リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

バブルがなかなか弾けないのは

2015年03月11日 | 日々の風の吹くまま
きのうは仕事、仕事で開けて暮れた感じ。今日はシーラとヴァルが掃除に来て、ケーブルテ
レビ会社のお兄ちゃんがデジタルボックスの設置に来て、両方がかち合ったから、家の中
がちょっと込み合った感じ。みんなが帰って、家の中が静かになるかならないかのうちに隣
のパットから電話。カレシが「またかよぉ」と渋い顔で出たら、裏のブロックで売りに出ていた
家が売れたと言うニュース。

一丁先の築15年の家はすごい値段だったのに1週間足らずで売れたようだけど、この古
家も「売家」の看板を立てて3週間であっさり売れたということか。老人が赤の他人である隣
の家の間借り人に世話になった礼にと遺言したという家で、提示価格は1億円ちょっとだっ
たけど、それ以上で売れたらしい。いくら戸建てでも、築60年のボロ家を億で買う人はいな
いと思うから、買い主はたぶん建売業者だろうな。ということは「新築用地」として売出すこと
に決めた我が家もポールが設定した値段かそれ以上で売れるかもしれないってこと・・・?

前世紀の日本のバブルのような様相だけど、膨らみ過ぎと言われながら一向に弾ける気配
がなくて、逆に加熱しているのは海外から投資家や移民が入って来るから。まあ、どっさり
抱えて来たお金はまずどこかにpark(一時駐車)する必要があるわけで、そこで一番安全
なのは銀行や株じゃなくて不動産。で、大金持は商業ビルを買い、小金持は高級住宅地の
豪邸を買い、プチ小金持はちょっといい地区の新築戸建てを買い、庶民はコンドミニアムを
買う、というところ。特に中国人は新築好きなんだそうで、ちょっと古いけど手入れの行き届
いた「素敵なおうち」には興味がないらしい。初物好きの日本人もそうだけど、他人の手垢
がついた「中古品」は汚れ物でランクが下という感覚なのかな。

じゃあどんどん新築すればいいということになるけど、バンクーバー市内の住宅用区画(lot)
にはもう全部家が建っていて、新しく造成できる土地がまったく残っていないから、新築する
には古い家を潰すしかない。人口が増えれば上に向かう(高層化)しかないけど、そのため
にブロック全体の数軒の家をまとめるので、戸建て用地はさらに減って、供給が需要におい
つかなくて値上がり。いっそのこと市営ゴルフ場(3ヵ所)を売って宅地にしたらどうかと思う
けど、市は集合住宅しか建てさせないから、戸建て用の区画は増えない。需給逼迫はまだ
続くのかな・・・?