リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

年に1度のパレードに雨を降らせたのは誰だ

2019年05月26日 | 日々の風の吹くまま
5月25日(土曜日)。☂☂☁。今日はニューウェストのお祭り「ハイアック・フェスティバル」のパレード。Rain on someone’s parade(パレードに雨を降らせる=楽しみを妨害する)という言葉があるけど、ほんとにやな雨。外れが多いくせに、こういうときには当たるのが天気予報。それでもパレードが始まる11時前には、歩道に半分突き出しているオーニングの下にぽつぽつと見物の人の姿が見えて来た。中にはキャンプ用の折りたたみ椅子持参の人もいて、これはもう筋金入りのニューウェスター(ニューウェストミンスター市民)だな。半世紀ほど続いているローカルのパレードなので、絶好のパレード日和でも歩道に人があふれることはないから、見物スポットはいつも選り取り見取り。

カレシが7番ストリートを降りて行って6番ストリートを上がって来れば、パレード見物とウォーキングの一石二鳥になると言うので、しっかり雨の装備でおでかけ。マンションの前の道路には屋台トラックや手芸品などを売るテントがずらりと並んでいて、よく見たら地元選出の連邦議員のテントも。あはあ、今年の10月に連邦議会の総選挙があるからだな。ジャスティン君が率いる自由党政権は地元ケベックが震源地のスキャンダルで低空飛行中だから、万年野党の左派政党の院内総務である議員氏もさぞわくわくしていることだろうな。ま、ワタシは絶対に投票しない政党だけど、ニューウェストでは強固な地盤を持っていて、その流れを汲む若い市長と市議会(全6議席を独占)はけっこうよくやっていると思う。

幹線道路の6番ストリートが通行止めになったせいで、下の方まで数ヵ所の交差点のほとんどがFour-way stop(全方向一旦停止)になっている7番ストリートはちょっとした渋滞。ロイヤルを回って6番ストリートを上がって来たら、3番アベニューで下って来るパレードの先頭に遭遇。ロイヤルウェストミンスター連隊の音楽隊を先頭に軍用車両が何台、続いて士官候補生の音楽隊と隊員。軍隊としてはちょっと頼りない感じだけど、主に予備役で構成される連隊だからいいか。しんがりは(小さい)大砲で、すれ違ったとたんに後ろでズドンッとやられて飛び上がってしまったけど、軍楽隊のリズムに合わせて、イチ、ニ、イチ、ニと手を振ってウォーキング。

帰り着いた後は窓からパレード見物。市民グループの中にはブラスバンドや踊りを含めた子供たちのグループもいて、雨具に動きを邪魔されながらの行進。何日も一生懸命に練習して来たんだろうと思うとちょっとかわいそう。午後には雨がやんで、夕方には日が差して来たから、よけいに恨めしい雨だなあ。でもまあ、また来年があるから・・・。