覧会は26日(日)まで。

卒展らしく知恵を絞り、制作に取り組んだ意気込みが伝わってきます。
志賀直哉や坂口安吾らの小説のワンシーンを立体作品に。作品の傍らにはシーンのページに付箋を付けた小説が置いてあり、ページを開いて鑑賞させてもらいました。

細かく砕いた陶磁器の欠片を繋ぎ合わせて作った「ひらがな」文字で万葉集の歌をプリントした令和らしい作品も。
ボルトなどの金属部品を組み合わせて制作したデザインには、しばらく見とれました。

漫画やアニメ映画のフレーズを喜怒哀楽に分類して描き、64枚のTシャツにプリントした力作もありました。


陶磁器の欠片でつくった「あいうえお」㊤でプリントした万葉集㊦