リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

夢のような贅沢だった

2015年03月06日 | 日々の風の吹くまま
今日もいい天気。ビクトリアでは恒例のフラワーカウントの日。ボランティアが一斉に外に出
て水仙、スノードロップ、クロッカスなど、咲いている花の数を1本、2本と数え、集計して全
国に発表する。今頃は特にロッキー山脈の向こうはまだ冬の真っ盛りだから、もっこもこに
着込んで震えている東部人たちを悔しがらせてやろうという、まあ、ちょっとした「イジワル」
というところ。この冬は何十年ぶりと言う厳冬だったトロントの人間たちは地団太を踏んで悔
しがるかもしれないな。どんなもんだ、あはは。

きのうはシーラにかなりの数のジグソーパズルを引き取ってもらったけど、数えてみたらま
だ39個もある。シーラが使い終わったら病院や介護ホームに寄付すると言っていたので、
カレシが一計を案じて介護ホームで暮らすママに電話。娯楽室のようなところがあって、ジ
グソーパズルは喜ばれると聞いて、よし決まった。今度ママのご機嫌伺いがてらトラックに
積んで持って行こう。「でもさぁ、せっかくいつかやるつもりで買ったんだから、何個か自分用
に残しておいたら」とカレシ。そうだなあ、やっぱりメリー・コーンのだけは取っておこうか・・・。

メリー・コーン(Merry Kohn Buvia)は「ナイーブ派」のアメリカの画家。12年くらい前にサン
フランシスコのユニオンスクエアに近い画廊が並ぶ通りを歩いていて出会ったサンフランシ
スコをモチーフにしたかわいらしい絵。思わず、これ、欲しいっ!そのときは免税枠ぎりぎり
の値段のごく小さな絵を買って来たけど、どうしても大きな絵が欲しくなって、とうとうオリジ
ナルを1枚を買ってしまった。木枠の大きな箱に入って画廊から送られて来た絵は送料と関
税と通関料も払ったら70万円くらいになったかな。ワタシにとっては夢のような贅沢だった。
その後住まいのあるモンテレーに会議で行ったときに会うことができたけど、とっても品の
良い、素敵な人で、モンテレー水族館勤めの婚約者(その後結婚)と一緒に閉館後の夜の
水族館を案内してくれた。

      

暖炉の上にかけてあるワタシの宝物。写真はちょっと曲がってしまったけど、背景に霧にか
すむゴールデンゲートブリッジが見える。見ているとなんともユーモラスな絵で、創作講座で
この絵を元に愉快なストーリーを書いたのを送ったら、とっても喜んでくれた。引っ越したら
よく見えるところにかけないとね。ジグソーパズル、メリーの絵柄のを5個、取っておくことに
した。最初に買った小さい絵は↓