リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

定年退職したサラリーマンもこんな気持?

2018年09月12日 | 日々の風の吹くまま
9月11日(火曜日)。雨、曇り、晴れ。明け方の最低気温がだんだんひと桁に近づいて来て、
もう早々と秋深しの感。でも、この冬はエルニーニョが戻って来るという予想で、そうなったら
寒波や大雪は勘弁してもらえるんだけどな。太平洋北西岸のこのあたりは「夏は涼しくて冬
は温暖」な西岸海洋性気候で、短い夏は乾期、冬は長い雨期。聖書のノアの洪水のジョー
クが出るくらい雨が降るところなのに、ラニーニャのおかげでこのふた冬ほどは寒波と大雪
に悩まされたから、そろそろ普通のびしょびしょの「温帯雨林の冬」に戻ってほしいな。

きのうお断りした校正レビューの話にばかていねいな返信があって一件落着。担当のコー
ディネーターは若い人のようで、何だかちょっとマニュアルっぽい対応だったな。まあ、大き
なプロジェクトを担当する部署だから、どうしてもチーム作業になって融通が利かないところ
があるのかもしれない。いつものコーディネーターさんはもう最初の会社から数えて2度の
合併、買収を経て20年近いお付き合いだから、けっこう阿吽の呼吸で効率よく行けるんだ
けど、まあ、世紀が変わって人間も変化しているわけだから、この業界のビジネス様式も変
わって来ているのかもしれない。旧時代の産物のワタシにはやっぱりリタイアの潮時だな。

ということで、本気で「はい、リタイア決定」となったのはいいんだけど、精神的にどっと緩ん
だ感じで落ち着かないからヘンな気分。定年退職して、次の日から満員電車に揺られて会
社に行って夜遅くまで残業しなくてもよくなったサラリーマンはうれしくて気持が弾むのか、
それともしばらくは調子が狂ってしまうのか、どっちなんだろうな。ワタシの場合は通勤とい
うものがなかったし、全盛期は仕事があれば月月火水木金金で徹夜も厭わず、毎日10時
間も12時間も働いて、仕事がなければ週末という変則的な暮らしだったから、「いつ仕事が
入ってくるかわからない」という常時待機しているような気構えが不要になるだけのことなん
だけど、それでも気持の切り替えはすんなりと行かない気がする。困ったもんだね、まったく。

でも、仕事をやめても(家事はするけど)「主婦業」はやらない方針だから、12月初めまでの
「休業期間」の間に頭の中に巣食っている「仕事魔」の亡霊を追い出して、遊びいっぱいの
リズムに慣れたら、やりたいことに熱中していいリタイア生活も軌道に乗るだろうと思うけど。