リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

鯛を釣り落としたけど・・・

2015年03月20日 | 日々の風の吹くまま
春分の日。公式に「春初日」。かなりの雨で、桜がどんどん散って行く。東部の沿海州では
まだ大雪だそうで、今頃は「バンクーバーに引っ越そうよぉ」という声が聞こえているかもし
れない。水曜日と木曜日は仕事をしながらの引越し作戦でしっちゃかめっちゃか。やっとオ
ファーを出した物件には別のオファーも入ったから、さあタイヘン。相手は不動産エージェン
トということで、たぶん値上がり益を見込んで1年か2年住んで売るつもりだろうな。戸建て
市場が過熱して、コンドミニアム市場も動き出したと言うことかな。結局は、買値は私達が少
し上だったけど、相手の「条件なし」には敵わない、気に入っていたのに鼻先でさらわれてし
まった。

カレシがいちゃもんをつけまくってオファーが遅れたせいだけど、2人とも気落ちして何となく
憔悴気味。仕事の調子が上がらないのを自分のお尻を叩いてがんばっていたら、ポールか
ら、代替候補に上げておいたニューウェストミンスターの物件のアポが取れたから3時15
分に来いと電話。うじうじしていられない。さっそく雨の中を車を飛ばして行った。場所は最
初に見に行ったワンフロア独占のペントハウスがある建物から3ブロック上がったアップタ
ウン地区。市の「ダウンタウン」と位置づけられていて、モールまで徒歩2、3分という、便利
さでは逃した物件とさして変わらないし、環境的にはカレシが気に入っているところ。

築3年にならない新しい26階建ての23階で137平米。住んでいる所有者は年配の韓国
人夫婦。奥さんが体調を崩して、療養のためにしばらく韓国に帰ることになって売りに出し
たということだった。中に入ったとたんにカレシが目をつけたのが大きなデッキ。ひとつは屋
根なしで、日当りが良さそう。床面積はやや小さめだけど、かえってこじんまりしていいかな。
キッチンの脇には冷蔵庫のようなキムチメーカーが置いてあった。主寝室では家族の写真
を見ながら、奥さんが「これはロンドンに留学中の娘で、こっちがアメリカ留学中の娘で、こ
れが息子」。一男三女だそうで、うちは子供がいないから羨ましい、と何か昔から知り合って
いたような感じ・・・。

値段がけっこう高いけど、こっちはカレシが大いに気に入ったようだし、できるだけ明け渡し
時期を延ばしたいようなので、願ったり叶ったり。おい、カレシ、失敗から学んで、今度こそ
はぐずぐずしないでオファーを出さないとね!