リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

芝居でちょっと息抜きして

2015年03月25日 | 日々の風の吹くまま
雨模様。シーラとヴァルが来て掃除。追加仕事を片付けて、やっと仕事ゼロ。ニューヨーク
から何も言って来てないけど、めでたく「お払い箱」かな。ま、頃合を見計らって引退の挨拶
をするつもりだったから、めんどうがなくていいや。チーム編成の声がかかっていた4月の
大仕事もたぶん来ないだろうな。ここは(私が主分野にしている)法律関係が専門で、世界
中にぐるっと事務所があるんだけど、最近は翻訳者を機械扱いしているみたいな要求が多
くて、何だか急速に「ブラック化」しているような感じま、。ワタシはご隠居さん化しつつある
ので、互いにあさっての方向か・・・。

今夜はArts Clubの『Vanya and Sonia and Masha and Spike』(ワーニャとソニアとマー
シャとスパイク))という長ったらしい名前の芝居のオープニングナイト。早めに夕食をして、
小雨の中をスタンリー劇場まで。観光用のトロリーバスが待っていて、レセプション会場の
アウディのショールームへ。ピカピカの新車がずらり。ワタシは真っ赤なスポーツカーがいい
なあ。ぶっ飛ばすならウィスラーに通じる風光明媚な99号線か。(白髪だらけだなんけど)
髪を風になびかせて、思いっきりぶっ飛ばしたら、さぞかし気持がスカッとするだろうな。(あ
あ、やっぱり相当にストレスためてる・・・。)

弁護士のリチャードが来ていたので、世間話的に基本的な質問には世間話的な説明。ポー
ルを知っていて、「評判というものがあるから、うちはしっかりしたエージェントからしか依頼
は引き受けない」。そうだろうな。カレシも納得度が上がったかな。ニューウェストミンスター
で狙っている物件があると言ったら、ちょっと「ニューウェストかあ」という表情。(カレシ曰く
「まだあまり人気がないってことだ」。)でも、過熱市場(バンクーバーの戸建て市場)から比
較的クールな市場(郊外のコンドミニアム)に移るのは賢明だけど、値上がりの期待や投資
目的よりも、自分が住みたいと思うところを探すのがハッピーエンドになるよ、と。

芝居は2013年のトニー賞で最優秀作品賞を獲得したコメディで、いたるところにチェホフ
の引用が登場する。特にすぐ衣服を脱いでパンツ1丁になりたがるスパイクがしっちゃめっ
ちゃかに愉快だったし、地元演劇界大ベテランのジェイ・ブラゾーが演じるワーニャは何とも
いえない味があった。最後は思わず涙が溢れて来てしまったけど、今夜は楽しかった。さて、
明日からまた仕事モードになるみたいで・・・。