公園や文化施設などの多くで、真っ先に迎えてくれるのは花壇です。岩石やレンガ、廃材、コンクリートブロックなどによる囲いや仕切りのレイアウト。色とりどりの季節の花々で描かれたデザインは魅力です。
一見、管理は比較的用意に見えますが、どうしてどうして。花の種類や色が多く、育ち具合も一律ではありません。除草や花殻摘み作業も、バラやショウブなどと同様に休めません。
そこで、季節ごとにかわる「この時期この花壇」を、時おり掲載したいと思います。
第一回は、日ごろ散歩でも立ち寄る名古屋市農業センターの花壇です。
入場門を入って直ぐの楕円形の花壇では今、色とりどりのビオラが花数を増やしています。
説明用プレートによると、ここの花壇や鉢植えの花々は、センターでタネから育てています。ビオラは昨年8月中旬にタネを蒔き、10月下旬に811株を植え付けました。ヒヨコ、ハート、音符を描いてあり、除草や花殻摘みのための作業路を設けるのに苦労したようです。