リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

男の更年期というもの

2015年03月15日 | 日々の風の吹くまま
3月15日はIdes of March。ローマの独裁者になったシーザーは占い師に「3月15日に気
をつけよ」と言われたのに、聞かなかったから暗殺された。まあ、何しろ泣く子も黙るローマ
の独裁者なんだから、そんな占いにびくついてられるか!という心理だったのかも。今も独
裁者じゃなくてもワンマン何とかにそういうのが多い。イギリスでは傲慢は人格障害の一種
として研究している学会まであるとか。周りが見えない、人の意見を聞かない・・・木を見て
森を見ないどころか「木」そのものになって、「オレは巨木だから倒れっこない」。はて、長い
間不動だった巨木はけっこう中が空洞化していたりするけどな。

夕食の支度をしていたら、テレビでチュー・ワンティン(曲婉婷)というシンガーソングライター
のドキュメンタリーか何かをやっていた。ハルビン生まれでカナダ(バンクーバー)在住。歌手
としてアジアでは人気だそうだけど、北米では無名。バンクーバーでも若い中国系以外には
まったく無名だったのが、歌手としてではなくて月光市長の「恋人」として一躍有名になった。
去年だったか奥さんと別居していたことが公になり、「不倫の噂があった」と言った市議会の
反対会派を名誉毀損で訴えたのに、選挙が終わったとたんに市長は若い歌姫とツーショッ
トで大はしゃぎ。ま、50歳なら、男の更年期なのかなあ・・・。

市長選では中国系の票集めや寄付集めに奔走したと言う話で、番組でもなかなか強かな
女性という印象。月光市長どん、ちょっと頭を冷やした方がいいよ。男の更年期ってのは、
カレシに言わせると熱病ウィルスみたいなものだそうで、悪質なのに罹ると高熱に浮かされ
て重態になるとか。自分が自分でなくて、周りは見えないし、人の意見はよけいなお世話。
やっと熱が引いて正気に戻ってみたら、人生が取り返しの付かない事態になる寸前で、今
度はパニックという合併症。まあ、たしかにそんな風に見えなくもなかったな。統合失調症に
なったかと疑ったくらいだもの。(引越し関わる徹底した対話の後で「あの頃」を普通に語り
合えるようになったのは想定外のご利益・・・。)

テレビをちら見したカレシ、「何かきな臭いな。あいつが市長になったせいでバンクーバーは
薄っぺらな都会になったよな。土地っ子のオレがもういいよって思うくらいに」。そう、何かと
漠然と住み難さを感じるようになったよね。ま、それも引っ越したい病の原因のひとつなん
だけど・・・。