リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

仕事をやめたくなるとき

2015年03月24日 | 日々の風の吹くまま
あぁ~あ、くたびれた。疲れちゃった。何かわけのわからないシンクタンク(ほんとは「think
tank」だけど、「sink tank」って呼びたくなる)の仕事が終わってやれやれと思ったら、合間
にねじ込んだ小さい仕事の原稿に変更が入った。典型的に日本的にまんがチックなPR文
書なんだけど、あっちゃこっちゃに手を入れて、入れまくって、もう真っ赤。今ひとつ満足でき
ないのかもしれないけど、それだったら満足するまでひねり回して、会心作の最終稿を送っ
てくれないかなあ。急がせるだけ急がせておいて、決めかねてるなんて、何なのよ。まあ、
必死で取った大企業からの発注だろうから失敗したくないのはわかるけど・・・。

くたびれたぁ~と愚痴っていたら、今度はニューヨークの会社から夕食時(あっちは午後8時
過ぎ)に電話がかかってくるは、赤丸爆弾付きのメールが飛んでくるは。何なんだと思ったら、
訳上がり2000語くらいの法律書類を今夜中にやってくれないか、だって。軽く2000語って
言うけど、日本語原稿だと約4000文字。原稿用紙を隙間なく埋めて10枚。訴状だかなん
だか知らないけど、法律関係はややこしいんだから、徹夜でもしなければ「今夜中」にやれ
るわきゃないってば。

時間的に見て、東部では徹夜でやってくれる人が見つからないから大陸の西の果てに一縷
の望みをかけて電話して来たんだろうけど、現実感がなさすぎ。ワタシは投入口にざざっと
日本語をぶちまけると反対側から英語がじゃらじゃら出て来る機械じゃないの。ちょっとムカ
ついたので、担当のジェニファー嬢に「ご指示の時間枠では不可能です。徹夜するには年
を取りすぎています」と返事をしちゃった。いくら極楽とんぼのワタシでもくたびれたら機嫌が
斜めになって、へそのひとつやふたつ曲げるんだから。

どんなに好きな仕事であっても、天職であっても、やめたくなるときがある。きっと誰にもそう
いうときがあるんじゃないかと思うけど、最近は日本語の意図するところがわからなくなって
来た気がするし、もうさっと引退しちゃってせいせいしたい気分。早く新居を見つけて、ぼん
やりと遠くの地平線を眺めて悠々自適の隠居暮らしをしたいなあ・・・ほんとに。